セクシーの現在地〜町田ゼルビアvsモンテディオ山形(10/7)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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この数週間で、激動に晒されているゼルビアサポーター。なんとサイバーエージェントが事実上の買収をすることに。記者会見の内容を信用するならば、敵対的買収というよりホワイトナイトっぽいですが、果たして、数年後に「東京ゼルビア」とか「町田渋谷ゼルビア」とかにチーム名が変わっていたりはしないだろうか。ちなみに、一連の報道によって、初めて「サイゲームス」の“サイ”が「サイバーエージェント」の“サイ”であることを知ったよ。

乗り込んで来たのは山形。チームカラーとしても、監督さんのキャラクターにしても、失礼ながら“地味の極地”といった印象。今シーズンら、着実にプレーオフを狙える位置に付けていますが、そのポジションも、また、モンテディオっぽい。注目すべきは、町田にも所属していたことのある南でしょうか。ピッチ外の部分さえ安定すれば、J1でも十分にやっていける、ヨミウリ印のタレント。覚醒まで、あと、もう一歩!

 

■前半

この日は午前中、四谷あたりをフラフラしてから新宿へ。「ステーキしゃぶしゃぶパンドラ」でランチを食べたのですが、美味しかった!どこぞの、いきなり感溢れるお店も悪くないですけど、普通に席に案内されて、普通にメニューを渡される店の方が落ち着きます。四十路オヤジとしては。この店、ディナータイムは「5000円で、ちゃんとした牛肉を食べましょう!」みたいな雰囲気なのですが、ランチのコスパは抜群。日本の「ランチは宣伝なので利益率度外視!」文化に乾杯でございます。

で、新宿からは、小田急ではなく京王線に乗って、敢えて京王永山を目指す。20代を多摩地域で過ごしたワタクシとしては懐かしのグリナード永山なわけです。ボウリング場はまだあるのか。TSUTAYAはなくなったんだなぁ。みたいな感慨に浸りながら鶴川行きの神奈中バスに乗る。日曜日の昼下がり、高齢化久しい多摩ニュータウンということで、団地にお帰りになるシルバーの方々も多く、かなり混雑していたぞ。というか、永山駅始発でなく、聖蹟から来ているのだから、一つ手前のバス停から乗れば良かったのか。

 

ともあれ湯船バス停で下車して野津田へ。ホイッスルが鳴ってピッチを眺めると、町田にはいつもは違う光景が。それまではゼルビアにおいて「ファンタジスタ枠」を担当していた平戸がボランチの位置に入ってましたね。その相方は土岐田。直近のシーズンでは随分と序列を下げている印象もあったのですが、コンディションが整ったということか、復活してきました。シーズン終盤にベテランの状態が上がるというのは頼もしいものです。

対する山形は、全体としては押し込んでいたのですが、町田のカウンターの際には、いろいろ危なっかしかった。まず、右CBの西村が危なっかしかった。フォルム遠目からは日本人離れしていて、大坂なおみパターンの人かと思われましたが、トータルテンボス藤田やスキマスイッチ鍵盤さんのパターンらしい。それから、もう一人、GK櫛引も危なっかしかった。飛び出してハイボールにかぶったり、パンチング空振りってのは、素人目にはドキドキしてしまうぞ。

 

■後半

前半から、どちらかと言えば山形のが、相手ゴール前に迫る回数は多かったんですよね。ただ、なんせ、相手は相馬ゼルビア。鹿島流ブラジルイズムですから、敢えて山形を誘い込んでいる可能性もなくはない。なんてことを考えてはいたのですが、後半になっても大勢は変わらなかったので、そういう噛み合わせのゲームだったようです。

早めにスタジアムに到着して、少しスタンドでウトウトしていたからかもしれませんが、それなりに両ゴール前でクロスが飛び交っていたものの、どうにも気持ちが高ぶらない。悪く言えば“塩試合”あるいは“塩分高め”ってな様相。とはいえ、これはクオリティが低かったってな話ではなく、むしろ両チームのカラーがクッキリ出た試合と評価すべきかもしれませんね。スコアレスドローで勝ち点を分け合う結果となりました。

話は突然変わります。『スーパーサッカー』限定かもしれませんが、ワールドカップで45度から2ゴールを決めたからって、乾貴士にとってのあのゾーンのことを“セクシーゾーン”って言うんですか? 野洲高校時代の『セクシーフットボール』にひっかけて。そういう話を耳にするたび、乾貴士楠神順平の格差が広がったなあと複雑な気持ちにもなる。352の左WBが乾で、右WBが楠神だったんですよ(左右が逆だったけな?)。

ってことを踏まえて、この試合を振り返ると、複雑な気持ちはさらに深まる。前半からシステムの噛み合わせからでしょうか、サイドの大外は山形にイニシアティブがあった。なので、そこの優位をさらに高めようと木山監督も手を打ちます。後半途中か、左WBとして起用されたのが、まさかのプリンス汰木ときたもんだ。プレースタイル的には鎌田大地みたいな選手。それがWBか。それはそれで結構なのですが、・・・だったら、楠神で良いじゃん。高校時代のポジションなんだから。。。