■最初で最後の国立2階席[浦和vs甲府(5月6日)]
この日はヴァンフォーレのホームゲーム扱いということで、普段とは随分と趣の異なる席割りになっていて、ほとんどが自由席。最後の国立で、相手が浦和となれば、かなりの混雑が予想される。そこは指定席にしておきたい。ということで確保したのがパノラマ指定席というカテゴリー。このパノラマ指定席というのは、国立バックスタンドの2階部分に相当します。よっぽどのことがない限り、いつもの試合では閉鎖されている、聖火台下の、あの一帯です。
いやあ、あのゾーンへの行き方とか、初めて知りましたよ。国立にはそれまで、おそらく数十回は来ていたと思うのですが、なかなか縁がなくって。バックスタンドのコンコースには、売店とかがあって、そのまま柵を越えれば裏に出られそうなエリアがあったと思いますが、あそこです。あそこの売店の、さらに裏っ側というか、奥っ側というか、そこに階段があるのですよ。国立最後の試合での新発見。まさに最初で最後ってヤツです。
ちなみに、その2階席ゾーンの真ん中だけがパノラマ指定席。そのアウェイ寄りについては、1階自由席に収まり切らなかった浦和サポのために開放されておりました。簡単にいうと、浦和サポで溢れかえっていた。一方のホーム寄りについてはキックオフ直後に甲府サポのために開放。見たところ、6:4くらいで浦和サポが多かったですかね。甲府フロントとしては計算ずくの「ホームをジャックされました」状態なわけですが、予想していたよりは甲府サポも多かった印象があります。
■納税者としての不満[ジェフレディースvsASエルフィン狭山(5月31日)]
最近はJリーグの公式サイトでチケットを購入するようになっているのですが、当然、なでしこリーグのチケットは買えません。単価も安いですし、めんどくさいので、なでしこリーグを見るときは専ら当日券をスタジアム窓口で購入します。この日もいつものように並んでいたら、ガラスの向こう側に見覚えのある顔が。佐々木則夫さんが関係者ゾーンで談笑されておりました。初めて見たよ、則夫。最近はハイビジョンなのでテレビで見たまんまの顔がそこにあるわけですけど。
少し得した気分になりなからチケットをもぎってもらって、入場すると、チラシを配っている。貰おうと手を伸ばしたところ、明らかに拒否された。「カッチーン!」ときますよね。とても損した気分で、則夫を見た得した感との相殺状態に。で、その理由はスタンドに行って理解されました。東京国際大学の女子サッカー部の皆さんが団体で訪れていて、彼女たちが自分たち用にプライベートで作ったチラシだったようです。・・・だったら、公共感全開の場で配るなよ。。。
そもそも公立・私立を問わず、大学なんてものは文科省の助成金によって運営が成り立ってるわけですよ。だから、「改革」「改善」という名の文科省の独りよがりな「中教審答申」にも唯々諾々と、どこの大学もこぞって従っていらっしゃるわけで。そして文科省の助成金というのは、もとをただせば税金なわけです。だとしたら、納税者であるワタクシも、あのチラシを受け取る資格があるとしか思えない。誰のおかげで大学がグランドを整備できていると思ってんだ、と・・・はい、暴論ですね、わかってます、わかってます、ええ、ええ。
■野津田メインスタンドデビュー[町田vs鳥取(10月5日)]
え、この日は野津田でゼルビア戦を見たんですけど、周知の通り、ここのスタジアムはJリーグでも屈指の見づらさを誇ります。どれくらい見づらいかというと、テレビ画面に映ったミニスカートの女の子を、テレビの下のアングルから覗き込んでも、何も見えないくらい見づらい。適切な例示かどうかはさておき、というようなこともありますから、この日は1200円のバックスタンドではなく、奮発して、2700円のメインスタンドにデビューをしてしまいました。
で、この日は台風前日の大雨。雨天での観戦にはいろいろコツがありますよね。ワタクシの場合、ポンチョではなく、セパレートのズボンがついたレインコートで観戦します。もちろん電車の中でそれを着ているわけにはいかないので(シャトルバス内でもギリアウトのような感覚でおります)、スタンドに到着してから、おもむろにカバンから取出し、着込むわけです。同時にレインコートを入れてきたビニール袋にカバンを押し込めて濡れないようにするわけです。
この作業をやっている間は、当たり前ですが、両手は着替えに持って行かれる。なので、着替えながら傘をさすなんてことはできません。つまりですね、雨モードの観戦態勢を整えるためには、どうしても屋根のある場所を探さねばならないのです。もしこれが、いつも通り野津田の屋根のないバックスタンドだったらと考えると、もはやそれは大惨事。レインコートを着込むスペースを確保できただけでも、2700円もの大枚をはたいたモトがとれたような気がします。