日本代表アジア3次予選の周辺をウロウロ振り返る

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※本シリーズは、まぁ、【御蔵出し】みたいなものです。当時のリアルタイムで書いたものなので、そういうものとしてお読みください。。。

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■日本代表 0 vs 1 ウズベキスタン代表(2012年02月29日)

3次予選は連敗でフィニッシュとなりましたね。ウズベキスタンの高速カウンターを食らって先制点を献上します。試合中の実況でアナさんも言っていましたが、点数と同様に試合内容でもウズベキスタンが上回っている、そういう試合で、まぁ、完敗ですよね。「気がつけば、遠藤・今野・藤本を除いて8人が欧州組か。途中出場も3人中2人は李と乾だし。日本サッカー界も飛躍したもんだ」なんて感慨にふけっている場合ではありませんでした。

それにしてもウズベキスタンは強かった。スターティングポジションは中盤フラットな442だったと思いますが、攻撃に移ると、縦の奥行きを上手に作っていました。中盤両翼が上がって、ボックスっぽくなるのが基本形でしたが、ボランチの8番の選手の単独突破が常に脅威であり続けました。

 

守備については、基本的には強固なブロックを作って守るって方向性でしたかね。ただ、中盤でプレスをかけることも多かったので、取りどころとして、日本の「4231」のうち「3」のところで取ろう、という感じだったのかもしれません。いずれにせよウズベキスタンは、かなりクラシカルなカウンターサッカーのチームだったと思います。しっかり守って、少ない手数で攻めきる、そういうチーム。

ただ、そこにフィジカルの強さが加わる。そしてナショナルチームですから、技術的にも、そこまで劣っているわけではない。そういう選手達が意思統一のもとソリッドなサッカーを展開したら、そりゃ苦労しますよね。

ただ、それにしても、この試合の日本代表は、よろしくなかった。後半の終わりの方は圧倒的に攻めまくったので、そこら帰納法的に考えていくと、やはりハーフナーの出来に問題があったと言うことになるわけですが、問題は、なぜハーフナーを先発起用したか、ってところですね。実はハーフナーって、代表デビュー以来この試合までの間、それほどしっかり合宿等に参加してきたわけではない。常連に見えて、スポット参加を繰り返してきたに過ぎないわけです。そういう選手を何故スタートから使ったか。

記者会見などでは、いろいろとファン心理をくすぐる発言をしているザックですが、彼は就任以来、一貫して超合理主義者なんで、この試合は完全な消化試合という位置づけで、ハーフナーというキャラクターを見極めるテストマッチという扱いだったのかもしれません。だとしたら、別に、この敗戦に大きな意味はない、ということになりますね。