浦和Lが微妙な優勝になった要因についてアレやコレや分析してみる【浦和Lvs新潟L】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■浦和L 0 vs 1 新潟L[なでしこエキサイティングシリーズ 11月24日]

序盤は新潟がペースを握りました。新潟のスタイルはサイドでカタチを作ってシンプルにクロスを入れていくというもの。素早く手数をかけずに攻める感じで、入れ替わり立ち替わり、上がれる人がペナルティエリア内に入っていくようなイメージ。一方の浦和は猶本の不在が響いたのか、あるいは優勝がかかった試合ということで堅くなってしまっていたのか、なかなか中盤でボールが収まらない。何度か新潟ゴールを攻め立てながらも、ラストプレーまでは持って行けない。

 

 

ちなみに、この試合、BSながら朝日ということで解説者は松木さん。松木さん、良い言い方をするならば感受性の良い御仁ですから、知らず知らずのうちにホームの大声援を受けた浦和に肩入れをしてしまっていましたね。わかりやすい。そんな松木さんの期待を裏切るように先制点は新潟だったんですけどね。16番の斎藤がセンターサークル右前でビルドアップ。上尾野辺とのワンツーっぽく持ち込みながら自らは囮となり途中出場の大石にボールが渡ると、大石の振り向きざまのミドルシュートが浦和DFにあたりコースが変わってゴールへと吸い込まれていきました。

 

 

後半に入ってからの浦和は、それなりに指向しているであろうサッカーが垣間見られるシーンもありました。相手陣内でボールを奪い、前を向いたらとにかくどんどんクサビのパスを入れていく。そういうシーンがなくもなかったんですけど、全体としては試合を通じて新潟がリズムを握っていた。新潟は途中出場の選手も含めて、多くの選手がボールに絡んで、流動性と連動性があふれるサッカーを展開していました。この試合に関しては新潟の横綱相撲だっといえそうです。 

 

 

そんなわけで、新潟の良さが際立った試合でしたが、新潟で興味深かったのは、選手の背番号が連番になっていたところ。例えばマッカーティー・佐伯・山本・小島。23番から26番へと連番が成立している。それから14番から16番も連番。しかも、この連番の3人は、みんな可愛い。14番の小原の愛らしさというのは代表なんかでも知っていましたが、阪口(15番)や斎藤(16番)も、それぞれ独特のキュートさがある。新潟、なかなかのグッドルッキング軍団ですね。

 

 

一方、浦和のキーマンだったのは柴田。やんなで旋風が吹き荒れたのは、もう何年前になるんですかね。田中陽子仲田歩夢が伸び悩む中、猶本以上にコンスタントに試合に出続けてきたのが柴田。なんだかんだで、この世代の出世頭じゃないかと思うんですけど、この試合では猶本が欠場ということでボランチ起用。柴田自体の出来は悪くなかったのですが、彼女がサイドではなく真ん中で使われたことで、浦和全体のビルドアップがあまりにも中央過多になってしまっていました。やはり2列目で流動的に使うべき選手でしょう。