ちゃんとしてる〜湘南vs大分(5/12)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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この短い期間に、平塚に2回も来てしまいました。ゴールデンウィーク真っ只中の名古屋戦は、メインスタンドの席しか空いてませんでしたが、この試合ではバックスタンド中央の指定席チケットを無事にゲット。比較的リーズナブルに観戦することができます。まぁ、印象の問題であって、結局、スタグル(つまりアルコール)で無駄遣いするんで一緒なんですけどね。ちなみに「茅ヶ崎までが湘南」という言説はサザンのあの歌に“烏帽子岩”が出てくるから成り立つ論理だと思う。

対する大分。いやぁ、大旋風を起こしていますね。J3時代に片野坂トリニータを観戦して、「ちゃんとサッカーしてる〜」とは思ったのですが、まさかJ1で旋風を起こすことになろうとは。。。それもこれも浅田飴効果なのでしょうか。確かに浅田飴って良いですよね。何が良いって、あの金属製のまんまるケース。コンビニとかドラッグストアで売ってる一般的な喉飴と違って、短期間で消費し切らなくても、カバンの中とかでネチャってしない。

 

■前半

この日は辻堂駅近くにある「辻庵」というビストロでランチ。「やまゆりポークと湘南キュウリのロールカツ」(1000円)、上品でしたねー。上手いですよ、そりゃ。でも、如何せん、いまだに「好きな食べ物はハンバーグ!」っていう小学生舌には、少しだけ上品すぎたかも。ついでに「辻庵ハイボール」も頼もうと思ったのですが、ウイスキージンジャーエールで割るらしく、糖質制限中の身としては、糖質制限してるぞアピールのために遠慮せざるを得ない。食後、セブンイレブンで買ったハイボールを駅で飲んださ。

ちなみに帰りは藤沢で途中下車して「肉の佐藤」という串焼き屋さんへ。焼きトン、焼き鳥、馬肉ユッケ、牛肉100%メンチカツと、4種類の肉を思いっきし食らいまくってやりましたよ。つくねに対してさほど悪ノリ遊び心がなかったことからわかるようにインスタ映えはしないですし、味も夢見心地になるほどのこともなかったですが、値段を考えると、バカうまです。鬼コスパです。特に馬肉ユッケ580円は、首都圏価格としては相当に安いと思う。苦しゅうない。予は満足ぞよ。

 

さてピッチの状況。湘南で一つ注目したのは、鈴木冬一(といち)。高卒ルーキーながら抜擢されているので、いかにも曹さん好みの、「the湘南スタイル」みたいな選手かと予想していたのですが、実はそういう感じではない。「ハードワークとインテンシティで頑張ります!」ではなく、ダブルタッチとかを駆使する、フットサル出身者風の武富スタイルなんですね。

対する大分については高畑。ていうか、誰やねん!(「てゆうか」で会話を始めるパターン、最近、めっきり無くなりましたね)。そんな高畑(こちらもユース上がりルーキー)、左CBなのにコーナーキックとか蹴ったりする。そうか、札幌の福森みたいなタイプか。だとすると鈴木を挟んだ高畑&岩田の両サイド、めっちゃ攻撃的ですやん。でも、だからといって試合運びが特攻的でないのが片野坂さんの憎いところではありますが。

 

■後半

前半は現時点での順位とは裏腹に湘南がの攻勢にありました。というかテンションでいけば、そもそも湘南のが高い。大分はどちらかというと、テンション的には鹿島系。で、スコアレスで折り返した後半、大分の藤本が先制ゴールを決めます。……ていうか、藤本、上手すぎません? あんなん、止めようありゃしまへん。

その後も大分の「ちゃんとしてる」が際立つ。大分って、今はやりの5レーンサッカーしてます? いわゆるポジショナルサッカー(関係ないですが、ネットとかだと、“ポジショナルサッカー”と“ポゼッションサッカー”が混同しているような気がする)。で、終盤になると守備的な選手を続けざまに投入。守ろうとして守りきったわけです。凄いっす。特に指宿対策で三竿を入れた采配とか。もうね、余裕の逃げ切りですよ。噂通り、大分、なかなかやりそうです。

 

ところで、なんか、湘南と大分って、全体的に雰囲気が似てません? いわゆるエレベータークラブで、名将による長期政権で、3421で、みたいな。元湘南の高山が大分のレギュラーに定着していても、移籍初年度とは思えないくらい違和感がない。で、両チームの相似形は3トップの組み合わせにも明らか。まず、3トップ頂点に位置するのが山崎と藤本。ついつい藤本ばかりにスポットライトを当てがちですが、どちらも、下部リーグから着実にステップアップしてきた成り上がり同士ですよね。

で、2シャドーですが、湘南には梅崎がいて、大分にはオナイウがいる。これまた共通点があって、どちらも期待を背負ってレッズに加入しながら、なかなか本領発揮といかなかった同士です。そして、最後、もう一人が武富と小塚。この二人も似ている。どちらも人並み外れたテクニシャンとして10代の頃から期待されながら、それ以外の部分で壁にぶち当たり燻りつつ、それでも着実に成長してJ1のレギュラーを奪取した選手。共通点の多い湘南と大分には、今後もトップリーグで切磋琢磨してもらいたいものです。