ナビスコやら大宮騒動やらも含めて、今更ながら大宮vs磐田(08/15)をウロウロ振り返る

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祝!ジュビロ優勝記念!!な、今更ながらシリーズです。てゆうか、ワタクシのブログ作成手順としては、

試合観戦→感想を箇条書きする→目次っぽく仕上げる→しばらく放っておく→暇な時期に、文章化する

ってパターンなんですね。で、はライフワークですし、については、帰りの電車の中でできる。はさておき問題はなわけです。ここに時間とパワーがかかる。なので、の状態のスケッチが溜まりまくっておるのです。

本エントリーもの状態で眠らせていたのですが、本来ならばお蔵入りするはずでした。なぜならば、まんまと大宮フロントの「粉飾行為」に騙されていたからですね(前半部分)。ただ、後半部分は、ナビスコ決勝のときの感想を概ね同じですので、この際、アップしてしまおうと。てなわけで、特に前半部分は「こんなオバカさんがホントにいたんだね」くらいで、読み流してくださいませ。

すでにマッチレポはしてありますが、お盆に大宮と磐田の試合を見に行きました。そのときのことを。

皆さんは、お盆って、どうやって過ごします?一般的には実家に帰省したり、配偶者さんがいらっしゃる方は、そちらの国元を訪れたり、そんな感じでしょうか。

ワタクシ、今年はイロイロありまして、といっても大したイロイロではないのですが、タイミング的に帰省って感じにならなかったので、都民をしておりました。じゃあ、サッカーを見ようじゃないかと大宮に行ったわけです。

大宮のスタジアムって、結構、混雑しますよね。川崎とか甲府とかと同じで、キャパの割に、観客動員数が多い。しかも、そこそこ安くて、そこそこ空いているってカテゴリーの席がないんです。GWに見に行ったときはバックスタンドに座ったのですが、結構な混雑ぶりでした。

そこで今回はメインの隅っこに陣取りました。ちなみにカテゴリー(=料金)は同じ。自由研究をしたのです。NACK5スタジアムでは、同じ料金の場合、キャパの少ないバックスタンドと、キャパは多いが観念的にグレードが高く感じるから人が集まりやすいであろうメインスタンドとでは、どちらが混むのかっていう(自由研究A)。ただ、実はこの日、もう1つ自由研究をしてました。それは、お盆って観客が増えるのか減るのかっていう自由研究です(自由研究B)。

この自由研究Aと自由研究Bって、基本的に同時進行できないんですね。Aを確かめるためには、Bの結論が「変化なし」ってことにならないと、前提条件が変わっちゃいますから。当然、対戦チームも同じであるべきなんでしょうが、広島と磐田ではアウェイ自由席以外の動員は、それほど極端には変わらないだろう、ということにしました。

で、結論的には、有料入場者数は、概ねGWもお盆も変わらないらしい。そして、同じ動員数ならばバックよりメインの方が席に余裕があるらしい、との結果がでた次第であります。そうです、ここですね、オバカさんの単純なところは。完全にワタクシ、「大本営発表」を信じ切ってしまったようです。

本来の問題関心は、お盆だと観客動員数って変動するのかどうかにあったわけですね。大宮って、お盆とか正月には、人口が増えるのか、減るのか。なんとなく、地方から上京してきた方が、あれこれ住宅事情を鑑みて住んでいるってパターンが多いのかなとの印象を持っていたので、お盆はゴーストタウンになっているかと予想していたのですが、「公式アナウンス」だと、そうでもないということになる。「大宮生まれの大宮育ちだから、帰省とか関係ない」って人も多いのかなぁ?なんて思ったのですが、この点については、来年、再び実証しなければならなくなってしまいました(泣)

さて、この試合は大宮と磐田の中盤における対決に見応えがありました。

まず、磐田の西選手と大宮の藤本選手というベテラン攻撃的MF対決。両選手とも90年代からJリーグを牽引してきた息の長い選手ですね。

西選手は、まさに最後に残った黄金期戦士です。奥がいなくなり、福西がいなくなり、前田以外の下の世代が伸び悩むなか、ケガに苦しみながらも、なんだかんだでジュビロを支え続けています。この試合でも、広い視野と確かな技術で、特に前半は駒野選手とともに右サイドを制圧していました。流石です。

一方の藤本選手も、広島時代には代表候補に呼ばれるなど、若いうちから頭角を現しました。しかし、名古屋に移籍してからは少し苦労してましたよね。で、そうやって一度リズムを崩すと、そのままスランプから抜け出せずに消えていくってパターンも少なくないと思うのですが、大宮に移った後は御存知の通りの大復活です。この試合では、前半は、SBがボールを持てずにいたにもかかわらず、サイドに張っていたので、なかなかボールが入りませんでした。ただ、後半に入ると息を吹き返し、真ん中低めに流れつつ、多くのボールに絡んでしました。

で、なぜ後半に、藤本選手が輝き出したかと言うと、それは青木選手の個性に関わるかと思います。

この試合、もう1つ見応えがあったのが、磐田の上田選手と大宮の青木選手という、若手守備的MF対決です。

上田選手は、もはや若手って感じではないかもしれませんね。確か、アジウソン政権のときに抜擢されて台頭した選手だったかと。その後、大怪我を負って、今年になって、ようやく完全復活。この試合でも、低めの位置で的確なボール捌きを見せていました。まさに正統派ボランチ

一方、大宮の青木選手はボランチとして少し異端ですかね。あるいは、この試合に限った現象かもしれませんが、低い位置でボールを捌くって感じでは、あんまりない。厳しい言い方をすれば、中盤での存在感が希薄。じゃあ、まるで活躍していないかと言うと、そんなことは決してない。この選手の真骨頂は、いわゆる「3列目からの飛び出し」ではないでしょうか。この試合、覚えている範囲でも4本くらいPA付近から、「ちゃんと可能性のある」シュートを撃ってました。

中盤では消えていて、PAエリアで存在感を発揮するという、なかなか個性的な輝き方をする選手ですが、低い位置での地味な作業を安定的にこなせるようになれば、かなり期待できるんじゃないかな、なんて印象が残っております。

で、なにゆえ、この時期に恥を忍んで本エントリーを掲載したかというと、冒頭で述べたように、西選手と上田選手に対する感想が、ナビスコ決勝と全く同様だったからです。ゆえに、本エントリーをもって、ナビスコ決勝のジュビロ選手評に代えさせて頂きます。