ロンドン五輪壮行試合(男子)&なでしこvsスウェーデンの周辺をウロウロと…【テレビ観戦記】

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いよいよ、ロンドンまでのカウントダウンも始まりましたね、みたいな今日この頃、皆様におきましては如何お過ごしでしょうか?

ワタクシは別館4thDayMarketCentreをアップしております。

後半の序盤はお祭りでした、とかなんとか言っちゃって浦和vs鳥栖(07月07日)その4

バケツをひっくり返すと先ずは鳥栖が困る、とかなんとか言っちゃって浦和vs鳥栖(07月07日)その5

バケツをひっくり返すと結局レッズが困る、とかなんとか言っちゃって浦和vs鳥栖(07月07日)その6

U23日本代表 1 vs 1 U2ニュージーランド代表[07月11日 キリンチャレンジカップ]

実況のアナさんが仰っていたように「ようやく決まった」先制点は、「サプライズ選出の杉本」。徳永のミドルシュートをGKが弾いて、こぼれたところに詰めたもの。なんだか、ジョホールバルのときのゴールデンゴールを思い出しますね。しびれを切らして中田英寿がミドルを撃って、こぼれたところに岡野がカラダごと押し込む、みたいな。

後半ロスタイムの失点については多くを語るまい・・・。「1人1人の意識」みたいな精神論で解決するような単純な問題ではないと思いますが、吉田がどうにかしてくれると祈るのみ。

さて、上で「 」で括ったのはアナさんのコメントを引用したって意味ですが、この試合のアナさん(西岡さん)って不思議な日本語を使いますよね、「得意のスピード」とか「得意のフィジカル」とか。いや、言いたいことはわかるんですよ、えぇえぇ。伝わります、伝わります、十分に。でも、一般的に「得意な」ってのはプレーの種類に使う言葉であって、身体的特徴に使用することは、どちらかと言えば稀なような。。。ま、枝葉末節の話でございますな。

にしても、ニュージーランドボランチというか、中盤におけるフィルタリングはスッカスカでしたね。17番のマクジョージあたりは最終ラインのフォローアップから攻撃参加まで、かなり精力的に上下動していたと思うのですが、なんで、あんなにユルユルになってしまっていたのでしょうか?

そんな感じですから、面白いように日本のパスは繋がっていたのですが、なかなか重傷な決定力不足。なかでも清武。どフリーで外すって場面が23回ありましたよね。というか、清武って、今シーズンに入ってからセレッソでも、ずっとあんな感じじゃなかったですか?

悪くはないですし、一つ一つのプレーの精度も決して低くない。アイディアも面白いし、判断も早い。決して独りよがりではなく、それでいて責任感を感じさせる、そういうプレーを見せてくれるんですが、どうも結果に結びつかない。どこかに空回り感を否めない、みたいな。

一方、清武の盟友である東は特徴を出していましたね。彼の良いところというのは、全てのプレーにおけるアベレージが高いこと。要するにオーマイティな選手で、落ち着きもあるわけですが、なかでも素晴らしいのは、中盤の選手であるにもかかわらず、相手DFを背負った状態でもカラダを預けながらしっかり足下のポストプレーをこなせることだと思います。

2列目には、そういう東と永井がいるわけですね。そのことにより、大津が自由に動き回れる。ちゃんとCFの位置までボールを貰いに行ける選手が2人いることで、大津は心置きなく低い位置に下がったり、左右に流れたとりできるわけです。

そうすることで、前線に流動性が生まれるし、東や大津や清武や永井が縦にランニングした形でボールを受けて、相手ゴールに向かって進入できる。どうも、かなり低い評価を下されてしまっている、しかも「例えば、こうこう、こういうプレーがどうのこうの」みたいな具体的な指摘を欠いたまま低い評価をされてしまっている東ですが、関塚JAPANのアタッキングのダイナミズムを担保するにあたっては、この選手が、キーマンの1人になるのではないでしょうか。

■なでしこ 1 vs 0 スウェーデン女子代表[06月21日 国際強化試合]

前半20分過ぎ、この日MFに入った安藤選手からのスルーパスに反応した永里選手がオフサイドラインぎりぎりで飛び出し、確実に流し込んでなでしこが先制します。

で、前半は、そのまま日本が圧倒したというか、スウェーデンが自滅していたというか、って感じだったのですが、後半になると状況は一変。前半、FWのシェリンを走らず以外に全く形を作れず、中盤でミスパスのオンパレードだったスウェーデンが息を吹き返す。なでしこは防戦一方。

それでも、終盤の波状攻撃をGK福元がスーパーセーブを織り交ぜながら適切に対処し、どうにかこうにか虎の子の1点を守りきりました。

さて、後半キックオフ直前、センターサークル付近で次のような光景が展開しておりました。後半から大滝選手に代わって投入された丸山選手に安藤選手がおもむろに近づいていきます。そうして何を始めるかと思えば、丸山選手のユニフォームが少し斜めっていたのか、そこを修正。

現在の日本代表のユニフォームは真ん中に縦線が入っていますので、そのあたりの「ピシッ」と感がしっくりこなかったとか、そういうことかと想像されますが、うん、女子。女子ですよ、これは、思い起こせば高校生とか中学生の頃、女子達は何やらお互い鏡を貸し借りしながら、相手の着こなしやら髪型やらがちゃんといけているかどうかをチェックして、直しっこをしていた記憶があります。その世界です。そんなもん、休み時間にゆっくり話し合えばいいだろうってことでも、ないやらメモを切れっ端にしたためて回していく、そんな雰囲気に似ておりました。

ただ女子を感じさせるという意味ではスウェーデンも負けてはいません。というよりも、スウェーデン代表は女子力の固まりといって過言ではないでしょう。アメリカU20には金髪ポニーテールが1号から4号まで各種取り揃えだったのですが、このチームに至っては選り取り緑すぎて、いったい何号から何号までいるのか、さっぱり把握できません。

ただ、その中でひときわ異彩を放っていたのがキャプテンのボランチで18番のフィッシェル選手。オダギリジョーみたいな髪型なのですよ、それがまた。横と後ろは思いっきり刈り上げ。前髪と頭頂部の髪だけ伸ばしていて、非常に男前。

当然、顔立ちも非常に凛々しく、そしてプレーもアグレッシブに「前へ!前へ!!」とドゥンガばりに突き進みます。もう、完璧にファンキー。そしてロック。俺たちは夢以外何も持たない落ちこぼれの石ころだけれども、ロックンロールは裏切らないのさ。

他方、なでしこの女子力といえば高瀬選手。もちろん男前という意味ではなく。なんといっても、高瀬選手、ボランチでスタートしながらも、途中で左MF、さらには右MFとポジションを移していきました。四つばかり足りませんが、七変化といって良いでしょう。そして、所属しているのが「なでしこジャパン」。そうなりゃもはや「ヤマトナデシコ七変化」。キョンキョンですよ、KYON×2。これを女子力といわずして何を女子力というんだって話でございました。