完敗!〜なでしこvs北朝鮮女子代表(12月15日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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■前半

に、しても、ですよ。これまでのエントリを読んでくださったことのある方ならわかると思うのですが、ワタクシ、相当緩い職場で月給を頂戴してます。平日ナイターの日でも、普通に余裕を持ってスタジアムに到着できていたり。ってことなのに、よりによって、こういう日だけ、夕方から会議かよ!と。いかにE1という、価値があるのか無いのかよく分からないマイナーなコンペティションとはいえ、決勝戦ですよ。その日に限って、会議なのですよ。

 

 

会議の入ることが決まってから試算した結果では、場合によっては後半開始にも間に合うか間に合わないかって感じになりそうでした。のですが、不幸中の幸いとでも言いましょうか、予想より少し早く会議が終わったので、ハーフタイムの途中くらいには到着できました。まあ、平日ナイトマッチの場合、多くの清く正しく美しいサラリーマンの皆さんは、どうやってもこれくらいのことになるというか、それでも贅沢極まりない愚痴だったりするのでしょうけど。

 

 

ともあれ、日比谷線に乗って、八丁堀て京葉線に乗り換えて蘇我を目指します。この一週間で3回目の蘇我、3回目の八丁堀乗り換えですから、すっかり慣れっ子さんですよ。後ろの方の車両に乗れば、素早くJRの改札を通れる、と。ただ、7時とかですからね、帰宅のラッシュとしては、最も混雑する時間帯なのかしら。ってことを考えると、思いのほか京葉線は激混みとかにはならないのかもしれない。味スタに行く時の京王線に比べるとスペースがあった。

 

 

なんなら、もうこのまま京葉線の住人になってしまおうか、と。京葉線沿線って、面白いですよね。海浜幕張とか新浦安とか、めっちゃ未来都市。この前、新浦安で途中下車したときはビビりまくりでした。それから、稲毛のあたりにはリーズナブルな公団がありますよね。いま住んでいる部屋に引っ越すときに公団も有力な選択肢としていて、けっこうしっかりと調べたのですが、稲毛の公団は安い!多摩とか赤羽みたく、老朽化してはいるのかもしれませんが、貧乏時代が長かったワタクシには無問題!

 

 

■後半

そんなわけで、試合を見たのは後半だけですので、後半に見た範囲の光景を。まず北朝鮮ですが、例によってクラシカルな442です。最終ラインで横幅を作って、丁寧かつ無難にビルドアップしていくスタイル。縦パス命でもなければ、ショートパス中毒でもない。最終ラインをはじめとしてフィジカルが自慢が多いのですが、攻撃に関しては2トップのうちフィジカル系の12番ではなく機動力溢れる11番の方が日本にとっての脅威になっておりました。

 

 

なぜ11番が脅威になるかと言うと、日本の最終ラインが危なっかしいから。なかでも鮫島が危なっかしい。将来の自分の嫁さんをあまり悪く言いたくはないのですが、やっぱり、CB鮫島は怖いっす。確かに、抜かれた後のカバーリングについては秀逸なんですよ。でもね、SBならいざ知らず、CBは抜かれたり追いかけざるをえなくなったりしないことが大切じゃないですか。往年の中西永輔みたいに、いったんは裏を取られることを前提とした守り方は、見ている側にとって心臓に悪い。

 

 

ともあれ、CBが、CBとしてはポジショニングに難があるとなると、必然的にバイタルはゆるゆるになるのですよ。そのゆるゆるのバイタルで自由を得たフィジカル自慢の12番さんに思いっきりロングシュートを決められて先制を許したなでしこ。なんとか反撃を仕掛けようとするのですが、右サイドの攻防でものの見事に1対1をぶっこ抜かれて追加点を許します。個の差と言えば個の差なんですが、ディレイを許されない状況になっている組織の方に、より大きな問題があるような。

 

 

攻撃においては、パスが繋がらなかったり、トラップが乱れたり、精度不足っちゃ精度不足なんですけど、こちらもやっぱり、選手の距離感とか鬼パスで状況を打開せざるを得なかったりって部分の方に、課題を感じる。どうにもチームとしてのフォーマットが見えないですし、拭いがたい閉塞感が否めないのです。厳しい言い方をすれば「このまま時計の針を進めたとしても、そこには何も生み出されなさそう」って印象を受けてしまったのです。

 

 

 

■日本代表に一言

□テーマ

阪口夢穂問題

□内容

阪口夢穂といえばダブルボランチとして澤の相棒を勤めた選手というイメージが、ひょっとしたら、今でも強いのかしら? フィジカルが強くて足下も上手いのでボランチにうってつけの存在です。ですのですが、フィジカルが強くて足下も上手いので、ボランチ以外のポジションにもうってつけだったりします。いったいこの選手の適正ポジションはどこなのだろうか、と。高校サッカーの10番みたく、場合によっちゃ、10番なのにセンターバックをやってるぞ、みたいなことになりかねない。

 

 

このチームにおいて阪口夢穂の存在感は図抜けている。ビルドアップをやらせても、ターゲットにならせても1番機能するのが阪口。なので、展開に応じて最終ラインに落ちたかと思いきや、猛然とダッシュして最前線に構えたりもする。それだけ素晴らしい選手であるということですが、こと、このチームに限って言えば、この選手はビルドアップに専念すべきかもしれません。なんせフォーマットのないチームですから、完全独力でビルドアップを成り立たせられるのは、この人しかいない気がします。