リヒトの運命〜東京ヴェルディvs山形(8/18)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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ヴェルディについては今シーズン初観戦。ホワイト時代をまるまるスキップして、知らないうちに監督が永井秀樹に。そうか、永井が監督か。この人、ベテラン扱いされるようになったのが早かったので、「ずっといる感」が異様に強い。そんな永井秀樹には永井篤志という実兄がいて、こちらもJリーグで息の長い活躍をしたことは有名な話で、その永井篤志が最も耀いていたチームこそモンテディオ山形だったりする。そういう意味では永井兄弟ダービーと言えなくもない一戦。

ちなみに永井秀樹氏、ユース監督としては評価が高いようで、ユースから天才肌の10番が次々と昇格していく読売の遺伝子を途絶えさせることなくバトンを繋いできました。で、そんな読売の遺伝子を継承している選手が山形にもいて、それが南秀仁。もっとも永井さんがユースの指揮をとるようになる以前の選手で、同じ選手として現役晩年の永井さんとプレーしていたのではあるまいか。いろいろトラブルの全くない選手ではなかったので、どちらかというと小林祐希とか、この試合でも先発した河野広貴にイメージが近い。

 

ともあれ、そんか因縁も見え隠れする一戦だったわけですが、ピッチに目を移すと、いやあ、ヴェルディというか永井監督は強気ですね〜。内田達哉がCBで、佐藤優平がアンカーですってよ。シミッチとかボランチの選手を隙あらばCB起用したがる風間八宏じゃないんだから。。。というのを差し引いても佐藤優平のアンカーっぷりは素晴らしかった。もはや天職ですね。サイドチェンジのパスの質は言うまでもなく、視野の広さ、それからフリーになる技術、この人はアンカーになるため生まれてきてのではあるまいか。「海賊王にオラはなる!」みたいな太々しさもアンカー向き。

対するモンテディオで目立っていたのはジェフェルソンバイアーノのカウンター。いろいろツッコミどころ満載ではあるのですが、迫力はメッチャ凄いのですよ。メッチャ凄いのは迫力だけで他はツッコミどころしかなかったとしても、迫力は素晴らしかった。

 

試合展開としては、キックオフ直後の10分、山形が魂のフォアプレスでかまします。「このクソ暑いのに!」って思わせるようなフォアプレスを繰り出しヴェルディに陣地を回復させず、イニシアチブを握ってしまおう作戦。とはいえ、しばらくは面食らったヴェルディも少しずつ慣れていくうちにハーフタイムに。後半のヴェルディですが、少なくとも守備時は442になりましたかね。レアンドロと河野の2トップに見える時間帯がチラホラあった。

受ける山形はCFをバイアーノから高木彰人にスイッチします。これをプロ野球のオールドファンに説明するなら、4番バッターを元広島のランスから、元ロッテのサブローにチェンジしたようなイメージ。とはいえ、特に状況に変化はなし。そのままスコアレスドローとなったのですが、老練であり技巧派が揃った山形守備陣(加賀・栗山・熊本・中村・本拓)の円熟味が強く印象付けられる一戦でございました。

 

この試合で目を奪われた選手にヴェルディ20番の山本理仁がいます。「“りひと”って、Z型ファイルとかで有名な文房具メーカーかっ⁈」と思わずツッコまずにはいられない部分もあるのですが、ともあれ、この選手、左利きの右SB起用なのですよ、しかも4バックの。ここ10年、ウイングが逆足であっても驚かなくなった。近年はWBが逆足であることも稀にある。でも4バックのSBが逆足って、ケガ人続出のスクランブルならいざしらず、もうね、永井監督、ティキタカやる気満々ですやん!

でも、同じヴェルディユースの元10番であっても、ひょっとしたら、この山本理仁よりもインサイドで出ていた森田の方が大成するかもしれません。だって、山本理仁は黒髪好青年系で、森田は仮にその辺の大学生ならただのチャラ男っぽい金髪。歴代ヴェルディユース出身者を振り返ると、チャラ男風のが活躍しがち。というよりも、管嶋とか中野雅臣とか、黒髪好青年系は、なかなかトップチームでチャンスを生かせなかった選手が多い。果たして山本理仁の運命はいかに⁇

 

帰りに晩酌。最近ハマっている「中華食堂 一番館」という激安中華屋さんに行こうとしたのです。先日、渋谷の店に行ったところ、とにかく安い。樽生発泡酒が200円で、ハイボールはなんと100円です。なので、今回は通勤定期で途中下車できる目黒店に行ってみた。行ってみたところ、ちょうど閉店時間を迎えたところだった。。。ガックシですよ。しかたないので類似の店を探す。まあ、王将か日高屋になるわけで。で、Googleマップ先生にご教示いただいたのは、御諸賢ご存知の日高屋さん。

もちろん樽生発泡酒はないのて、生中になって、生中の値段なら一番館と変わらない(290円)。でも、ハイボールの値段が違うのですよ。日高屋さんはハイボールも280円とかするのですよ。普通に考えりゃ安いはずなんですけど、「ハイボールって100円でしょ⁈」って頭になってるから、不当に暴利を貪られているような気分になる。そんな理不尽に負けてたまるか‼ 崎陽軒シウマイ弁当不買運動も辞さない覚悟でホッピーセットを頼んだとさ。