2010年シーズンを振り返る、スタジアム道中記編フクアリの周辺をウロウロと…

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日本には各地にクラブがあり、スタジアムがある。そして、スタジアムの周辺には、その土地その土地ならではの生活があり、文化がある。なんて高尚で叙情的な内容は一切含まれておりません。そんなシリーズです。

第4回はジェフの本拠地であるフクダ電子アリーナを中心とした、この地域(「出没!アド街ック天国」風な始まり方、大江さん大好きです!)。

幣ブログをご愛顧くださっている方がいらっしゃるとしたら、薄々お気づきかと思いますが、ワタクシ、J2の試合観戦にはけっこうな確率でフクアリへ赴きます。東京の北の方に住んでいると、フクアリって、それほど近くない。でも、それを超える魅力がありますよね、あのスタジアムには。

ジェフが臨海から逃亡してフクアリに流れ着いたのって、何時の事でしたっけ?

まだ10年は経ってないでしょうか。それまでは、「これが中学の頃、社会の授業で習った京葉工業地域ってヤツですよ」って感じだった蘇我に、いきなりサッカー専用競技場ができた(専用でなかったらスイマセン)。

当然、それなりに街も顔を変えていくわけで。例えばフクアリのすぐ傍のショッピングセンター的なところの充実ぶりは止まることを知りません。約2ヶ月ぶりにフクアリを訪れたこの日も、蘇我の街は、また新たな一面を見せてくれました。

なんと、なわけです。

ビックリしちゃうわけです。

衝撃的だったりするのです。

なにが、ビックリで衝撃的だったかと申しますと、

なんと、

セブンイレブンが出来ていた!

こういうコンビニの消長といいますか、「コンビニ国盗り物語」的な攻防は、味スタ竣工以降の飛田給でも見られるところですが、なんか妙に気になりません?

セブンイレブンを見ると条件反射的に、甘ったるい菓子パンを食べたくなるのはワタクシだけでしょうか?

そして、ローソンストアに入ると、無意識のうちに「100チキ」のレギュラー味を買っているのも、onlyミー?

とはいえ、セブンイレブンには寄りません。なぜなら飲み物は、駅前にある、ローソンとは微妙に青の色合いが異なるコンビニで購入済みだったからです。フクアリはペットボトルOKなんですが、チキンな小市民としては、「サッカーに行くとき=紙パック」で万全を期します。

皆さん、紙パックの飲み物と言えば、何を買いますか?

お茶って人が多いですかね。ただ、お茶って1リットルの場合が多くて、500ミリリットルのものって、なかなか置いてなかったりしません?

他には、「コーヒー」あるいは「カフェオレ」と銘打った乳飲料ですかね。ただ、どうもワタクシ、このテの飲み物と胃腸の相性が良くないらしく、500ミリリットルも飲んじゃったら、ゴーtoトイレットを避けられません。そんなこんなで、残された選択肢は、紅茶(風味の甘い水)、なんとか・オ・レ的な甘くてドロッとしたヤツとかになるのですが、やはり個人的にはピンと来ません。

しかし、そんなワタクシにも大きな味方がおります。そう、野菜ジュースです。厳密には、野菜ジュース風味の水です。悲しき独身三十路男。家での食事の95%は、ローソンストアの総菜やら冷凍食品やらに依存してます。或いはイオンの通販で箱買いする第3のビールやら発泡酒やら一番絞りやら期間限定ヱビスやらで腹を満たします。一応、ローソンストアの食べきりサラダも摂取するよう心がけていますが、野菜不足は否めません。そういうときには野菜ジュースです。

別にジュース如きで日頃の不摂生を補えるなんて思っちゃいないわけですが、いわゆる1つの「精神衛生上の措置」ってヤツですね。居酒屋に行ったとき、妙に張り切ってシーザーサラダにがっつく習慣が、大学生以来、未だに直りません。

ともあれ、フクアリを目指すワタクシ、小腹もすいていたりします。で、せっかくスタジアムまで来たのだから、500円とか1000円とかの大枚を叩いて、グルメりたいじゃないですか。でも、そこまでガッツリ空腹でもない。あくまで、すいているのは小腹です。

2時間くらいなら、何も食べなくても特に問題ないよな

っていうテンション。

ムダなカロリーを貪ると、ますます婚期を逃すよな

なんて思ったり(は、してない)。

そんな感じで、「食い物を買うべきか、買わざるべきか、それが問題だ」と、近代の文学青年のように、デリケートな悩みを抱えつつ歩いていた、その時です。ケバブ的なものを売る移動販売車と出会ったのは。

このケバブ的なアレ。かつて、ランチでトルコ料理屋さんに入って給されたことがありました。その時は具とパン的なモノが、別々に出されており。で、トルコ料理なんて瀟洒かつショーシャンクな空から脱出したことのない田舎オヤジには、食べ方なんて分からないわけです。気がつけば思いっきり、パンの上に具を載せてましたよ。そして、「トルコ人って喰らいづらいモン食うな」なんて愚痴ってましたよ。実は有袋類ばりのポケットを備えているなんて、夢にも思わずに。

そんなザンネンな過去を持つワタクシにも、ここの移動販売車はとてもカインドリーでした。ちゃんと、パンの袋を開けて、その中にキャベツやら肉やらを詰め込み、そらにはドレッシングを「これでもか!」ってくらいにかけた状態で渡してくれたのです。

パンの上に具を乗っけた、あの日から苦節ウン年。母さん、ボクやったよ。ついに、ちゃんとした食べ方でケバブ的なものを堪能できたよ!

そんな、感慨に堪えないフクアリへと続く一本道でした。