「織田裕二ダービー」「熊林高原ダービー」「カントリーロードダービー」2014シーズンを振り返る・日本各地のダービー

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織田裕二ダービー[ガンバvs広島(3月22日)]

え〜、広島と大阪ですよ。さしあたりインテリ気取りに「大阪といえば、豊臣秀吉だよなあ」なんて考えていたら、広島との因縁がありました。新京極の端っこにあるお寺で、安藤美姫と仲良しだった男子スケーターのご先祖さまがお亡くなりあそばしたとき、豊臣秀吉さんは、えげつないスピードでえっほらえっほら敵討ちに帰ってきたのですよ。世にいう「中国大返し」。相手は毛利元就だか、その子どもだかですよね。まさにサンフレッチェ、リアル「三本の矢」なのですな。

 

 

なんて、戦国武将ネタをひけらかしたって、一部の歴史好きを除いて、うら若き女の子は余り相手にしてくれません。若い女の子の気を引きつけるためには、なにはさておき、スイーツですよ。・・・なんて観念的で安直な先入観に凝り固まると、ホント、女の子から相手にしてもらえませんけど。なので、もっとシンプルに単純な話、美味しいもの。そう、大阪と広島なんですから、誰がなんと言っても、そりゃ「お好み焼きダービー」なわけですよ。小麦粉とキャベツには誰も敵しない。

 

 

ただ、そんなお好み焼き以上に、女の子が好きなのは、たぶん、イケメン。・・・ったく(←こういうのを嫉妬という)。で、(少なくとも、かつては今でいう)イケメンとして女子心を鷲掴みにしたのが、そう、織田裕二。「カンチとリカ」は永遠なのですよ。そして、レインボーブリッジはさほど頻繁には閉鎖できないのですよ。・・・もう、お分かりですね、そう広島と大阪、それは世界陸上!と言おうとしたのですが、広島で開催されたのはアジア大会だった。。。

 

 

 

■元ジュビロ戦士ダービー[相模原vs秋田(4月6日)]

相模原と秋田。う〜ん、共通点やら対照的な点など思い浮かばない。なんてことを思い悩みながら選手入場をみていると、両クラブの先頭に立ってピッチに現れたのが熊林と佐野。そうか、秋田のキャプテンは熊林で、相模原のキャプテンは佐野なのか。しかも、2人とも10番を背負っているのか。ふむふむ。

 

 

なんか、この2人って似てません。ともに、高校ナンバー1的な司令塔として鳴り物入りでJクラブに入団。が、J1クラブの壁は、それほど甘くなく、当初は泣かず飛ばず。その後はカテゴリーを落とした移籍を何度となく繰り返し、なんだかんだで、「違いを作れる選手」として、まあまあ、それなりにプロフェッショナルの世界を生き抜いてきた。そういう選手ですよね。この2人、頭角をあらわしたのは、ともにベルマーレだったと思うのですけど、在籍期間は重なっているんですかね。調べりゃ、すぐ分かる話ですけと。

 

 

そんな熊林がプロの門戸を叩いたのが、当時、黄金期だったジュビロ磐田で、そのジュビロの絶対的エースとして君臨していたのが、この試合の直前に相模原へと移籍した高原。なんだか、因縁めいてませんか。プロ入り後は、華やかな道を歩き続けてきた高原と、「ガテン系中盤」とか言われながら、質実剛健に戦ってきた熊林が、思わぬ舞台で邂逅しているのだから。案外、「ちゃんと戦力として過ごしました」ってシーズン数だけを比較すると、熊林の方が、密度が濃かったりして。いずれにしても、J3にはJ3なりの楽しみ方があるということです。

 

 

 

カントリーロードダービー[浦和vs仙台(4月6日)]

仙台サポーターと言えば、選手入場の時に「カントリーロード」に合唱することで有名ですね。「you’ll never walk alone」がJリーグではFC東京の代名詞であるように、もはや「カントリーロード」は仙台サポーターの代名詞。なのですが、ワタクシにとって「カントリーロード」といえば、今なお『耳をすませば』。劇中で流れていましたよね、「カントリーロード」。「コンクリートロード」なんて替え歌まであったような。初めてこの映画を見たとき、すでに思春期をとっくに卒業していましたので、そういう影響は受けてないのですが、その頃、たまたま聖蹟桜ヶ丘に住んでいて、事前の知識もなく見たので、「うぉ!聖蹟だ!」とビビったことを鮮明に覚えています。

 

 

そんなわけで、「カントリーロード」といえばスタジオジブリなわけですが、ジブリといえば『となりのトトロ』だったりもします。そして、『となりのトトロ』といえば「トトロの森」であり、「トトロの森」といえば狭山丘陵、すなわち埼玉県です。ハイ、浦和に繋がった! ちなみに、埼スタのある浦和美園近辺というのは、特に車で通っている方々なら実感していると思いますが、かなり、「トトロ」感が漂っている。なんか、屋敷森とか、そんな雰囲気ですよね。埼スタを嚆矢とする開発にあたって、多摩ニュータウン計画同様の「コンクリートロード」的アンチテーゼもあったと思いますし、この試合を「カントリーロードダービー」と称して良いでしょう。