宮城県は実質的に‘常磐木学園と愉快な仲間達FC’のようです。そりゃ強いですよね。なんてったって、なでしこチャレンジリーグで優勝しちゃうんですから。言うなれば、JFLに参加していた頃の流経とか国士舘が佐川とかHONDAとかを退けて優勝しちゃったみたいなもんですから。
ちなみに常磐木以外の選手としては、早稲田大学の権野選手や千葉選手がいました。・・・早稲田? つーってことは何かい?彼女は宮城からmaxやまびことかで新幹線通学しているってことかい?? ・・・さすがにそりゃないでしょうね。つまり居住地主義ではなく住民票主義だと。だったら、その気になれば、いくらでも‘ズル’が出来るんじゃないか。。。東京都練馬区にしか居住実態がないのに、埼玉県志木市の市議会議員に立候補できてしまったり。
ともあれ、序盤から若さ爆発で宮城県が攻め立てます。圧倒的なポゼッション率でいつでも点が入りそうな雰囲気。しかし、兵庫県が粘り強く対応します。このあたり1617歳の小娘にやられるわけにはいけないのですね。オトナの素養を身につけたレディたちとしては。
どれくらいオトナの素養を身につけていたかというと、センターフォワードの背番号が6番だったり、センターバックの背番号が11番だったり、完全に我々を翻弄してくるのですよ。「恋愛の要諦は、押して引いての駆け引き、化かし化かされの騙し合いよ!」みたいな。
なかでも目に付いたのがCF6番の杉澤選手。美人だった思いますよ。勝間和代を若くして、そして、あの周囲を威圧する化け物オーラを除去した感じ。5番の藤本選手も似た雰囲気。同じ関西ということで、なんだか全体的に丸山桂里奈チックというか。
ともあれ、そんなオトナの素養に、青春ド真ん中の少女達は翻弄され続けます。いつのまにかイニシアティブを明け渡し、退場者まで出してしまった。「こりゃ流石に厳しいな・・・」なんて思って眺めていたのですが、まだまだ就学年代の女の子たちは、部活の先生に叱られたくないのですね。罰走とかしたくないのですよ。お尻に火が付いた常磐木、、、じゃない、宮城県は、火事場のなんとかヂカラを発揮します。
後半も半ば過ぎ、中盤でボールを奪うと、CFの位置にいた白木に縦パスが通る。そこからワンタッチで左サイドのスペースにボールを振ると反応して走り込んでいた佐々木に通る。そこから思いっきりカットインして、そして、ズドン。画に描いたようなシュートで宮城県が決勝点をあげました。にしても、やっぱり住民票主義は腑に落ちないなぁ。2ステージ制移行なんかよりも、ずっと釈然としないのはワタクシだけでしょうか。