「岡崎を見るつもりが、他の部分に目がいってた。」ってな試合【レスターvsワトフォード】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■レスター 2 vs 0 ワトフォード[プレミア12節 11月08日]

基本的にJリーグ専門ですので、プレミアリーグのテレビ中継を見るのは、かなり久しぶり。久しぶりに見てみたら、相変わらずアジア系企業の広告進出が凄いですね。勢い、止まるところを知らず。ワタクシも、シンハービール、大好きです。ビール全般が、大好きです。それから、ラニエリ、老けたなぁ。もともとオバチャン顔というか、やんちゃな小学生に振り回される老教師みたいなご尊顔だったんですけど、こちらも、アジア系企業の広告進出に負けず劣らずの勢いで、オバチャン化に拍車がかかっている。

 

 

サッカーの内容としては、これはイングランドの特徴なのか、ヨーロッパサッカー全体にいえることなのかは存じ上げませんが、しっかりボールを収めますよね。ボールが回ってきたら、まずは「自分のプレーをするんだ!」って意識が感じられる。あるいは「サッカーって“〈1対1〉×11”でしょ!」という価値観によるサッカーといいましょうか。それに対して、なんというか、Jリーグを見ていると、あまりにも「みんなの共有財産であるボールを一時的にお預かりさせていただいているだけなんだ!」感が強いんですよね。だから“収める”とか、“自分のプレーをする(=自己表現をする)”というよりも、“うっかり失って、皆様にご迷惑をおかけするわけにはいかない”といったトラップが多い。だから、収まってるのか収まってないのかよくわからないまま、パスだかなんだかわからない球出しをしてしまうような気がするのですよ。こういうところは、技術力の差というよりも、文化の差なんだろうなぁ、と。

 

 

なんてことを考えているうちに、スコアレスのまま試合はハーフタイム。そして、後半の頭から岡崎が投入されました。我らがザキオカさん。最近は“ザキオカ”ってあまり言わなくなりました? そんな岡崎さん、レスターでは20番だったのか。なんか新鮮。というか、「どんだけお前はヨーロッパサッカーを見ていないんだよ!」ってお叱りを受けそう・・・。

 

 

ともあれ、岡崎の投入が奏功したのか偶然か、後半になってレスターが先制します。カンテのシュートをワトフォードGKのゴメスが、イージーなトンネルをしてしまいました。ワタクシも、高校生の頃、体育の時間でGKをさせられたとき、同じようなミスをした記憶があります。だから、気にするな、ゴメス! いったい、誰目線なんだよって話ですけど。ただし、ゴメスよ、その後の、抜け出したバーディに対するラグビーばりの体当たりは良くないぞ。なんせ、高校生の頃、体育の時間でGKをさせられたときのワタクシも、そんなことはやっていない。そもそもバレーボール部員的にコンタクトプレーなんて怖くてできないですから。そんなわけでバーディーがPKを決めて、9試合連続ゴールなんだそうだ。

 

 

そして、一方にPKが与えられたら、もう一方にも与えられやすくなるというのは、サッカーの世界に普遍の法則。先制点を奪ったカンテが、今度は不用意なボール処理でパレデスを倒してしまい、いわゆる“チャラ”状態。バーディーと背番号が同じで、名前の雰囲気やら胸板のいかつさやらが似ているディーニーが決めてワトフォードが1点差に追い上げます。その後は選手交代などを織り交ぜ、岡崎もチェイシングなどで存在感を示しつつ、そのままレスターが逃げ切りに成功しました。岡崎についても、「勝利に貢献した」と報道されることでしょう。