■雨男伝説2014ver.[相模原vs秋田(4月6日)]
え〜、このブログでたびたび触れていますが、ワタクシ、いわゆる“雨男”ってヤツです。なので、普段は万全の準備をしてスタジアムに向かいます。もっとも、“万全”っつっても、「雨合羽・レインウェアのズボン・ハイドロテックの靴」ってだけですけどね。ちなみに「ハイドロテックの靴」とは、「東京靴流通センター」とかのグループが作っている、「防水機能だけならえげつないぜ!」ってシリーズなんですけど、ホント、防水機能はハンパない。オススメです。
この日も、例によって天気予報をチェック。「ふむふむ、なるほど、にわか雨か…」とヤフー天気を眺める。「どうやら、夕方から晩にかけて一雨ありそうだな。そうすると13:00キックオフの試合はギリセーフだな。仮に降ったとしても、予想降水量は0ミリか。」と判断し、フード付きのウインブレだけで出掛けてしまった。
もう、お気づきですね。こういう日に限って、雨がドンピシャのタイミングで降るのですよ。しかも、降水量は0ミリどころか、「わりとシッカリ降ったよね〜」ってレベル。更に言えば、スタジアムは「ギオンスタジアム」。ここには屋根が、ほぼほぼ存在しないのですよ。なんで、こうなるかな〜、と。びっしょびしょですよ、あんなところも、こんなところも。
で、挙げ句の果てには、試合終了のホイッスルを号砲代わりに雹が降り出す。確かに天気予報には書いてありました、雹もありうると。雨が降り出す時間とか、降った場合の降水量とかは、サッパリ外してワタクシを苦境に追い込むクセに、雹が降るとか、そういうところだけ的中する天気予報って、いったい何なんだ、と。そして、賢明な皆様は、もう、お気づきですね、雨は、最寄りの相模大野駅に着いた頃にはスッカリ止んでいたんですよ。
■台風対策[SC相模原vsグルージャ盛岡(8月10日)]
この日は西日本を台風が直撃。相模原でも、えんらい強風が右へ左へ吹きすさびまくり。キーパーは苦労していました。ゴールキックがすごい勢いで押し戻されるのですから、気の毒で仕方ない。大昔、まだジェフが臨海競技場でホームゲームを開催していた頃、南雄太が、何度も何度もボールを高く蹴り上げ、そのたびにバイ〜ンと押し戻されるという無限ループを繰り返していたことがあったのを思い出してしまいました。
これだけ風が強くなってくると、なかなかいつもの感覚ってものでは対応できない。ほとんど予測の範疇を超えたGが加わって飛んでくる。キーパーとしては、セーフティーファーストにパンチングでしのぐしかないって感じになります。そんな場面を何度か見ていて、こういう、「予想できないからパンチング」という判断って、近年、猛威を振るってきた無回転シュートと同じですよね。そう考えると、強風に対する対応力は、ここ数年で向上しているのかもしれない。
その一方で、「まだまだ対応力が足りてないんじゃないの!?」とツッコミたくなったのがラインズマン。だって、風でフラッグを吹き飛ばされているのですよ、しかも2回も。そこは学習しようよ、と。もっとも、1つ同情するならば、ラインズマンさんは、フラッグ全部ごとを持っていかれたのではない。グリップの部分はしっかり掴めていた。ただ、いかんせん、はためいた布切れの部分の糊付けが悪かったらしく、そこが外れて飛んじゃってたのでね。スタコラと追いかける姿は、なかなかコミカルでございました。
■改装中の等々力[川崎vs鳥栖(10月22日)]
フロンターレって、人気ありますよね。なので、座席稼働率はかなり高い。語弊・誤解を恐れず言えば、まったりゆっくり観戦したいクチには不快指数が高いのですよ。なので、平日の試合に狙いを定めて、観戦する試合を決めました。週末よりはすいているだろう、と。しかも、この日は雨模様。世間一般では「生憎の・・・」なのでしょうが、少しでもスタンドがすいてほしいワタクシにとっては、「恵みの雨」、になるハズだった。
しかし、そうは問屋が卸さない。ご存知のとおり、等々力のバックスタンドには屋根がある。とはいえ、現在の基準からすれば、古いタイプの競技場ですから、屋根の大きさが中途半端なのですよ。要するに、全ての座席が濡れないようにはカバーされていない。そうすると、どうなるか。ええ、ええ、濡れない後ろ寄りに人が集中するのです。せっかく、川崎スタンダードからすれば客の少ない試合だったというのに、これじゃ、人口密度は却って高くなる。
そもそも論として、近年の観客動員の割にキャパが大きくないってことで、2013〜2014シーズンは絶賛改装中だったわけですよ。その期間、メインスタンドは、殆ど機能しない。どういうことかというと、「席がたりないので増設工事を始めたが、工事期間中は、さらに席が減る」ということです。・・・もちろん、Jリーグの理念からしても、最大公約数的な利益を考えても、フロンターレのやり方で正しいんですよ、でもね、ワタクシみたいな風来坊からすれば、「だったら改修期間は国立でやってくれ!」との思いを禁じ得なかったわけでございました。