ペケルマンの誤算についてアレやコレやほくそ笑んでみる【コロンビアvsチュニジア】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■コロンビア 1 vs 1 チュニジア[練習試合 05月24日]

コロンビアが強いのは、日本でもさんざん報道されていますからね。当然のようにイニシアティブを握ります。そして、完璧に相手を崩して、PKを獲得。ハメス・ロドリゲスが決めます。ただし、PKを奪ったシーンでGKを交錯したイバルボが早々に交代してしまいました。

その後、試合が落ち着くと、チュニジアのカウンターがコロンビアゴールを脅かすことになります。で、相手の縦に速い展開に歩調を合わせてしまったのか、コロンビアも縦パス中心に。しかし、その縦展開が雑。ってなわけで、さんざんインターセプトをくらった挙げ句、守備の受け渡しに乱れが出て、チュニジアのカズリにミドルを決められてしまいました。同点。

親善試合ということもあって、両チームともに後半開始とともに選手を入れかえ、チュニジアについてはフォーメーションも4231から4141に変更してきた。両監督ともに経験豊富な方たちなので、このあたりの修正力は見事。それでも時間が経過して運動量が落ちていくのにしたがって、地力の差が出はじめる。前半の途中から消されていたハメス・ロドリゲスのパスワークも冴えてくる。んが、親善試合だってのに、イエロー2枚でペレアが退場したことにより、どことなくグダグダになりながら、11のドロー決着に終わりました。

コロンビアはファルカオが復活できなかったときに備えて、さまざまなテストをしていましたね。前後半で1トップを代えていますし、前線4枚は、選手交代にともなって、コロコロコロコロとポジションを入れ替えていった。まさに「本番前のテストマッチ」。後半開始とともにCBをさげて、ボランチを下ろしたりとか、いろいろなオプションを試していた。そういうスタンスのコロンビアにとっては、後半30分過ぎのペレア退場でさえ、ポジティブなシミュレーション練習になったのかもしれません。

では、なぜ相手がチュニジアだったのか。同じアフリカということでコートジボアール対策とも考えられますが、ブラックアフリカと地中海沿岸のローマ帝国とか、そういった勢力圏内にあった地域では、歴史同様、サッカーのスタイルが全く違いますから、コートジボアール対策にはあまりならない。謎です。その謎を解く鍵はこの日のチュニジアが展開していたサッカーにあるのかもしれません。

この日のチュニジアのディフェンスは組織的だった。そして前線も含めて、割り切って守備に人数をかけてきた。攻撃はカウンター中心で、基本的には、アタッカー3人の個人技に託すような感じ。・・・これって、どこかで見た光景じゃないですか?

そうなんですよ、2010南アフリカWCにおける日本代表にそっくりなのですよ。ひょっとしてペケルマンは、ザックJAPANも岡田JAPANと同じようなサッカーをしていると勘違いしているのではないか? だからチュニジアをテスト相手に指定したのではないか。だとしたら、完全に見当外れですから、これはチャンスです。コロンビア、恐れるに足らず! ・・・な、わけないですよねぇ。。。