三木谷浩史の深慮遠謀の周辺をウロウロと…

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楽天イーグルス騒動

結局、梨田さんが就任するんですか? 楽天イーグルスのの次期監督。揉めてますよね。そりゃそうだ、なんせ、イメージが悪い。改めて振り返るまでもなく、事の発端はシーズン途中における田代コーチの辞任。サッカーファンの立場からすれば、シーズン途中の解任とかは、さほど珍しくないのですが、野球の世界では、監督ではなくコーチが退任することって、衝撃的なんでしょうかね。

 

 

まぁ、サッカーでも、コーチが更迭されるとかは、そんなにないような気もしますが。というよりも衝撃的だったのは、「コーチが途中退任した」という現象そのものではなく、その理由ですよね。なんでも三木谷オーナーのたび重なる現場介入が度を超していたとかなんとか。しかも、その介入の仕方が筋金入り。だって、打順とかにまで口出しするんでしょ。これはなかなかのものです。

 

 

それにしても、三木谷さんも懲りない人ですよね。我々サッカーファンからすれば、「さもありなん」って感じですけどね。三木谷さん、最初はヴィッセル神戸に対して現場介入しまくりましたよね。監督人事とかで、急転直下、鶴の一声でわちゃわちゃにしてしまったり。で、ことごとくそれらがうまくいかずにヴィッセルはJ2降格してしまいました。潤沢な資金援助と、それと引き替えによる現場の混乱。この矛と盾は、現場の混乱という鉾が勝利を収めたわけです。

 

 

そんなこんなの経緯を、当然、サポーターは目の当たりにしてきたので、必然的に最終節終了後のセレモニーでは、サポーターからの大ブーイング。さしもの三木谷さんも、これには相当こたえたらしく、涙ながらに謝罪していたような。まぁ、でも、だからといって簡単にやめないですよね、現場介入。そうなんですよ、三木谷さんの現場介入って、今に始まったことではなくって、彼にとってのデフォルトなんですよね。たぶん、それがしたくて新球団を作ったんでしょうし。

 

 

 

■クリムゾンレッドは目的か手段か

一応、ヴィッセル神戸的に三木谷さん、あるいは楽天は、ホワイトナイトだったはずなんですけどね。借金まみれで首が回らなくなり、まかり間違えばチームが消滅しかねないような状況のなか、事実上の親会社となってくれたわけですから。特に当初は名実ともに三木谷さんのポケットマネーで経営を安定化させていたわけで、まさにパトロンでした。でも、そういう恩を差し引いても、なお、古参の神戸サポには釈然としていない思いを抱えている人も少なくないんじゃないかと。

 

 

それは、つまり、三木谷マネーと引き替えに、それまでのチームカラーを失ってしまったことへの怨念が、まだまだ根深く存在するのだろうということ。それまでのヴィッセルはゼブラカラーでした。それを、新たなパトロン様は、「だって、オレの色は、これだもん」という理由で“クリムゾンレッド”へ早々に変えてしまった。というかクリムゾンレッドって何だ? なぜ「えんじ色」じゃいけないんだ?

 

 

実は、この変更に、その後の未来が暗示されていたのではないかと思うのですよ。というのもですね、ゼブラカラーで有名なのは、御存知、イタリアの名門ユベントスですね。だから三木谷さんがパトロンになった瞬間においてヴィッセルはユーベカラーだった。でもね、三木谷さんにとって、ユーベって、都合の悪いテキストだったんだと思うのですよ。きっと三木谷さんは「オレのクラブをユベントスみたいにして、たまるか!」って思いで、チームカラーを変えたんじゃないかと踏んでおるのです。

 

 

というのも、ユーベはユーベでなかなかのものなんでしょうけど、それでも、他のイタリアの名門クラブ、具体的にはインテルミランと比べて、まだマシな部分があって、それは「オーナーの直接的な介入が、そこまで露骨じゃない」という点。というよりも、ベルルスコーニさんとかモラッティさんがえげつないって話なんだとは思いますが。で、そういう比較でみた時、「オーナーが素人であることを省みず現場に介入することこそ正義」というスタンスの三木谷さんからすれば、ミランインテルこそ正義で、ユーベは「あってはならない逸脱的形態」ということになる。ねっ、ゼブラカラーを改めるってもんでしょ!

 

 

 

バルサ改造計画

そんな楽天、今度はバルセロナのユニフォームスポンサーになるとかならないとかの噂があったりなかったり。これはなかなかエキサイティングなニュースですよね。かつてTOYOTAがフィオレンティーナの胸スポンサーになったり(今でもそうですかね?)、日系企業が欧州ビッククラブのスポンサーになること自体は、そこまでレアでもないですけど、それにしてもバルセロナか。これで楽天ユニセフと肩を並べてしまったよ。ってことは三木谷さんはアグネスチャンの地位まで登り詰めたということか??

 

 

でも、思うんですけど、「オーナーが素人であることを省みず現場に介入することこそ正義」という思想の持ち主である三木谷さんからすれば、これは、彼の信条に反するのではないだろうか。というのも、バルセロナって、そこまでオーナーなり会長なりの特定個人(強大な権力を持つ素人)の現場介入がえげつなくない(ように外野の我々には感じられる)。そんなクラブのスポンサーになるなんて、三木谷さん的には屈辱以外のなにものでもないんじゃなかろうか。

 

 

どちらかというとレアルの方がよろしいような気がするんですよね。レアルの場合は選挙で選ばれる会長さんですけど、現在の会長を見ていると、最高責任者の座に君臨できてしまえば、あとはいくらでもクラブを私物化できるような気がしないでもない、その在任期間中に関しては。三木谷さんのフィロソフィーからすれば、バルサよりもよっぽどレアルの方が相応しいように思うのですよ。にも関わらず、なぜ自らの哲学を曲げてまでバルサなのか。

 

 

思ったんですけど、たぶん、三木谷さんは胸スポンサーからはじまり、そこからバルサにおける地位を築き上げ、最終的には会長になってしまおうとしているのはなかろうか。そして、会長まで登り詰めた暁には、自らのフィロソフィーを前面に押し出して、ガンガンに現場介入しようとしてるのではないだろうか。メッシが体調不良だとしても、スタメン提出直前にメンバー表を書き改めさせて先発出場させちゃう、みたいな。だとしたら、なかなかの深慮遠謀。三木谷浩史、恐るべし!!