横浜FC、余裕の勝利〜横浜FCvs水戸ホーリーホック(5/3)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□長距離フェリーダービー

横浜FCと水戸、サッカーファンならすぐに共通点が思い浮かびます。どちらもチームカラーが青系統。水戸は青で横浜FCは水色。とはいえハマブルーって自称してますから、青っちゃ青。とはいえ、それくらいの共通点で満足しちゃいけません。フェリー好きでもあるワタクシ的には、よりニッチな共通点がありまして、まず水戸ですが、ホーリーホックは近年『ガールズ&パンツァー』でパンチラしつつサポーターを増やしております。そのガルパンの聖地が水戸から30分ほどの大洗。で、大洗からは北海道は苫小牧行きのフェリーが出ております。

しかし、それならば横浜、というか神奈川県も黙ってません。横浜から、ちょうど水戸―大洗と同じくらいの距離を移動しますと横須賀に到着しますが、その横須賀からは4〜5年前に門司直行便という長距離フェリーが就航しました。コロナの行動制限で、ありとあらゆる飲食店が20時に店じまいする中、呆然と立ち尽くしながら、小倉駅22時発のフェリーターミナル行きシャトルバスを待つ空虚感を、ボクたちはきっと忘れない。

 

□どちらも、まあ、それなり

さて、品川止まりの上野東京ラインから京浜東北線に乗り換えて乗り込んできた?水戸は、ここ5試合で1勝3分1敗です。引き分けが多いですね。ここ5試合で1敗しかしていないと解釈しておきましょう。順位としては17位なので、水戸の予算規模を踏まえれば「まあ、こんなもの」といったところかと思いますが、わりと濱崎さんには否定派が付きやすいんですかね、批判されがちな印象もあります。繰り返しますが、予算規模的には「こんなもん」という順位。

迎え撃つ横浜FCはここ5試合で2勝2分1敗の4位です。基本的にはシーズン開幕から順当に勝ち点を積み重ねております。もっとも、ちょいちょい勝ち点を取りこぼしているのも、また事実。とはいえ四方田さん以外の監督ならもっと良い成績を収められそうかというと、そのあたりは昨シーズン序盤の阿鼻叫喚を思い出すべき。わけのわからない御雇い外国人に下駄を預けるというギャンブルに走るよりは、四方田体制維持こそベストでしょう。

 

□前半はスコアレス

というわけでピッチに目を移します。まず水戸ですが、今シーズンは長井長尾の長長Wボランチコンビが注目されるところ。この日は前田がスタメンで長尾はベンチスタート。長井は元気に先発出場してましたが、なかなかがゴツいですね、ガタイが。もう一つ注目は右SBのキャプテン村田航一。すっかりサイドバックが定着しましたが、対面する横浜FCの左WBは同じ名字の村田透馬。どちらが高い位置を取れるかというバトルが興味深かったです。

一方の横浜FCで目に付いたのは伊藤翔さん。かな〜り広範囲に動き回って攻撃の起点となります。とりあえずボランチはおとりでこの選手がボールを受けにいくってのが基本形。時折、ボランチより低い位置まで下がってボールを貰う。横浜FC守備陣が奪ったボールはいったん伊藤翔に預けて、そこから攻撃のスピードアップするって感じでした。それから福森があまり左サイドにいない。疑似アンカーというか、疑似左ボランチみたいなイメージで左のハーフスペースか真ん中にいる。それでマーカーの甲田を引きつけて、空いた左のスペースに井上潮音が流れていくのが一つのパターンでしたかね。

ともあれ前半の攻防は、水戸が奪いどころに設定していたと思しきセンターサークルをめぐる争いが熱かった。そこを徐々に横浜FCが掌握していくと、水戸はアタッキングサードでのファールが目立つようになる。とはいいつつもスコアは動かない。横浜FCは村田透馬が、水戸は寺沼星文がそれぞれバー直撃のシュートを放ちましたが、スコアレスのままハーフタイムを迎えました。

 

□水戸の機能不全

スコアが動いたのは後半。水戸GK春名のキックが横浜FCの高橋か伊藤翔かに直撃。それが絶妙にカプリーニへのラストパスとなり、そのままカプリーニが決めきりました。このあたりの抜け目なさってのは、南米の選手が伝統的にストリートで身につけてきた業でしょう。それにしてもカプリーニと高橋の相補関係は良かったですね。攻め残りたいカプリーニに対して、機動力を兼ね備えた高橋が積極的にプレスバックする、みたいな。

逆に水戸は攻め手が見つからない。頼みの寺沼星文も横浜FCのCBボニフェイスがガッチリと潰しまくる。とはいえ横浜FCの守備陣で空中戦要員はボニフェイスしかいない。「ってことは前線にもう一枚空中戦用のターゲットがいれば良いのではないか?」などと考えていたら、濱崎監督も安藤を投入して2トップに変更してきました。「これはおもしろくなるかも⁈」と思った、その刹那、コーナーキックから岩武が決めて、横浜FCが突き放しました。

で、ここで水戸のメンタルが切れてしまったかもしれません。岩武の追加点以降、全くもって水戸のオーガナイズが機能しなくなる。横浜FCは前線3枚のうち2枚が水戸最終ラインに制限をかけるのですが、その制限だけで水戸のビルドアップはまるでお手上げ状態に。当然、劣勢を覆すことなどできるわけもなく。横浜FCが余裕綽々で逃げ切ることに成功しましたとさ