■なでしこ 1 vs 2 韓国女子[東アジアカップ 08月04日]
えと、韓国女子代表の面々を見た第一印象、それは「金髪!」ってのと、「日焼け止め!」っての。そういう光景を見ると「東洋人が金髪にしてもねぇ・・・」と言いたくなりますが、それはそのまま日本にも跳ね返ってくるので自粛。また、「アスリートが日焼け止めって!」とも言いたくなりますけど、それもそのまま我らが川澄ちゃんに跳ね返ってくるので、決して口にしまい。・・・もう「川澄“ちゃん”」って年齢でもなくなってきましたね。綺麗になりましたけど。
サッカーの話をしましょう。
まず、この日のなでしこを見ていて感じたのは、1戦目に比べて、これまでの宮間やら澤やらが築いてきたなでしこのトレンドを、より正当に継承しているなぁ、ということ。具体的には、1戦目は、なんでもかんでも「縦に速く!」って雰囲気だったんですけど、この試合では、最終ラインで意図的にスローダウンするなど、メリハリというか「落とすべきところでは落とす」という試合運びへの高い意識が見られました。
それが、メンバーがガラリと変わったことでもたらされたのか、佐々木戦術への成熟度の問題なのかは、外野からじゃわかりませんけど、ひょっとしたらグルーピングの影響があるのかも。この試合、センターラインは〈山下村松上辻美南〉というベレーザラインでしたよね。また最終ラインの右は〈明日菜京川〉のINACラインで、中盤には〈猶本柴田〉の浦和ライン。そういうところの阿吽の呼吸が、うまく機能したのかもしれません。ともあれ、良い流れの中から中島の先制ゴールが決まりました。
でも、韓国は韓国で“ガチ”でしたので、後半になって意地の同点ゴールを突き刺します。バイタルエリアでの不用意なプレーを見逃さずパスカットしたチョンソヒョンが、そのままゴリゴリのドリブルを発動して、1人で決めきりました。その不用意なプレーの当事者となった1人が左SB薊だったんですけど、彼女、なぜセントラルの位置にいたんですかね? 流れ的にそういうことになったということなんでしょうけど、そういうふうにポジションが乱れているときに危険な位置でボールを奪われちゃいけません。セカンドベストのプレーであったとしても、シンプルに時間を作り出せるようなプレーの選択をすべきでした。
どうでもいいですが、薊って、言葉遊びになるんですけど、「“童顔のおばちゃん”っぽい顔をしたお姉さん」じゃありませんか? 童顔っちゃ童顔なんですけど、おばちゃんっぽいっちゃおばちゃんっぽい。例えるならば宮崎美子さんみたいというか。でも、トータルで見ると、ちゃんと年齢相応の顔立ちに合っているんですよ、薊さん。ゆえに「“童顔のおばちゃん”っぽい顔をしたお姉さん」という表現が、ワタクシ的に、とてもしっくりくる。
・・・試合は、ロスタイムの失点でなでしこ2連敗となってしまいました。。。