「でもJリーグはJリーグのスタイルで良いよね。」ってな試合【ドルトムントvsユベントス】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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ドルトムント 0 vs 3 ユベントス[CL準々決勝nd 03月20日]

「さてさて、両チームともどんな感じでサッカーするのかな?」なんてことを考えるわけですね、最初の15分くらいは。様子を見る。そんな時間帯に、あっという間にユーベが先制してしまいました。テベスのドッカンミドルで。これでユーベは、1stレグでの貯金も合算して随分と優位に立ちます。イタリアのチームがリードしたら、やることは決まっています。そう、相手に攻めさせるのです。たとえ残り88分あっても、攻めさせながら時間を殺していくのです。

 

 

が、前半の半ばにアクシデントが発生します。ユーベの圧巻は、中盤のハードネスだと思うのですが、そこの主役たるポグバが筋肉系だかなんかのトラブルで交代を余儀なくされます。そこでアッレグリ監督は即座にバルザリを投入し532(3322?)へとシフトチェンジ。中盤のガテン系が1人減ることになりましたから、「少し守備の強度が下がるのかも」って思っていたんですが、そこはビダルですよ。この人ひとりで中盤の潰し役を全部やっちゃってました。

 

 

ハーフタイムが明けると、ドルトムントは矢継ぎ早に選手を交代し、同点ゴールを目指します。3枚のカードを後半15分くらいまでに使い切ってしまったので、せっかく地上波中継をしたフジテレビもがっくしです。何せ、「今日はもう香川は出てきませんよ」ってことをサッサと通告されてしまったわけですから。そんな極東のテレビ局の都合などお構いなく試合は進み、ドルトムントの攻めあぐねも募っていきます。全くユーベ守備陣のブロックを越えられない。

 

 

そうこうしているうちに、国内リーグ戦で勝ち慣れているユーベは、勝者のメンタリティを見せつけるように追加点を叩き込みます。前掛かりになったドルトムントをあざ笑うかのようなマルキージオの縦パスにモラタが抜けだして決めきりました。で、最後はテベス。これまたガラ空きのドルトムント陣内を高速カウンターで抜け出して、そのまま圧倒的な決定力でシュートを突き刺します。チームにフィットしているときのテベスは、ホント、凄い。ユーベは得点を決めたモラタとテベスを次々とお役御免とさせるなど、余裕綽々の試合運びで、ドルトムントを完封し、いまやセリエAで唯一となってしまったビッグクラブの沽券を世界に示すこととなりました。

 

 

 

なんだったかの記事で読んだのですが、サッカーの試合でアウェイサポにゴール裏を譲り渡すのはJリーグくらいのものらしい。なるほど、この試合を見ていると、ほぼほぼ360度ぐるりとドルトムントサポーターが囲んでおりました。Jリーグみたいに猫も杓子もレプリカユニを着ているって感じではなかったので黄色一色はなかったですけど、確かに「ユーベサポはどこにいるの?」ってくらいに圧倒的なホーム感を作り出していて、それはそれは素晴らしかった。

 

 

ただ、その記事では、要するに「サポーターがそんなお人好しの、ぬるいスタンスだからダメなんだ!」って論調だったんですけど、「それはどうかなぁ」とか思います。だって、日本のサッカーを強くしたいなら、日本人のメンタリティに即したサッカー文化を作らなければならない。そう考えたとき、あまりにもアウェイサポを虐げると、やっぱり日本人って、そこに罪悪感を感じるんだと思うんですね。今よくあるみたく「アウェイサポのみなさま、遠路はるばるようこそ!」くらいのスタジアム作りがちょうど良いんだと思います、日本では。