2010年シーズンを振り返る、スタジアム道中記編鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムの周辺をウロウロと…Part3

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アジアカップも絶賛開催中でありますが、いつもながら弊ブログは通常運転。日本には各地にクラブがあり、スタジアムがある。そして、スタジアムの周辺には、その土地その土地ならではの生活があり、文化がある。なんて高尚で叙情的な内容は一切含まれておりません。そんなシリーズです。

第6回は、何度も何度も引っ張ってきた徳島ヴォルティスの本拠地である鳴門競技場を中心とした、この地域をみたび取り上げます。

いつだったかのコメント欄で、徳島は親会社に陸上部がある都合でサッカー専用スタジアムを建設しようという気運は、なかなか盛り上がらないのではないか、なんて御意見をいただきました。

その時は「あぁそういうものか」くらいにしか感じませんでしたが、実際に訪ねてみると、それが良いか悪いかは別にして、確かに、「陸上競技場」という側面と、「大塚製薬」というブランドが前面に前のめっている印象を強烈に感じるスタジアムでした。

まず、陸上競技場という面から。この点については事前から、かなり覚悟をしていました。だから、メインスタンドのチケットを買ったりして。ただし、メインスタンドと言っても、自由席の値段は、かなり安い。

そうやって対策を立てていたからかもしれませんが、「陸上トラック付き」というカテゴリーの中では、だいぶ見やすい範疇に入るスタジアムのような気がします。むしろ、このスタジアムのレトロ感を醸し出しているのは、電光掲示板なのではないでしょうか。

野球場を例に挙げますと、ワタクシが幼いころはスコアや打順表は、手書きのボートを入れたり出したりしていました。それが技術の進展により「電光掲示板」なんてものが幅を聞かせるようになり、近年は液晶だかプラズマだかLEDだか知りませんが、ともかく、東京ドームの「オーロラビジョン」以来、革命的に進展します。

で、その革命前夜、電光掲示板の出始めの頃、数字とカタカナだけ表記できるヤツってありませんでした?

それをイメージして頂ければ、だいたい鳴門のスタジアムの電光掲示板に近いです。ただ鳴門競技場の場合、数字のみなんですけどね。だから、必然的に選手のスターティングラインナップは、両チームのベンチ裏に手書きのボートが並べられる。

陸上競技場でトラックがある割には比較的見易くて、なおかつ、電光掲示板がレトロゆえにスターティングライブがベンチ裏。そうですね、平塚競技場に、とても良く似ているわけですね。

メインスタンドの一部も自由席という部分まで、両者は共通します(2010年シーズンの湘南の席割りは違っていたかもしれません)。ただし噂によると平塚競技場には最新鋭の超メッチャ凄い(当社比)大型ビジョンができたとか。

J1に上がったからといって、インスタントな補強で無駄遣いするのではなく、1つずつ環境を整えていく湘南というクラブの姿勢には好印象を持ってます。「何が何でもJ1死守」となるのは、それに相応しい体力をクラブが総合的に身につけてからでも遅くないですしね。

今回のJ1生活は反町さんから湘南に与えられたボーナスと割り切って臨時収入を投資に回すというのは正解なような気がします。

さて、話を鳴門競技場に戻しましょう。

親会社様がネーミングライツをご購入されていますので鳴門大塚ポカリスエットスタジアムでしたっけ、現段階での正式名称は?

ともあれ、ネーミングライツも含めて、ここのスタジアムは大塚色一色に染められています。たとえ、「ド」でありながら「エ」でもあり、それでいて「ム」な女の子が「あなた色に染めて」って公言したところで、ここまで一色に染められることはないでしょう。

なんだかカラフルにイロイロな看板があるので、多種多様なスポンサーが付いているのかと思いきや、1つ1つが「オロナミンC」であったり、「ポカリスエット」であったり、「MATCH」であったり、「クリスタルガイザー」であったりするんですね。

つまり、それって全部、大塚製薬じゃん

ってな話になるわけですよ。

というか、クリスタルガイザーって大塚なのか。

で、「そういや大塚だったね」というのを再確認したのが、ボンカレー。かつては農村のトラクター用納屋なんかに鉄の看板が貼っつけてあったボンカレー。いまや、百円ショップのレトルト食品コーナーに行けば、さしあたり置いてあるボンカレー

あまり意識していませんでしたが、ボンカレー大塚製薬の製品なのですね。スタジアムの看板広告を見て、改めて思い出しました。

でも、カレーを作る製薬会社って何?っつう話でもあるわけです。大体、主力商品はポカリスエットとオロナミンCなわけで。大塚製薬って薬もマイラン製薬(←Jリーグのスポンサー様)ばりに作ってるのでしょうかね?

スタジアム内の看板で、製薬会社を感じさせてくれたのが、「SOYJOY」「ソルマック」「チオビタ」。いわゆる健康なんちゃら商品ですね。個人的には、SOYJOYとか、そういう系の商品には余り馴染みがありません。

ただ、ソルマック(系の商品)が心の友であることについては多言は無用でしょう。況や、チオビタ(系の商品)が心の支えであることをや。

因みに、友人がかつて、「普段はアクエリアス派だけど、風邪をひいたときに限りポカリスエット派なんだよね。だって(株)日本コカ・コーラより(株)大塚製薬の方がカラダに良さそうじゃん」なんてことを言っていました。

こういう発言を聞いていると大塚「製薬」が清涼飲料を作る意味もあるのかもしれません。ゆえに、その宣伝媒体としての徳島ヴォルティスの存在も正当化されます。徳島ヴォルティスの益々の発展を祈念せずにはいられません。