日本代表アジア最終予選の周辺をウロウロ振り返る

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※本シリーズは、まぁ、【御蔵出し】みたいなものです。当時のリアルタイムで書いたものなので、そういうものとしてお読みください。。。

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■オーストラリア 1 VS 1 日本代表[2012年06月12日]

キックオフ直後はオーストラリアが一気呵成に攻め立てましたね。というより両チームとも非常にアグレッシブというか、「相手の出方を伺う」という概念が一切ない試合展開となりました。それが、最初の5分だけでなく、延々と続くんですから、ハイテンションというか、なんというか。両チームのGKは前半が終わる10分くらい前まで、ずっと大忙しでした。

後半に入ると一転、拮抗した戦いになり、ミリガンがイエロー2枚で退場したことで、その傾向により拍車がかかるなか、ショートコーナーから本田がサイドに抜け出して完璧な折り返し。それを栗原が押し込んで、それまであまり予感を感じさせなかった得点が日本に転がり込みます。

ただ、その後、ご存じの通り不可解な内田のイエローでPKを献上。これを決められて、その後はオーストラリアが攻勢に出る。そして、なぜか徐々にレフリーが試合途中にホームアドバンテージを尊重しはじめる。そうすると、バタバタしだした日本代表はゲームコントロールを失い、再び不可解気味な笛で栗原が退場。10対10になってからは、お互いが這々の体でドローとなりました。

試合に関しては、川島が前半から大忙しでしたね。しかも、川島さん、どうにもこうにも不安定だった。飛び出してはボールに触れず、決定的なピンチを迎えるってシーンが立て続けにあったりと。最後の最後、栗原が退場になった場面でウィルクシャーのフリーキックを横っ飛びスーパーセーブしたことで帳消しになりましたが、前半の19分には、川島が空にしたゴールへのシュートを内田が背中で防ぎ、さらに栗原がスーパークリアでかきだすっで場面などは、冷や汗が滝のようであり、悲しみが雪のようでもありました。

このシーンで日本を救った内田と栗原が、この試合のキーマンになりました。

まず、貴重な先制点を叩き込んだのが栗原ですよね。そして不可解なジャッジの当事者になったのも栗原、そして内田でした。

栗原の2枚目イエローに関しては、カメラが写していないところでアレックスともつれ合った感じでしたので、いかんとも判断しかねますが、内田については気の毒でしたね。名波さんが仰っていたように、貰った本人が浮き足立って交代やむなしって雰囲気に陥ってしまうくらい「わけのわからないカード」でした。

・・・でも、まぁ、仕方ないですね。これくらいのことで文句を言っちゃいけません。内田が相手選手を抱え込んでいたことには違いがありません。

・・・ただ、少なくともJリーグでは、こういうプレーでファウルをとられることは、まずありえません。ではファウルじゃないかっつったら、ファウルではある。でも普通はとらない。

分かりやすく言えば、制限速度60kmの道を65kmで運転していたらキップを切られてしまった、みたいな感じ。日常生活において制限速度を5kmオーバーしてたくらいで捕まることは絶対にないわけです。でも、違反か違反じゃないかと問われれば、違反なわけで。まぁ、これくらいのホームアドバンテージ想定の範囲内として構えてないといけないでしょう、我々サポーターも。