災難として割り切るしかない川崎vs清水(09月20日)観戦の周辺をウロウロと…

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えと、東海道線ダービーでしたね。週末の試合ではなく、先週ウィークデーの天皇杯です。

■前半

もうね、災難だったのですよ。いやですね、iPhoneを使っているんですぅ。で、マッチレポは、帰りの電車の中でiPhoneを使って書いていたりするのですよ。だいたいの場合、スタジアムから自宅まで1時間前後は電車なりシャトルバスなりに乗るんで、まぁ、その時間で書けるのですよ。家に帰るまでに解決してしまいたいというか、次の日には忘れてしまってますし、帰宅して飲むとわけがわからなくなりますし、シラフのうちに終わらせてしまおうと思うと、電車の中、ということになる。

 

 

で、この試合のマッチレポも、電車の中で作成。等々力の場合、比較的、近いんで、電車に乗る時間は少し足りない。なので、コンビニのイートインとかに立ち寄って、アイスコーヒーを飲みながら残務処理。競技場から駅まで歩きではなくバスに乗れば、待ち時間も含めて、コンビニでの残務処理は必要はないかもしれませんが、なんだか勿体ないような気もするので。市バス代210円、コンビニコーヒー100円。そういう計算をしているわけではないけれども。

 

 

ともかくですね、完成したのですよ。でもね、そのタイミングでios11にアップデートしたら、それまで使っていたアプリが使えなくなって、どうにもこうに起動しないのですよ。世代的に、まだまだ一太郎とワードが競っていた時代で、文学部の縦書き文化だったワタクシとしては、一太郎でPCデビュー。ウインドウズでいうと95。そのままatokの支配から逃れられず、随分と昔にatokが作ったアプリ(とっくにアップデート終了)を使い続けていたら、このざまさ・・・

 

 

で、それくらい災難だったのが清水でしょう。前半のうちに2点を奪われてしまいましたが、もうね、これは災難ですよ、災難。つまり、守備組織とかを見ると、ちゃんとしている。でも、それを川崎の攻撃サッカーが上回った。普通、3バックの一角が、2回連続アシストするとか、ないですもん。そりゃびっくりですよ。小林監督も脱帽するしかないでしょう。せっかく、あれだけ芸術的な守備の2ラインを作っても、すべておじゃん、勘弁してくれ、と。

 

 

 

■後半

 

それにしても、思った以上に川崎のクオリティが高かった。よく知りませんが、たぶん鬼木監督が就任したときに、記者会見とかで「風間サッカーの良い部分は残して、そこにプラスαしていきたいと思います」みたいなことを発言したのではないかと推測されます。こういう、ともすれば抽象的な意気込みって「言うは易し、行うは難し」の典型みたいなところがあるのですが、お世辞抜きで、それが実行できているのですよ。さすが鬼木ボンバイエ。

 

 

具体的に言うと、「ボールを大切にはするけれども、最少タッチ数でゴールまで行ければ、それに越したことはないよね」っていうスタイル。おそらく風間さん時代に比べて、全体のポジションバランスに対する意識が高くなっているんじゃないですかね。それでいて、“蹴る・止める”への意識、異常なほどの集中力は維持したまま。サポーターも相変わらず“剥がす”に対して拍手喝采していて、その辺は、もはや川崎のDNAに刷り込まれているのかもしれません。

 

 

対する清水ですが、まぁ、白旗でしょうね、この試合に関しては。天皇杯ですから、メンバー構成も難しいですし。カヌとフレイレというCBコンビは意欲的でもあり、苦心が滲み出ても居るわけですが、森本への対処、川崎の前線3人に対するケアという意味では、いささか万全ではなかった。それでも、組織として破綻しているわけでもないですし、攻撃におけるボール回しは小気味よく、しっかり訓練されていた。さすがは小林さん、やるべきことはやっている。

 

 

清水サポからすれば、それでも不満はあるかもしれませんが、ごく最近まで、去年の主力、あるいはレギュラー候補の新戦力のうち、アウベス、テセ、白崎、河井、竹内、犬飼が怪我をしていて、三浦は栄転していった。いわば、常に1.5軍でここまで戦ってきて、それでも、まだどうにか降格ラインより上で踏ん張っている。他の監督だったら、「おや、今年の降格3チームは全てオレンジか?」ってことになっていかねない。正当に評価したいところです。

 

 

 

■日本代表への推薦状

□推薦者

阿部浩之

 

□推薦理由

 

今年から新加入して、すっかり欠かせぬパーツとなりましたね。川崎のサッカーを見ていて感心したのは、本文でも触れましたが、全体のポジションバランス。そして、止める蹴るの正確性によるパスワーク。そのどちらも、触媒となっていたのが、ハードワークのできるリンクマンたる、この選手。この選手1人だけが、まるでフリーマンであるかのように、あらゆる場面に顔を出し、バランスを整えて、また、パスワークを潤滑化させていた。

 

 

足下の技術がしっかりしていて、サッカーIQも高い。そして、ハードワークをする運動量もある。これらの3要素って、まさにイビチャ・オシムが重視していた要素ですよね。生まれてくるのが78年早ければ、羽生ではなく、この選手が“オシムの申し子”キャラになっていたかもしれない。まだワタクシは実見したことはないのですが、家長・小林・阿部が前線に顔を揃えたときの流動性って、はまった場合、それはそれは凄いんでしょうね。近々にでも見にいきたいところです。