柏のACLグループリーグ突破を賞賛しつつ、トンネルに入っていた頃のFC東京に思いを馳せる【柏vs貴州】&【FC東京vs鳥栖】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■柏 1 vs 1 貴州人和[ACLグループ予選 04月24日]

序盤はホームの柏が、やや保持率で上回る展開。ただ、すぐにイーブンな感じになって、中盤では緊張感の溢れるゴチャゴチャが繰り広げられました。どちらも、それほど決定機をたくさん作るわけではなく、重厚な前半戦となりました。

というのも、貴州が「これぞ、アウェイの前半!」といった戦いをしていたのですね。攻撃は外国籍の2人にお任せ気味にして、手数をかけない。つまりリスクを負わない。それに対し柏は3トップ気味に挑んだことでクサビのターゲットが増えたのに加えて、左SB増嶋が積極的な攻撃参加を見せていたものの、基本的には、のらりくらりと試合を進める例のパターン。

後半になると試合が動きます。ぶちこみましたね、増嶋、セットプレーから。ジョルジ・ワグネルがいれたグランダーのフリーキックのこぼれ球が足下に転がってきて、綺麗にミートしました。そして、テレビで大写しになる潮田玲子。やっぱり美人だ、完全に。

そうすると、中国のチームにありがちな、‘プッツン’となります。・・・若い方は‘プッツン’という言葉を知らないかもしれませんね。「説明しよう! ‘プッツン’とは精神的自制力を急激に失うことを言う!!」。そう、少しプレーがラフになったのです。

ただ、そのタイミングで、選手交代によりパワープレー全開モードに移行したことが奏功したのか、すぐさま気を取り直したらしく、それ以降は、4トップ気味になって、愚直なまでにロングボールでパワープレーを繰り返します。そして、それが実際に実を結びました。

ミシモビッチが縦にロビング。ムスリモビッチが持ち前の高さで繋ぐと、走り込んだ李の足下に届いて、勢いに任せてシュート。さしもの菅野も対応しきれず同点ゴールを失いました。尤も、1点入ったことで貴州がちょっとした満足を得たのか、少し落ち着いてくれて、引き分けでOKな柏としては却ってラッキーだったかもしれません。

レイソルとしては、2トップにシステムチェンジしてから、田中順也が機動力を発揮し、さらに身体がキレているのか、しなやかな身のこなしからカウンターを牽引しましたが、どうも、クレオが期待に呼応できない。「89分寝ていても、1分で仕事をすればよい」ってタイプだとしても、その‘1分の仕事’が、この試合ではできませんでした。レイソルとしては、FWの枚数の絶対数が少ないだけに、そろそろクレオに熟睡から目覚めて欲しいところかもしれません。

FC東京 0 vs 0 鳥栖[ナビスコ予選 03月20日]

スコアレスドロー・・・。

まずは五分五分の展開で始まった一戦。やがて鳥栖が良さを発揮し、セカンドボールの争奪戦で優位に立ちます。しかし、FC東京も、時間の経過とともにジリジリとペースを握り直していきます。全体としては、FC東京が悠然と受けるという前半となりました。

と言いますのも、前半のFC東京は強風の吹く中、風下に立っていましたので、「まぁ、後半まで待ちましょう」という感じだったように思います。実際に、エンドが代わると一気に形勢を得て攻勢を仕掛けます。ただ、どうも中だるみというか、後半の20分前後になると、中盤での不用意な横パスをカットされて、ピンチを迎えまくってしまいます。

そうやって中盤がズルズルになってしまったこともあり、時計が進むにつれて、中盤での大相撲が激化するという、不思議な展開になりました。で、そういう時間帯を経た後半も残り15分くらいになって、ようやく〈ポゼッションvsカウンター〉というイメージ通りの構図が現出し、そして、FC東京が〈攻めながらも決められずタイムアップ〉を迎えるというお約束の結末を迎えたとさ。

この試合で、目を奪われたの両チームなパワフルな選手たち。まずFC東京で力強さを発揮したのが李忠成。必ずしも安定的に良さを発揮できたわけではありませんでしたが、随所に、欧州で揉まれて身につけたフィジカルの強さが垣間見られました。

鳥栖のパワフルといえば、‘清武の弟’こと清武(下の名前は体裁上、不要なはずので省略)。藤田選手に代わって投げ続けたロングスローもパワフルでしたが、それ以上に、一試合で2回ほどあった‘うぉぉぉぉぉ!!’ってドリブルが迫力満点。また、セットプレーを含めたミドルシュートも力強かったですね。

清武選手って、プレーもパワフルですが、ルックスも精悍。男臭い。色黒で筋肉質。ヒゲを蓄えたら、いかにも似合いそう。鳥栖には、他にも水沼とか赤星とか、〈精悍で色黒な男臭いタイプ〉が揃っていますよね。彼らを眺めていると、なんというか、ある種の職業の人々が想起されます。ちなみに、〈ある種の職業〉というのは・・・。えと、、、、我々が‘現役バリバリ’の頃には、そんな言葉は存在しませんでしたけど、‘セ○シ○女○’やら‘○ク○ー○優’やら呼ばれる職業人がいらっしゃるじゃないですか、その男子バージョンというか、何というか・・・はい。