■アルゼンチン 3 vs 1ペルー[WC南米予選 10月13日]
ホームのアルゼンチンは御存知のとおり水色と白のストライプのユニフォームですよね。一方、ペルーのアウェイユニは白地にエンジ色の斜め線。まぁ、縦縞。縦縞のユニフォームって、テレビ画面越しだと、なかなか背番号が見えづらいような(ガンバとか水戸とかってどうだっけかな・・・)。
キックオフから一生懸命、フォーメーションを確認していたのですが、ペルーが3バックっぽくて、でも局面的には4バックに見えるような布陣でしたし、しかも、前述した背番号の見えづらさ。眉間に皺を寄せながら、ようやくフォーメーションを朧気ながら把握できたのが、前半15分くらい。
で、その前半15分から間もなく試合は動きました。ペルーのゴールキックからの競り合いで発生したルーズボールがおそらくペルー左アウトサイドのバルガスに渡って、それをロビング。そうしたところアルゼンチン最終ラインの裏を完全にとって独走したピサロに繋がり、そのまま貫禄の先制ゴール。まさかまさか、ペルーが先手をうちました。
しかし、ペルーがリードしたのはわずか2分間。ディマリアのコーナーキックにフェルナンデスが合わせて、GKが弾いたところにラベッシが詰めて同点。そのコーナーキックを取られるまでの流れで、殊勲のはずのピサロが、かなり軽いプレーをしてしまっていたように見えたのは、ワタクシの気のせいでしょうか。
11になってからは少し試合も落ち着いて、それまで防戦一方気味だったペルーも大きな展開を見せるようになっていたのですが、そういうときこそカウンターの仕掛け時。ディマリアか誰かとのパス交換からパラシオが右サイドを抜け出しクロス。ゴール前に飛び込んだラベッシがごっつぁんゴールを決めました。綺麗な綺麗なショートカウンター。日本代表にも見習って頂きたい。
後半に入ると、ペルーも選手を入れ替えて、どうにか反撃を図るのですが、アルゼンチンはそんなものお構いなし。それまで、どことなく空回りというか、「悪くないけど、今日は持ってない日かも」みたいなアグエロでしたが、ここの場面では思いっきり重心の低いパワフルなポストワークから左サイドに展開。オーバーラップしたロホがクロスを折り返すと、ゴール前に侵入していたパラシオがきっちり合わせて3点目。これでペルーとしては厳しくなりました。
この後は、しばらくアルゼンチンのハーフコートゲーム。しかし、そのうち攻め疲れたというか、攻めることに飽きてしまった感じでトーンダウン。それでもベテラン選手を投入して時間を使うなど、全く隙を見せないアルゼンチンにペルーはお手上げ。そのまま31でタイムアップとなりました。