「FC東京サポってツンデレ!」ってな試合【東京vs広島】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■FC東京 1 vs 2 サンフレッチェ広島[J1リーグ戦 04月18日]

キックオフ直後のファーストアタックで噂のナイスガイこと武藤が先制ゴール。「いやぁ、もってる男は違うねぇ」とか思っている場合ではなかったです。前半の10分とかにサンフレッチェが同点に追いついてしまいます。バイタルちょいと外でボールを受けたドウグラスが「オラオラオラ」とドリブル突破、その折り返しに柴崎が合わせます。で、これを境に形成は全くの逆転。前半を通じて広島が試合のイニシアティブを握ることとおなりました。

 

 

FC東京はマッシモ戦術が浸透して、基本的には「相手にボールを持たせて、ある程度リトリートしたところでブロックを作る」ってのが徹底している。対する広島は、ベタ引き戦術もできますが、ミシャ流3421の特性を今でも継承していて、森崎和幸が最終ラインまで下がっていって丁寧にビルドアップするってことも得意としている。そういう広島相手にリトリートするもんだから、森崎和幸は悠々と我が世の春を謳歌するようにゲームメイクを楽しんでいましたね。

 

 

それにしても、知らないうちに柴崎って出世してたんですね。どうやらマッシモ監督は、広島のキーマンを柴崎とみたらしい。前半途中にシステムを532に変更した東京。3CBの真ん中に吉本で左右が森重と高橋秀人。そのうち秀人は柴崎当番として、マンマーク気味で上下動していて、かなり高い位置まで付いて行っていた。昨シーズンはレギュラーを取れきれなかった柴崎なんですけど、気がつけば「まずは、コイツを潰せ!」になっていたのか。

 

 

そんなサンフレッチェ対策が奏功したのか、後半はFC東京が押し込む時間帯が長くなりました。特に太田康介のプレースキックの場面が多くて、それだけフリーキックとかコーナーキックを奪っていたということなんですけど、好事、魔多しとでも言いましょうか、残り10分を切ったところで途中出場の浅野にリーグ戦初ゴールを献上し、12で敗戦の憂き目に遭いました。まぁ、浅野のゴールについてはFC東京側から見ても「敵ながらアッパレ!」と褒めるしかないようなゴールでしたけれども。

 

 

 

さて、この試合は東京MXでの中継で見たのですが、この放送チームというのは、クラシカルな東京サポ意識を持っている。それは「東京のクラブは緑ではなく青赤」っていう強烈な自意識です。前回放送試合で権田はグリーンのキーパーグローブでして、それにゆってぃが「緑は、いかんねぇ」ってようなことを発言していた。で、この試合の権田はグローブをオレンジに変更。そのことを、ちゃんと放送でも触れる。そして「広報さんがサプライヤーに注文をつけたのでしょう」とご満悦。

 

 

一見さん的にこのやりとりを耳にすれば、「そこまでヴェルディのことに粘着しなくても・・・」ってことにななるんですが、でも、これって、「かつての好敵手」に対するツンデレ的なエールなのではないか、と。もともとは目の上のタンコブだったヴェルディも、正直いまや、眼中にない状態のはずなんですね。にもかかわらず、イチイチその話題を持ち出すところに、「もう一度目の上のタンコブになってみろ!」という想いを感じてしまうのはワタクシだけでしょうか?