■門真市での苦難[ガンバvs広島(3月22日)]
え〜、東京在住のワタクシ、万博で試合を見ているということは、当然、お泊まりしておるわけです(もちろん、「うれしはずかし朝帰り」的な艶っぽい意味ではない)。金曜日まではアレコレ拘束されていて、そこから月曜日までは個人旅行。ってなわけでホテルを予約します。京都にも新世界にも万博にも近いということで、門真市のホテル(ホテル名は地元の人なら察しがつくでしょう)。
万博からモノレールで一本なんですね。そして、モノレールとの乗り換え駅にも関わらず、京阪の特急とか急行は余裕で無視をしていく。便利なような、不便なような。なんでも、天下のナショナルさんとか、タイガー魔法瓶さんやらの本社のある企業城下町らしいんですけど、その割には扱いが悪くないですか(笑)
法人税収入が豊かだからか、単にちょうど良い土地があったからか、市内には「なみはやドーム」なんてものがある。ワタクシが滞在したのは、春分の日がてらの三連休。当然のように連日、なにがしかの大会があったということでしょう、ビジネスホテルだってのに、団体の小学生やら、中学生やらが徘徊しまくっているのですよ。
特に厄介なのは小学生。「ビジネスホテルだ、頼むから静かにしてくれ!!」 というか、一度、部屋に入ったらトイレも風呂もあるんだから、廊下に出る必要はないはずだ。廊下でヘンな作戦会議は控えてくれないか、と。保護者も何人かついてきていて、別の階にいたみたいなのですが、時折、注意しにくる。その無駄に長い小言が最もウルサいということを、どうか理解して下さいませんか、と。そんな門真市の思い出なのでした。
■変わりゆく多摩センター[町田vs金沢(4月13日)]
え、このブログでも何度か触れてきましたが、ワタクシの通っていた大学は京王線の沿線にありました。で、長いこと聖蹟桜ヶ丘に住んでいたのですが、それ以前には京王堀之内というところに2年ほど住みました。京王堀之内の西隣は南大沢、左隣は京王多摩センター。堀之内自体は南大沢と同じ八王子市でしたが、ワタクシが住んでいたのは八王子市である京王堀之内と多摩市である多摩センターの中間くらい。ゆえに生活圏は多摩センターを中心とする“多摩ニュータウン”でございました。言うなれば多摩センターは、ワタクシにとっての“初めての東京”。
この日は、野津田へ行くのに、多摩センターから鶴川行きのバスに乗って「サンシティ町田」というバス停で降りるルートを選択。久しぶりに多摩センターに行ったのですよ。ああ、懐かしい。ひっそりノスタルジー。なんか、初めて上京した1990年代中頃の多摩センターって、あんまり好きになれなかったのですね。それで聖蹟に引っ越したんですけど、なにゆえ好きになれなかったかというと《人の匂いがしない》と感じたから。田舎者にはオシャレすぎるというか、どうにも団地文化の洗練された行動様式に付いていけなかったのです。
ところが、久しぶりに多摩センターを訪れたら、なんだか、《人間臭》がするのですよ。どうしたんですかね? 多分に、ワタクシ個人の心境の変化というか、大人になったというか、そういうことなんだと思いますが、あるいは、やはり住民層の生活のあり方も変わってきたのかも、なんて思ったりして。たぶん、団地文化の《オシャレさ》=《生活感を排除した世界観》を作ってきた団塊の世代が、引退して《生活》とか《老い》とか、そういう《人間臭》と向き合わなくなってきたということなのかな、と。
■初デートは神楽坂で相性を探りましょう[浦和vs甲府(5月6日)]
この日は改修前国立のラストマッチ。キックオフが16:00という、なかなか中途半端っちゃ中途半端な時間。「はて、何して過ごそうかな」と考えた結果、「都会で美味しいランチを堪能しよう!」ってことに。国立ですから、まあ、新宿が妥当なのですが、ちょいと人ごみにエッジが効きすぎている。そこで神楽坂界隈を徘徊することにしまして、ランチは「想いの木」というカレー屋さん。オシャレでリーズナブルというアタリなお店でしたね。
というか、神楽坂って、舞妓さんとか料亭とかの町で、高級なイメージが強かったのですが、高いところ以外は割りとリーズナブルなんですね。普通に庶民なワタクシでも楽しめる感じの店が多い。逸れこそすれ多士済々なわけですよ。サイゼリアもあれば、ランチ1500円くらいのイタリアンやら、2500円くらいの和食屋やら。混んでる店もあれば、それほど待たされなくても済みそうな店もある。
バリエーションが豊かゆえに、店をチョイスする人間の嗜好性とか金銭感覚とかがモロに出てしまいそう。なんとなく、初デートで来て、相手が、どういう店を選ぶかで、その人との相性が図れそうな気がします。無駄に高くてオシャレな店を選ぶのか、無難にも無難なチェーン店を選ぶのか、行列覚悟で人気の店を選ぶのか。うまいこと“それなり”を探すのか・・・etc. ちなみにワタクシは、せっかくなんで、「1500円で行列しないところ」を選ぶクチです。