しばらくJFLを見ないうちに!〜横河武蔵野FCvsFC大阪(10月24日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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たぶん、今シーズンのJFL観戦ははじめて。場合によっちゃ、最初で最後。

■前半

ワタクシの記憶が確かならば、横河武蔵野は、ここ数年、3421で戦っていたと思うのですが、監督が代わったのか、あるいは、単なる作戦変更なのか、ともあれ、この試合は(今年は?)、オーソドックスな442で戦っておりました。対するFC大阪ですが、こちらもおそらくボックス型の442だとは思いますが中盤中央の2人が縦関係というか、17と6のうち、17番がアンカー的な役割を担っていたので、中盤はダイヤだったかも。

 

 

試合は序盤から動きます。まず先手を取ったのはFC大阪。武蔵野が前のめりになりかけたところでボールロスト。カウンターのピンチで縦パスを金守がクリアしますが、それがプレゼント状態になり、そのまま決められました。追いかける展開となった武蔵野も、徐々に圧力を強め、特にサイドではイニシアティブを掌握。何度も何度もサイドアタックをしかけると、どうにか耐えていたFC大阪の守備陣を前半20分くらいに攻略。クロスからのヘディングで同点に追いつきます。

 

 

それにしても、武蔵野はなかなかトリッキーですね。何がトリッキーって、CBコンビの背番号が9と10なんですもん。高校サッカーでも、なかなかお目にかからない組み合わせ。言うならば、翼君と日向君がCBコンビを組んでいるようなもんですからね。特に9番のセンターバックは珍しい。11番のサイドバックならばわからなくもないですけど。しかも、9番の選手、別にシーズン途中にコンバートされたわけでなく、選手紹介のページには、ちゃんとDFとして登録されている。

 

 

相棒の10番は、先制ゴールでよろしくないプレーをしてしまった金守。もはや武蔵野の看板選手ですよね。だからこその10番なんだと思いますが、どうやら、この試合(あるいは前後の試合?)でJFL200試合出場を果たしたらしい。手作り感満載なダンマクが掲げられておりました。手作り感満載のダンマクそのものはJリーグでも珍しくないですけど、一つだけポツンと掲示されている哀愁は、下部リーグならではの光景です。

 

 

 

■後半

前半の半ばまでに1対1のイーブンとなってからは、まるで試合が凍ったよう。なんとなく攻撃と守備を交互に繰り返しながら、時計の針が進んでいく。少し退屈です。当たり前ですが、J1やJ2に比べると、“止める蹴る”が、やっぱし上手じゃない。視野も狭いというか、瞬間的に受け手の動きを間接視野で確認する技量に差が今ひとつということなんでしょうが、パスとかも「そこには誰もいませんよ・・・」ってとこに出したりする。

 

 

もちろん、JFLを見るのははじめてではありません。たぶん、この10年で13回くらいは見てる。自慢するにはとても少ない数字なのも知っている。ともかく、見てきた。でも、「やっぱヘタだなぁ〜」と感じたのは今回がはじめて。最初は「ついにワタクシにも、サッカーを見る目が肥えたのか!」と自画自賛しかけましたが、単純にJFLが実質として3部リーグから4部リーグへと位置付けを下げたことの影響なのでしょう。 

 

 

なんてことを考えているうちに、あっという間に試合は終盤。両陣営とも、激しくカードを切っていきましたが、ビックラこいたのがFC大阪。1枚目のカードはフィリピーニョ。ジュニーニョに代えてのフィリピーニョ。4部リーグなのに、外国籍選手に代えて外国籍選手。しかも、2枚目だか、3枚目のカードで投入したのはタリッキ。なんと、交代選手3人のうち、2人が外国籍選手。4部リーグのクラブなのに外国籍選手が3人もいる。当然ながら、それ相応のクオリティでしたけど。

 

 

そんな選手交代も、さほどカンフル剤にはならなかった模様。終盤は両チームとも動きや頭の判断が緩慢になり、縦ポンロングカウンターからのイージークロスを交互に繰り返すような展開。良い言い方をすれば“一進一退”となりますが、互いにに違いを作り出せるだけのクオリティを持った選手がいなかった、そういうプレーを発動できなかったと表現した方が正確でしょう。試合はそのまま1対1のままタイムアップとなりました。

 

 

■日本代表への推薦状

□推薦者

・武蔵野の本田圭佑

□推薦理由

伊東輝悦って引退したんでしたっけ?まだ現役?? ともあれ、伊東輝悦って高校生の頃、「静岡のマラドーナ」と呼ばれていたのは、ある世代限定で有名な話。この愛称の素晴らしいのは、「日本のマラドーナ」ならばなんだか凄そうでも、「静岡の」となると、それが凄いのかショボいのか、よくわからなくなってしまうスケールだというところ。「3年2組のマラドーナ」くらいまでのスケールに振り切ってくれると戸惑わなくて済むのですが。

 

 

そういう意味では「武蔵野の本田圭佑」も、なかなか微妙に感じてしまうかもしれません。でも、この場合は、そういうこっちゃないんですよ。「武蔵野の本田圭佑」としか表現しようがない。なぜならば、横河武蔵野FCに所属していて、実際に本名が「本田圭佑」だから。ねっ、「武蔵野の本田圭佑」としか表現できないでしょ。それにしても凄いですよね、先日のドラフトでも「ほんだけいすけ」という名前の選手はいましたが、漢字も含めた同姓同名は、なかなか珍しいんじゃないでしょうか。