南アフリカワールドカップの周辺をウロウロと…

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「あえて旬じゃないときにアップする」というモットーを持つ幣ブログ。単に筆が遅いだけとの説もありますが、そんな雑音には耳を貸さずに、なぜか、この時期にこの夏のワールドカップの各試合レポ(地上波限定)をします。

の、第五弾。

オランダvs日本

「01」。いかにも日本代表らしい負け方をしました。この試合の目玉イベントは「途中から俊輔が出てきたこと」でしょう。

ここ12年、ガタッとコンディションを崩した俊輔。体調の問題なのか、蓄積した勤続疲労なのか、スペインで挫折したことで精神的あるいは技術的なスランプに陥ったのか。部外者のワタクシには判断できませんが、とにかく、まるで精彩を欠くようになりましたね。かつての「日本の大黒柱」も、いまや見る影さえありません。

一方、同じように、昨シーズンあたりから、今ひとつトップフォームでなかったのが遠藤。これまた、多くのブロガーさんが、「劣化が著しい」みたいな批評をされていました。

ただ、日頃、上司として遠藤に接している西野さんだけは、「なんだかんだで、本番には合わせてくるよ、我々の常識とは違うところにいる選手だから」的なとを言ってたみたいですね。新聞によると。

そして実際に、南アフリカでの遠藤は、過不足なく「いつもの遠藤」でした。飄々と「普通」のプレー、厳密には「普通に見えて難しい」プレーを、キッチリこなしていく。さすがでございました。

ガーナvsオーストラリア

解説の堀池さん、オーストラリアを応援してましたね。「同じアジアの代表として、ぜひ頑張ってほしい」という気持ちがビシバシ伝わってきました。絶対に応援しなければならない試合が、たぶん、あったりなかったりするのでしょう。

それにしても、人間の心理って不思議ですよね。

オーストラリアは、今回の予選からAFCの仲間入りをしましたが、あくまでそれは、サッカーの代表チームがアジア枠で戦うようになっただけで、オーストラリアって国そのものがアジアになったわけも、いきなりオーストラリア人がアジア的メンタリティを身につけたわけでもないですからね。

この4年くらいでオーストラリア観光に行く日本人が特に増えたわけでも、来日するオーストラリア人観光客で成田が溢れかえるようになったわけでもないでしょう。

でも、感覚として確実に身近な国になりましたよね。サッカーファン的には。かく言うワタクシも、オーストラリアがAFCに加入して初めて「案外オセアニアはアジアに近接している」という事実を実感しました。

そんなわけで、オーストラリアのサッカーな皆さん、ようこそアジアへ。

カメルーンvsデンマーク

2試合続けて、アフリカのチームをテレビ観戦しることになりました。この辺の地上波のチョイス(スカパー!のチョイスの問題?)は、なかなかオツですな。オーストラリアとガーナの試合でも堀池さんが繰り返しておりましたが、アフリカ系の代表チームって、ペナルティエリア内で、雑ですよね。

日本人の場合、ペナに入ると、過度に緊張して、力みすぎて失敗したりするものですが、逆にアフリカンな人々はペナでの緊張感がなさ過ぎに見えますよね。しかも、

「ペナに入ったからといって、必要以上に意識しない」

とかではなく

「ペナに侵入するまではシッカリ集中してボールを回していたのに、ペナに入ると途端に、集中力が切れたようなプレーをする」

みたいな感じ。この辺のメンタリティは、「ベタに日本人的な小市民」を自認するワタクシの理解を超えた部分でございます。

そういえば、エムボマも、スーパーなプレーを見せたかと思いきや、突然、プレーが雑というか、淡白になることがありましたね。良いプレーと、気の抜けたプレーの差が激しいというか。

スロバキアvsパラグアイ

都並さんが、とても饒舌でした。基本的に、独特の切り口からわかりやすい解説をしてくれるので、好きの部類に入る解説者なんですが、それにしても少し喋り過ぎだったかもしれません。アナウンサーの話す隙間がなくなっていて、選手の名前がわからなかったんですね。

もともと日テレは伝統的に南米を大切にしていますから、パラグアイの選手の名前はそれなりに実況されていたのですが、スロベニアの選手の名前を言わない、言わない。

ただでさえスロベニアは、前線4人のうち、17番以外の3人が揃って修道僧みたいな髪型、ブディズムスタイルで言うところの「坊主頭」をしていて、尚且つ、この4人がが非常に流動的にポジションを入れ替えるので、誰が誰だかわからなくなるのに。ただでさえ「ca」が「ツァ」と発音されたりとかして、背中の文字を読んでも選手名が復元できないというのに。

まずは、ボールに関与しているのは誰か、名前をアナウンスすることから始めてもらってよいですか?