この日は、かつてのワタクシ的マイホームスタジアムであった“Hills Of West”こと西ヶ丘へ。
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さすがはFC東京の一員だけあって、資金が潤沢です。なんせ顔出しパネルを作る予算があるんですもの。それにしても、ここ56年で顔出しパネルはすっかり復権しましたね。一時期は「お土産屋さんのペナント」状態だったんですが。
同じように資金が潤沢なのは、西ヶ丘という競技場そのものも同じ。なんせ国立。スポーツ振興政策の重要拠点ですから、ピッチと観客席が近くとも、観客に水がかからないような最新鋭のスプリンクラーが備わっている。
この日の話題は、「J3の試合にムリキが先発出場しているよ!」ってので持ちっきり。アジアでの経験が長いからか、勤勉なんですかね。根が真面目だからアジアでやっていけているのか。ともあれ、選手入場の際にはエスコートキッズとコミュニケーションを図るなど、確実に“いい人”です。
栃木のゴール裏は、さすがはJ2で長く戦ってきたクラブだけあって、降格したJ3というステージにおいても、相応の数のサポーターが結集する。ゴール裏に限っていえば、前日の柏における神戸サポより多いくらいだったのではあるまいか。
FC東京のサポーターは、U23の試合でも「You’ll Never Walk Alone」を歌う模様。ただしU23の試合についてはゴール裏ではなくメインスタンドやバックスタンドから優しく見守りたいらしく、ゴール裏は、やや寂しめ。
寂しいと言えば、FC東京U23のベンチメンバー。写真に移っているのが、ハーフタイムにウォーミングアップをしていた選手の全てです。つまりGK含めて3人(+コーチが1人)。まぁ、おそらくこういうことになるのは百も承知で参戦したんでしょうし、ムリキの先発と、交代カードの不在で、相手にとっての不平等感はうまく相殺されいるのではないでしょうか。
この日のオーバーエイジは吉本。キャプテンマークを巻いておりました。高橋秀人と吉本の、どちらかがAチームの「第3CB」扱いで、もう1人がU23要員のようですね。U23は佐々木と幸野がWボランチを組むくらい真ん中より後ろが人材不足。仮に高橋秀人が夏のマーケットで動いて、吉本が「第3CB」扱いでAチーム帯同になった場合、大丈夫なんでしょうか・・・。
栃木の古波津。去年の天皇杯を観戦したときは地蔵っぽく見えたのですが、この日はガットゥーゾ。それにしてもヤンチャそう。一般受験の入学偏差値だけみれば難関校とはいえない流経出身。流経は茨城県で、所属チームは栃木。つまり北関東。しかも出身は沖縄。先入観で他人を判断しちゃいけないんですけど、“いかにも!”って雰囲気ですよね。
試合は栃木の山本がビューティフルミドルで先制するも、イユンスが獲得したPKをムリキが決めて、11のドロー決着となりました。山本のゴールは、なかなかでしたよ。「これぞ!」ってなミドルシュート。それにしてもイユンスって、ついつい「ユインス」って言いたくなりません?? ワタクシだけでしょうか?
帰るときに気付いてビックリしたんですけど、西ヶ丘と赤羽商業高校の間の道には、いつのまにか「Route2020 トレセン通り」なんて行政迎合な名前が付けられているんですね。そして、もっとビックリしたのが、2枚目の写真を見て気付く人はなかなかの地元力だと思いますけど、赤羽スポーツの森競技場と西ヶ丘の間の交差点にあった歩道橋が撤去されていたこと。引っ越して1年も経っていないのに、いろいろ変化がありますな。さすがは東京。田舎出身のワタクシとしては、街の移り変わりの速さに呆然とするばかりです。