「得点経過を追うだけでいっぱいいっぱい。」ってな試合【日本vsブルガリア】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■日本 7 vs 2 ブルガリア[キリンさん 06月03日]

この試合の放送では珍しくアウェイチームのスタメンも早めにスーパーが表示されて、それをメモしているうちに試合が動きます。柏木のアーリークロスに岡崎がヘディングで合わせたもの。「さすがブルガリア、ヨーロッパのチームだけあって〈44〉の2ラインは綺麗に並んでいるな」とか「赤と緑の組み合わせのユニフォームが、なんともブルガリアチックだな」とかなんて考えている場合ではございませんでした。あっという間の先制点。

 

 

2点目は長友のクロスに香川が珍しく頭で合わせたゴール。アナさんが「長友のアモーレも祝福します!」と叫べば、松木さんも噛み噛みになりながら「ハッピーパスだね!」と追従する。画面では平愛梨大映し。そこに匠に映り込む三瓶。しっかし、平愛梨、可愛いなぁ。加藤ローザと結婚した松井大輔といい、加藤あいとあーだこーだ言われていた中田浩二といい、羨ましいっちゃありゃしない。来世に生まれ変わるのであれば、サッカー選手に生まれ変わりたい。

 

 

さらに日本の攻勢は続く。岡崎が相手最終ラインウラに抜け出し、フォローに入った小林に戻す。小林の折り返しに清武がスルーして、最後は香川が詰めました。この試合は、日本のポゼッションする時間が長く、ブルガリアを押し込みまくっていたので、4231の2列目に香川と清武が並んでいるというより、香川と岡崎が2トップで並んでいるような雰囲気だったのですが、実質的にFW的に動くことで香川の得点能力が遺憾なく発揮されましたね。

 

 

日本の得点ラッシュはまだまだ止まりません。ショートコーナーから長谷部がクロス。森重がヘッドで折り返し、吉田がやはりヘッドで押し込みました。ここまで4点中、3点がヘディングでのゴール。東欧のチームって、ワタクシ的にはどこか北欧諸国とイメージがダブる。なので、長身の選手たちが高さを前面に押し出した堅守速攻のロングカウンターを想起してしまうのですが、決してそういう感じでなく。日本相手に空中戦で負けまくるチームでございました。

 

 

香川が負傷で宇佐美と交代したり、後半に入ってブルガリアがCBを代えたり、日本が岡崎から金崎にスイッチしたりしても、全体の構図に変化はありません。コーナーキック崩れから、ショートパスを繋ぎまくって、攻め残っていた吉田が抜け出してゴールへ優しいインサイドキックでのパス。吉田が、ときどき発生する謎の決定力を見せつけてくれました。所属クラブでの鬱憤を晴らすのは良いが、違う晴らし方も考えてくれ。来シーズンはガンバレよ。

 

 

そして、戦意を喪失してサボタージュに走ったマルセリーニョがさがり、ミラノフが投入されるとブルガリアは、多少全体の並びを多少いじってくる。「ボランチに18番が落ちたのかな?」とか確認しているうちに宇佐美が6点目を決めました(ブルガリアはたぶん4141にしたっぽい)。「というか、宇佐美ってクラブじゃ点が入らないのに、ここでは決めるのね。。。」とか考えていたら、うっかり失点を喫してしまいました。日本の高校の先生なら、こういう安い失点に激怒して、「走って宿舎まで帰れ!」って怒鳴りつけたに違いない。

 

 

ここからは試合が膠着します。金崎ー宇佐美・原口・浅野という組み合わせは、さほど練習していないでしょうから、コンビネーションは未成熟。ゆえにパスが繋がらなくなって苦労しました。というわけで、なんだか画竜点睛に欠く展開になったわけですが、最後に格好をつけてくれたのは浅野。四中工出身の選手が代表でゴールを決めたのは、20年くらい前の同じキリンカップのフランス戦における小倉隆史以来じゃなかろうか。この後、ありがちなPKの“帳尻合わせ”の危機もありましたが、そこは川島が沽券を示し、日本代表が5点差で勝利を収めました。