ムリキが話題でしたが・・・〜FC東京U23vs栃木(5月1日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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昨年までのマイ・スイート・ホームスタジアムこと、“ヒルズ・オブ・ウエスト”に行ってまいりました。試合前も試合後も立ち飲みしていたという噂の真相は確かめぬよう・・・

 

 

■前半

そりゃ、もう、“ムリキでgo!!”ですよ、この試合は。そうなんですよ、J1でもコンディションが整えば反則級の助っ人外国人であるにもかかわらず、ACLの登録とか、そういったことの関係上、J3のピッチに登場ときたもんだ。まとめサイトとかを眺めてみた限り、ファンサービス等々、なかなかのナイスガイらしい。試合中も、野澤あたりが「go!!」と叫んだら、即座にフォアチェックチェイスしていたので、俺様キングではないのでしょう。

 

 

試合は、栃木の山本が「こういうのを“ビューティフルミドル”って言います!」ってなミドルシュートを突き刺して栃木が先制したものの、前半のうちにFC東京U23が追いつきます。ムリキのPKでございます。そこは、ムリキ様に花を持たせてあげないと、いろいろややこしいことになりかねないですからね。年功序列に慣れた東アジア儒教文化圏の若者達は、素直にキッカーの座を明け渡します。そして、ムリキはムリキでちゃんと決めます。

 

 

というわけで、同点でハーフタイムに突入したわけですが、試合そのものは栃木がイニシアティブを握っていまきたかね。少なくともチームとしての完成度、機能性という意味では明らかに栃木が上回っていた。両チームの差を作ったのは、おそらく、ボランチコンビの差なのではないでしょうか。栃木のWボランチは古波津と本間勲の本職ボランチコンビ。それに対してFC東京U23幸野志有人佐々木渉。2人とも本職はボランチじゃないですよね。

 

 

幸野も佐々木も足下の技術だけならば、ボランチとしても十分にやっていけると思いますが、やっぱりこなれてないのですよね。佐々木については、ボランチとしてのポジショニングがあまり身についていないらしく、なんとなくウロウロしている感じ。幸野については、ちゃんと中盤でボールに絡むのですが、視野がアタッカーなんですよね。ゴールへの最短距離しか見えない。サイドチェンジであったり、横幅を意識したビルドアップが出来ていませんでした。

 

 

 

■後半

後半に入ると、試合も、それらしくなります。“それらしく”というのは、まず、ゴールデンウィークらしく絶好の行楽日和でしたので、選手たちの消耗が早い。しかも、栃木が比較的、意欲のあるチーム作りをしているらしく、わりと地上戦寄りでしたので、両チームともボールと同じ距離だけ走らされる。ゆえに消耗の速さが加速する。となると、どうなるか、両チームともカウンターを仕掛けあう、テニスのような試合展開になるのです。

 

 

そのなかで、良くも悪くも目立ったのが、FC東京U23の平岡。高体連時代から、その爆発的なスピードが評価されていた選手だけあって、カウンター合戦になったら、その走力が遺憾なく発揮される。でもね、ラストパスの精度が低いんだよなぁ〜。それから、判断のスピードも遅い。判断のクオリティも低い。頑張れ、平岡! “田舎の純朴な好青年”チックな佇まいも含めて応援せずにはいられない。

 

 

ともあれ、そんなカウンター合戦も、時間の経過とともに、迫力がなくなっていきます。繰り返しになりますが、消耗戦でしたからね、露骨にキレが失われていくのですよ。そのキレの喪失が、より顕著だったのはFC東京U23。なんせ、ベンチにはGK含めて3人しかいないのだから、なかなか交代のカードを切れない。そうなると、フレッシュな選手が前線なり中盤なりに運動量を補足することができなくなる。グダグダでしたね〜、終盤は。

 

 

となれば、栃木SCが攻略して、勝ち越しゴールを奪っても良さそうなもの。でも、ついに2点目のゴールを奪うことはできませんでした。栃木SCとしては、左サイドを何度も突破できていたので、そこからシュートに持ち込めれば良かったのですが、如何せん左SBが菅。本来は右利きでボランチの選手。走り込みながらワンタッチでクロスを折り返すことができない。これが痛かった。Jにとって復帰を至上命題とする栃木としては、悔しい取りこぼしだったでしょう。

 

 

 

■日本代表への推薦状

□推薦者

幸野志有人

□推薦理由

いつも思うのですが、この選手って、ホント、変換泣かせですよね。ワタクシが使っている日本語ソフトでは「こうの」と入れても「幸野」とは出ない。ましてや「しゅうと」と入力して「志有人」なんて変換されるわけないじゃないですが。そんな幸野は、千葉でも長崎でも主力として多くの経験を積んできた選手です。東京に戻ってもJ3暮らしならば、戻らなければ良かったんじゃないか、みたい結果論を振りまきたくなるような選手。

 

 

この幸野君。茶髪です。だいぶ明るめの。そして、顔面はヤンチャ系のイケメン。彼の最適職業がそれであると言うつもりは毛頭ないですけど、仮になんかの因果でホストをやることになったとしたら、確実にやっていける。そんな雰囲気を醸し出しております。この日、Wボランチを組んだ佐々木渉が正統派ジャニーズな雰囲気なのとは対照的な、ジャニーズグループでいうところのKAT-TUNみたいな感じ。日本代表の人気回復に貢献できるのではないでしょうか。