「座席選びは難しい」の周辺をウロウロと…2013年シーズンのJリーグを振り返る・スタンドの住人達

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■座席改革原案[横浜FCvs徳島(3月10日)]

1人でサッカーを集中して観戦することを目的にスタジアムを訪れるワタクシには、どうしても、「できれば近くの席になりたくないなぁ」って人々がいます。

 

 

例えば子どもの集団ですね。〈親御さん23人に子どもが10人近く〉みたいなパターンです。もちろん子どもがスタジアムに親しむことは絶対的によいことなんですよ。でも、ですね、彼らは最初の5分しかサッカーを見ないんですよ。それ以降は、ただただ騒いでいるんですよ。試合の脈絡とは関係なく奇声を発するのですよ。

 

 

最近はわかりませんが、一昔前の味スタ(FC東京主催)では、ファミリー優先ゾーンがありましたよね、確か。できれば、そういうゾーンに固まって頂けると、ワタクシ個人としては集中してサッカーが見れて好都合だな、とついつい考えてしまうことがあります。

 

 

同じように、どうしても気になって、試合そっちのけでヨソ見ばかりしてしまう客体として、〈サッカーに余り興味のない若い女性〉といのがいます。決して、「綺麗だな」と見てしまうのではありません。サッカーに興味がなく、彼氏のお付き合いとかでスタンドに来た若い女性って、試合中、ずっと携帯をいじってません? 

どうも、そういう光景を見ると、余計なお世話ながら、「サッカーを見に来たんだから、ピッチを見ようよ」って、ついつい思えてしまって、そのことばかりが頭の中を占めてしまうのですよ。そこで、提案ですが、各クラブの席割り担当者には、ぜひ「サッカーよりも携帯をいじることの方が好きな人優先シート」を設置されてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

■6Gの地獄[湘南vs仙台(8月31日)]

 

平塚競技場の6Gスタンドって、なかなか修羅場ですね。知っている方は知っていると思いますが、平塚競技場の席割りはザックリし過ぎていたりします。2500円の自由席と4500円の指定席、事実上、この2択(2013年現在)。ただ、2500円の自由席にもイロイロ場所があって、普段はメインスタンドアウェイ側で見ているのですが、少しでもピッチ中央寄りから見ようと、この日は6G席から観戦しました。

 

 

そうしたところ、まあ〜、大変。全席数の7割方をチビッコが占めている。この日は夏休み最後の週末で、かつ平塚市民デーだったので、そういうことの影響なのか、普段からそうなのか、地元のサッカークラブに所属しているチビッコ軍団たちが、何組も居るのですよ。・・・これには参った。

 

 

困った理由は、大きく2つ。一つには、少なくないチビッコ軍団には引率者らしき大人がいない。「マナーが悪い」とは言いませんが、当然のことながら、大人の論理ではなく子どもの論理で言動が規定されているから、大人の論理で観戦に訪れたワタクシとしては、どうにもこうにも、居心地が悪くなる。

 

 

そして、困った理由のもう一つは、この試合には、11000人以上が駆けつけていた。平塚の実働キャパを考えると、実質的にフルハウスなわけですよ。しかし、例えば「引率者と10人くらいのチビッコたち」は平気で20席分とかをキープする。この日は係員が懸命に席詰めを促して立ち見者を誘導していましたが、どうも10人くらいの集団となると、いちいち正確な人数を数えたりしづらいとか、どれが誰の荷物なのかアナーキーになっているとかで、係員も完全にスルー。その辺のしわ寄せは、我々、集団じゃない観客がかぶるわけで。う〜ん、やっぱり居心地は宜しくなかったのでございます。

 

 

 

■国立開催[京都vs徳島(J1昇格プレーオフ 12月8日)]

 

去年はジェフが決勝に進出したことで、27,433人を集めたJ1昇格プレーオフの決勝。相手は遠方の大分でしたがジェフの場合、千葉から国立まで総武線で一本ですからね、ホームみたいなもの。それなりに人が集まるわけです。

 

 

ただ今年はさすがに厳しいだろうと予想としていました。「なんで京都と徳島が東京で戦うんだ?」ってな話。おかげで1500円という破格料金の指定席を悠々と購入できたわけですが、蓋を開けてみると、それでも8割方、スタンドは埋まっていたのだから、なかなかのもの。23,266人だったそうです。

 

 

駆けつけたのは、まぁ、首都圏のサッカーフリークも少なくなかったでしょうが、両チームのコアサポを含め、そうそうしょっちゅうは国立に来ない人々なわけで、いわゆる‘国立一見さん’が多くなると、必ず発生する現象があります。

 

 

それは、国立の席割には「前列」と「後列」があることにより発生する現象。そう、まさか同じ席番号が二種類あるなんて夢にも思わず、うっかり「後列のA列27番」に座るべき人が「前列のB列27番」に座ってしまって、で、正しいチケットを持った人も事情が飲み込めず、なんだかプチパニックになる光景ですね。えぇ、この試合でも見受けれました。えぇ、えぇ。

 

 

ともあれ、そんな可愛らしい光景を目にするのも今年が最後。国立は2014年から改修になりますよね。さすがに新しいバージョンの国立競技場には「前列」「後列」なんてややこしいシステムは導入されないでしょう。というか導入されないことを望む。ただ、そんなことより懸案なのは、「来年の昇格プレーオフはどこでやるんだ?」って部分。日産だけは避けていただきたいと、痛切に願います。