2010年シーズンを振り返る、サポーターの横顔編ACL決勝に駆けつけ人々の周辺をウロウロと…

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次はオーストラリア!縦ポンサッカーとパスサッカー。イデオロギーイデオロギーの対決、、、ってほど大袈裟ではないですが、構図の分かりやすい試合になりそうですね。そう考えると、こちょこちょ動く香川の不在が案外きいてくるんですかね?岡崎の飛び出しに期待しましょう。

というわけで通常運転いたします。これまで一度ならず取り上げてきたACLの決勝戦。韓国のクラブチームとイランのクラブチームが日本で戦ったわけですから当然のことながら、普段のJリーグとは異なる景色が国立のスタンドには広がっていました。

この日は地下鉄の国立競技場駅を使ったのですが、駅からの道すがら当たり前のことですが、ちらほらと中東系の人々の姿が目に入ってきました。

ワタクシ、中学生の頃に修学旅行で東京に来ました。そのとき担任の先生から「上野公園でフラフラしている外国人から、激安のテレカを売られても買っちゃ駄目よ」って注意を受けましたのですが、公衆電話が斜陽化して以降、そういう怪しげな都市伝説はスッカリ聞かなくなりました。

当然ながら、この日、ワタクシがお見かけした皆様はちゃんとした人々ですね。まぁ、かつての日本人には外国人アレルギーがあって、謂われなき偏見もあったという反省です。

そういや、日韓戦?韓日戦?のゴール後のパフォーマンスが物議を醸し出していますね。幸いにして日本のフットボーラーには、「過度に政治的」な選手はいないようですが、日本は日本で、仙台の選手に対する某クラブサポーターの言動も記憶に新しいですし、いろんな漫画家さんとかもいらっしゃいますから、まぁ、ヒトのフリ見て我がフリ直せってなメッセージとして捉えておきましょう。

話を国立のスタンドに戻します。キリンカップとかで外国のチーム同士の対決を見たことがある人ならお分かりかと思いますが、こういうカードの試合になりますと、スタンドには、やたら親子連れが増えます。ちなみに、親子連れの多くは「サッカー観戦は初めてです」とか、「パパ、スタンドに来るの、独身時代以来だぞ!」って感じを分かりやすく振り撒いていました。

あとは少年サッカーチームの面々。しかも、親子連れにせよ、サッカー少年にせよ、揃って大所帯。そうですね、日本サッカー協会が威信をかけて、大々的に無料券を大安売りしたわけです。

「無料券を大安売り」

なんて淫靡な響きでしょう。ともあれ、この日スタジアムに集まった少なからざる人々は、こういうこと(=招待券を配布される)でもなければ、サッカー観戦する機会なんてないであろう人々なわけです。

逆に言うと、まだまだ新鮮な気持ちでスタンド観戦ができるってことでもあります。まるでピクニックに来たかのように、子どもたちのテンションは上がりまくり。そんな子どもたちをみてパパさんママさんは、ニッコリ笑顔。素敵な光景です。

ただですね、完全にレジャー気分なだけに、全体的にワサワサしているのですよ。で、ですね、思いのほか、そういう方々って、開始ギリギリに来るんですね。ふだんのJリーグみたいに、開門前から列を作るとか、「○○のスタグルの△△は、すぐに売り切れるから、早めに行こう」とか、そういう在り方とは異なる行動パターンで動くらしい。

自ずから、キックオフしてからも、席を移動したり、一旦立ってコートを脱いだり、試合が始まっているのに、それから弁当を広げたり、とにかく忙しい。いや、別に、それが悪いってワケじゃないんですよ。ただ、「いつもの」テンションでスタジアムに来たワタクシとしては、面食らっちゃったって話ですね。

「せっかくバックスタンドにいるんだから、もう少し落ち着いてサッカーを凝視しませんか?」

みたいな。ええ、大きなお世話ですね。

さっきの話と重複しますが、この日の客の出足は頗る鈍かった。個人的な皮膚感覚では、「開門と同時にダッシュ」組を除くと、スタンドに詰め掛ける多くのJリーグファンは、だいたい開始の1時間くらい前を目安に来場する人が多いみたいなんですね。

ワタクシは20分くらい前に行きますが。「席に座って落ち着くや否やメンバー発表が始まる」ってのが理想です。

ともあれ、1時間前の客の入りが1万人だとすれば、その試合の有力入場者は、せいぜい1万数千人。おそらく2万よりは1万人に近い数字になるでしょう。そんな認識ですので、スタンドに着いたときの印象は、「うわぁ、こりゃ1万人いくかいかないかくらいだな」ってなものでした。

ところが、先に述べたように、試合開始5分前くらいから、みるみるうちにスタンドが埋まっていく。なんだかんだでバックスタンドは、7割方埋まっていたのではないでしょうか。ざっと見た感じで2万人強くらいかな、なんて思いながら、入場者数の発表を若干心待ちにしつつ、試合を眺めていました。

ところで、後半30分過ぎに入場者数を発表するのって、万国共通の習慣なんですかね?或いはJリーグ(=日本)など一部の地域に顕著なものなんでしょうか?ドイツのワールドカップのときは、お決まりのように、最大収容人数と思しきキリの良い数字が発表されていたような。

いずれにせよ、この試合ではアナウンスがなかったように思います。ひょっとしたら、声でのアナウンスがなかっただけで大型ビジョンには映し出されたのかもしれませんが、ともかく現場でワタクシは、それを認知できなかったので、帰宅後にネットで調べました。

そうしたら、27000人との発表。

この辺りのザックリ発表は問題ないんですかね。百の位以下は四捨五入してよいとか、そういうコンセンサスがあるのでしょうか?ともあれ、どうにか日本サッカー協会の威信が守られる程度にはお客さんが入ったようです。

ただですね、この数字の過半数は、どう考えても招待客なはずなんですよ。だから、Jリーグみたく、「有力入場者数」のみをカウントして発表したら、どうなったんですかね、、、想像するだけで空恐ろしい。

来年からCWCが日本に戻るんでしたっけ?北中米王者vsアフリカ王者の対戦とかも「有料入場者」で溢れかえっている、そういう光景を夢見ております。