田村翔太が胸に熱い〜栃木SCvs奈良クラブ(8/30)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□JRと私鉄の駅の距離感が似ているダービー

栃木と奈良、、、どちらも海無し県ですね。必然的に山あいの土地柄。まだ栃木県は東京寄りの栃木市のみならず宇都宮市くらいまでは平野多めで、それより遠くが果てしない山間部ですけど、奈良の場合は最北端で京都大阪寄りの奈良市を越えると、もはや永遠に一生果てしない山間部。また、栃木の場合、果てしない山間部に観光都市・日光があるので、栃木の方が山奥感は薄いですかね。

そんな栃木県の県庁所在地は宇都宮市、宇都宮といえばJRの宇都宮駅東武宇都宮駅の距離が微妙に離れていて鬱陶しいことで全国に名を馳せてます。いや、馳せてはない。認識しているのは多くが地元民でしょう。ただ、実は県庁所在地のJR駅と私鉄駅の距離が微妙に離れているという点では奈良も同じなんですね。JR奈良駅から近鉄奈良駅って、まあまあ鬱陶しい。違いといえば、宇都宮はJR駅がメインなのに対し、奈良は近鉄駅がメインなことくらいでしょうか。

 

□直近悪くない対決

さて、近鉄特急で京都に出て、新幹線で東京、さらにはスペーシアで乗り込んできた?奈良クラブは、ここ5試合3勝1分1敗で順位は6位。上々ですかね。小田切さんに監督が代わってからは5勝2分3敗のようです。やはり上々。それにしても前監督の中田一三氏は残念ですねえ。ペルソナ時代から、どうにも自分の正義が前のめってしまう。四中工のレジェンドなので頑張ってもらいたい気持ちは山々なのですが。

迎え撃つ栃木SCの成績は、ここ5試合で3勝0分2敗で順位としては9位。降格組としては物足りないですが、J2経験チームは軒並み苦戦してますからね。そんな中で直近は3連勝。3連勝した相手は沼津、群馬、栃木シティ。今シーズン低空飛行の沼津はともかく、同じ北関東のライバルである群馬と栃木シティを破ったことは勢いに繋がるでしょう。しかも小林監督に加えて樹森さんという頼りになるコーチも獲得した。期待したいですね。

 

□(ほぼ)442対決

というわけでピッチに目を移します。まずは奈良クラブですが、最終ラインが鈴木大誠・澤田雄大・奥田雄大+ユイェチャンという並び。雄大と大誠と雄大、、、やっぱ名前に“大”ってあると、身長が高くなんですかね??なんてアホな感想は措いといて、システムは4231だったのかな?前線は百田と中島賢星のペアだったんですけど、相手が4バック&2ボランチだったこともあり、必然的に守備時は横並びになっていることが多かったんで442と言えなくもなかった。

一方の栃木SCは、すっかりJ3のチームになりましたね。何がJ3かというと先発の面々。おったまげるほど若い。太田・吉野・岩崎・大森が大卒ルーキー。ね、J3っぽいでしょ。しかも五十嵐は大卒ルーキーと同い年で青島と川名は大卒2年目。まさにJ3。システムはスポナビアプリでは3421予想だったんですけど、実際はコバさんの代名詞とも言える442。キックオフ当初は川名が最終ラインまで落ちることもあったような気がしないでもないですが、気がつけば442。

ともあれ前半の攻防ですが、川名のカットインゴラッソで栃木SCが先制します。WBではなくSHに配置したコバさん采配ズバリといったところでしょうか。追いかける奈良クラブは小田切的パスサッカー。もうねゴリゴリのパスサッカー。何度も鮮やかなパスワークが発揮されてましたよ。パスサッカーって響きだけで条件反射的に「プププ(笑)」ってなる人も増えてきた今日この頃ですが、でもやっぱりパスワークが発動すると爽快感がありますね。

 

□田村翔太vsオタボー&矢野貴章

後半も追いかける奈良クラブが攻めまくる。ハーフコート状態。ただ前半とは違って繋ぎ倒すというより、最少手数を意識しているような感じ。そんな中で光ったのがユイェチャンの左足。アーリークロスの球質が良かったかと思われます。あまりエグって折り返すという感じではなかったので、ってことは本来は守備軸足なのか?

ともあれ防戦一方の栃木SCは守備の耐久力を上げるという方策を選択。まずは攻撃型SBの福森に代えて守備職人の高橋を入れる。さらに苦し紛れのロングボールでも何かを起こせそうなオタボーを前線に投入しました。対する奈良クラブはそれと同じタイミングで田村翔太というカードを切ります。た、田村翔太⁈うそん、いつの間にかJリーガーに返り咲いていたのか。四中工が全国準優勝したときの、浅野・田村の田村ですよ。浅野は浅野拓磨。しかも高校時代と同じ17番(四中工のエースナンバー)を付けてる。これは熱い。そして、その田村翔太が同点ゴールを決めるんですよ。最終ラインとの駆け引きから一瞬のスピードで裏を取って流し込んだ、まさに浅野・田村なゴール。泣けてくる。調べてみたら今シーズン6点目(!)だらしい。知らないうちに完全復権じゃないか。

他方、今度は勝ち越しを目指さなくてはならなくなった栃木SCは気がつけばオタボー&矢野貴章という、なんだかワクワクする2トップになっていた。実際にいくつか良い形もあったんですけどスコアを動かすには至らず、同点のままタイムアップを迎えたとさ。