2010年シーズンを振り返る、スタジアム道中記編カシマサッカースタジアムの周辺をウロウロと…

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サウジアラビア、どうっすかね?予選敗退の決まったチームって、もはやヘロヘロなのか、逆に開き直って厄介なのか。ともあれ、つつがなくグループリーグを突破するかどうかでヨルダン戦の引き分けも、「アジアカップって、試合をこなしながら強くなっていくものだよね。だから初戦はあんなもんじゃね?」ってことになるのか、「ザックはアジアを知らなすぎた!」ってことになるのか、その評価が変わってきますよね。

とはいえ、でもでも、どっこい、弊ブログはいつも通りに通常営業でございます。

日本には各地にクラブがあり、スタジアムがある。そして、スタジアムの周辺には、その土地その土地ならではの生活があり、文化がある。なんて高尚で叙情的な内容は一切含まれておりません。そんなシリーズです。

第7回は鹿島のサッカー場を中心とした、この地域(「出没!アド街ック天国」風な始まり方、大江さん大好きです!)。

不肖ワタクシ、まあ、それなりにアチコチのスタジアムに行ったり来たりしてます。とはいえ、それほど通常は行動半径が広いわけではないので、範囲を関東に限っても、未だに訪れたことのないスタジアムも少なくありません。その1つに鹿島スタジアムがあります。なので、いっちょ行ってみるかと、世間がクリスマスだのなんだの盛り上がっているなか、天皇杯を見るべく、遼遠なりき陸の孤島に足を運んでみました。

以前のエントリーで実況中継したように、ワタクシ、ペーパードライバーでございます。なので自動的に公共交通機関を御利用になられます。

で、各種の情報を総合すると、都内から鹿島に行くファーストチョイスは高速バスになるらしい。皆さんは、高速バスって乗りますか?

ワタクシは、地元が辺境の地にあるので、学生時代に帰省するときは、専ら夜行バスでした。若い頃に身につけた技術というのは、なかなか侮れません。長距離バスに乗るというのも自転車に乗ったり、泳いだりするのと同じように、一度、習得すれば年をとっても忘れないようです。同世代が「しんどくてムリ」と言うなか、今でも、割と平気だったりします。

ただ、切符の手配が面倒ですよね。生来のズボラ人間としては、楽天トラベルやらハイウェイバスドットコムやら、携帯をいじれば予約できるってパターン以外で手配しません。帰宅してしまうと、その辺のテンションが一切合切奪われてしまいます。ゆえにPCではなく携帯に限定される。つーような事情で、高速バスでの鹿島行きは、選択肢から消えます。

じゃあ電車で行こうということになりますが、乗り換えサイトでパパッと調べたところ、鹿島がいかに陸の孤島で実感します。

電車で鹿島に行くにあたって、最初にぶち当たる壁は、「鹿島サッカースタジアム駅」なる存在ですね。「試合及びイベント開催日のみ営業」と書いてあるのですが、何月何日に運行されるかが具体的に記されていない。要は「試合」に天皇杯も含まれるのか、Jリーグだけなのか、明確な公表がないんですね。調べ方に問題があった可能性も多分にありますが。少なくともアントラーズのホームページで、それを調べようとするのは、なかなか難しい。

現地に着いて知ったんですが、鹿島スタジアム駅って、JRの駅なのに、ナンチャラ鉄道っていう私鉄に乗らなきゃいけないんですね。そう言われてみれば「○○電車でレッツらゴー」みたいなリンクが貼ってあったような。

でもJRの駅という意識しかないワタクシに、そこをクリックしようなんて発想は生まれません。例えば、HPのトップページに、「皆さん注目!鹿島サッカースタジアム駅の発着時間はこちらです!」的なPDFを目立つ形で貼っつけておいて頂ければ、大変に幸いなんですけど、、、。まぁ、スタジアム周辺に民間駐車場が充実しまくっている様子を見れば、HP利用者のニーズが、電車の時刻表にないことは一目瞭然なんですけどね。

とにかく、電車で鹿島スタジアム駅まで行けるという確信が持てませんでしたので、確実な時刻表を確認できた「鹿島神宮駅からバス」という選択肢を採りました。

鹿島サッカースタジアム駅問題は一応これで解決したわけですが、隙を与えず次の難問がやってまいります。

試合開始は13時00分です。

それに対応するバスの時間は、11時00分、11時30分、12時00分、12時30分。

で、JRの到着時間は11:06と12:32。

これが、どういうことか分かりますか?

そうです、11:06→11時30分という乗り継ぎしか選びようがないんです。なんで13時00分開始の試合に、11:06着しなければならないんだ、と。家を8時00分に出なきゃいけなんだ、と。

しかも、鹿島神宮駅前で24分も時間を潰すのは、それなりに大変だぞ。というか寒いぞ。そしてバスは混んでるぞ。加えて、たかだか15分の移動距離なのに240円もするぞ。都バスなら210円で渋谷から六本木を通過して新橋まで行けるぞ。

ともあれ、スタジアムに着きました。正午前のことです。鹿島と言えばスタグルのモツ煮が有名ですね。と、なれば、その日は寒かったこともあって、一杯いただこうと思っていたわけですよ。

しかしですね、お昼時ということもあったかと思いますが、まぁ行列してること、してること。バックスタンドだったのですが、コンコースに何回も折り返した列がトグロを巻いてました。

それだけ美味しいということでしょうが、果たして、この行列に並ぶことに合理性があるのかどうか。つまりですね、この場合の「美味しい」は、「スタグルとしては美味しい」なのか、「絶対的に美味しい」なのかってことです。

ここのモツ煮を食べたければ、都内の飲み屋街でも同じくらいの行列に並んで、同じくらいの値段を払わなければならないのか、そういうことですね。

ワタクシ、極めて無粋な人間でして、「メシなんて何処で食べても同じ」って考えてたりします。感性が貧困ゆえに「スタジアムで食べるから美味しい」というワビサビを持ち合わせていないのです。だから、スタジアムという「場力」には価値を置かない。街で食べるならば並ばなくてもよいのに、スタジアムだからと言う理由で同じモノに行列するって現象の意味がわからないわけです。

要するに、モツ煮は遠慮したってだけのお話なのです。実際に食べてみると印象は異なるんですかね?「場力」云々を差し引いても、街で食べるモツ煮より格段に美味しいんですかねぇ??

ともあれ、次に鹿島に行くときは、きっと車なりバスなり、ともあれ高速道路を使用しつつ、サービスエリアで空腹を満たして、試合開始15分前に私設駐車場に1500円とかを支払っていることでしょう。