「つまり、日本は4チーム中3番目のチームだったということですか?」ってな試合【ボスニアヘルツェゴビナvsデンマーク】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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ボスニアヘルツェゴビナ  vs  デンマーク[キリンさん 06月03日]

ここのところ、代表関係の試合が多いですよね。真面目に見てますよ、録画を。合間を縫ってミッドウィークのJリーグを見にフクアリに行ったりしつつ。一応、サラリーマンなんで、一日に何試合も見られない。まず日本代表を優先的にチェックする。ゆえに、この試合を再生したのは、日本vsボスニアヘルツェゴビナの試合を見た後でした。つまり、時系列的には逆転しているのです。となると、「へぇ、初戦はそういうことになってたのね」ってことが、まま、あった。

 

 

例えば、この日のボスニアヘルツェゴビナのスタメンは、日本戦と何人かが違っていた。つまり、日本戦では初戦とメンバを入れ替えていたのです。問題は、どちらか来日メンバーでいうところのベストメンバーなのか、ということ。デンマーク戦がレギュラーで日本戦が来日メンバーの中でも1.5軍相当だとしたら、なかなか切ないぞ。他方、デンマークは、あまり2ラインが綺麗じゃなかったのでフォーメーションがわかりづらかったのですが、それもそのはず、ワタクシかが画面越しに判断する限り、中盤ダイヤモンドの442だったのではなかろうか。そもそも、〈44〉の2ラインは存在しなかったらしい。

 

 

ともあれ、日本戦ではボスニアヘルツェゴビナの強さを見せつけられたので、さぞかし、悠々とした勝ち上がり方で初戦を突破したのかと思いきや、むしろ、序盤から優勢に試合を進めていたのはデンマークじゃありませんか。相手がブルガリア戦でなければ、というか、日本は初戦敗退していたのではなかろうか。クワバラクワバラ。そこの心配を見越してのマッチメークだったとは思いますが。協会のオトナたちが、その辺の皮算用を間違えることはないでしょうし、さすがに。

 

 

先制したのもデンマークショートコーナーからエリクセンがシュートを放ち、こぼれたところに立派なタトゥーを湛えるケアーが詰めて押し込みました。なんせ、ボスニアヘルツェゴビナが勝ったという結果を知っていますから、「でも、すぐにデンマークは追いつかれたんでしょ」とか思っていたら、その後も全体としてデンマークのペース。そして、前半40分とかにはカウンターから追加点まで決めてしまった。さすがは小野のチームメートで有名なトマソンの母国だけのことはある。

 

 

後半の開始からボスニアヘルツェゴビナは選手を2枚替え。ホジッチとブランチッチが投入されたことで、両SBを除いて、ほぼ日本戦と同じ構成に。ジェフ千葉に例えると、トップ下で先発した長澤をボランチに下げ、トップ下に町田也真人を入れるようなイメージの選手交代で、その効果は覿面。後半はボスニアヘルツェゴビナが一方的に攻め立てる展開に。良かった良かった、日本戦では出来の悪い前半の面子ではなく、出来が良かった後半の面々を基軸に臨んできたのが。

 

 

ともあれ、息を吹き返したボスニアヘルツェゴビナは後半の5分過ぎにジュリッチが空中戦での圧倒的なパワーを見せつけて1点差に追い上げるシュートを叩き込みます。・・・そんなボスニアヘルツェゴビナの攻勢も、後半20分過ぎに退場者を出したところで万事休す!かと思いきや、追いついたねぇ。コラシナツがオラオラオラとサイドを突破し、ドSなグランダーのクロス。そこにジュリッチがオラオラオラと突進して押し込みました。試合はPKでの決着だったんですね。シュマイケル息子の奮闘も及ばす、デンマークが勝ちを取りこぼしました。