微妙にツッコミどころのあるサポーターたちの周辺をウロウロと…2013年シーズンのJリーグを振り返る・スタンドの住人達

                                  にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

■湘南サポ[湘南vs仙台(8月31日)]

この日は試合前にレジェンド的なOBとして岩本輝と名良橋が呼ばれてトークショーめいたことをやっていました。いやぁ、岩本輝、相変わらず男前ですよね〜。彼は何かのCMでガラガラの終バスか何かで黄昏ていても、東海道を歩いても、安定感抜群に男前。一方の名良橋は・・・、まあ、名良橋は名良橋で、安定感抜群に名良橋ですね。

 

 

ともあれ、マイクのボリューム的に何を言っているか分からないうらみは残しつつも、一応、軽妙なトークを交わしていたお二人。特に岩本輝は仙台にも縁が思いっきり深い人物ですので、ベガルタ側サポにも必要な範囲内でリップサービスをします。それに対する仙台サポのリアクションも良かった。すかさず、かつて岩本輝に送っていたチャントをコールして応答。さすがです。

 

となれば、ベルマーレサポも負けているわけにはいきません。ホームの利を生かして、ベガルタサポ以上の音量で岩本コールをかぶせる。・・・はず。・・・はずだと思ったのですが、ほぼ無音でしたねぇ。というか、トークショー中のやりとりに対するものも含めて、ベルマーレサポは、ノンリアクションを貫きます。多少はあってのかもしれませんけど。

 

まだまだ全体としてスタンバれていなかったということかもしれませんが、昔から湘南サポって、試合前のイベント(クラブの営業努力)に対して、呼応が淡白ですよね。なんというか‘ノリ’に欠ける。ただ、この試合は結婚式業のスポンサーのマッチデーで、結婚式イベントをやっていたのですが、2〜3年前に同じイベントを見たときに比べれば、多少なりともスポンサー様に失礼のない対応をとろうという意識は伝わってきましたけど。

 

 

 

■武蔵野同盟[横河武蔵野FCvsツエーゲン金沢(9月15日)]

いつものように、キックオフの10分くらい前にスタンドに着くと、すでに選手紹介は終了済み。席に座ってほどなくボールパーソンが紹介される。横河武蔵野FCFC東京とは異なりますから、お約束の「小平南高校」ではなく。武蔵野大学サッカー部の皆様でございました。で、ボールパーソンの紹介から数分もすれば選手入場になるわけですけど、それに先立ってフェアプレーフラッグの入場があるのはJFLでも同じ。しかし、ここで衝撃的な情報が!なんとフェアプレーフラッグとともに入場したのが、「武蔵野大学フラッグガールズのみなさん」。・・・武蔵野大学には「フラッグガールズ」というジャンルの公認集団が存在するのか?

 

ともあれ、ボールパーソンといいフラッグガールズといい、横河武蔵野FC武蔵野大学、完全に癒着の構造じゃないか。・・・‘癒着’って表現は感じが悪いですね。横河武蔵野FC武蔵野大学が「武蔵野同盟」を結成しているとするべきでしたが、それはさておき。さしあたり武蔵野大学Wikiってみますと、ほうほう、「江東区の元女子大」ですか、なるほど、なるほど。確かに武蔵野女子大学ってあったなぁ、、、うん!?江東区?? 全然‘武蔵野’感がないやん!そりゃ武蔵国の野原だったんだろうけど、いまの江東区も。

 

そんなことはどうでも良いのですよ。ここで述べておかなければならないのは、フラッグガールズの女子大学たちが、お役ごめんの後、武蔵野ゴール裏に駆けつけたこと。トランペットの人の選曲センスのためか、武蔵野ゴール裏って、どことなく‘非リア充’な雰囲気を遠目に感じるのですが、そこにホットパンツとかでキャピキャピした女子大生が加わると、途端に華やかになるから不思議です。いやはや、viva女子大生!

 

 

 

■高校の応援団[四中工vs矢板中央(12月31日)]

高校サッカーの試合ですから、いつもJリーグを見ているのとは異なる応援風景が展開されておりました。ワタクシご贔屓の四中工については、なんぜ工業高校。そりゃ女子生徒なんて、四つ葉のクローバー程度の割合でしか存在しないわけです。そんな工業高校のサッカーボーイズたちがスタンドから、必死に「愛してる新潟」の替え歌を歌っている。ニアリー男子校が、なんてロマンティックなんでしょう。(リフォームの匠口調で)

 

一方の矢板中央。こちらはハーフタイムにWikipediaで調べたところ、なんとルーツは女子高にあるらしい。これまた四中工とは対照的な。確かに後半、1点ビハインドを追いつこうと攻めまくっているとき、黄色い歓声(阿鼻叫喚?)がひっきりなしに聞こえてきていたもんな。

 

そんなニアリー女子校のサッカーボーイズたちがが得意とする応援歌は、なんとアビスパ福岡が誇る、「博多の男ならぁぁ♪」ってヤツ。これはこれで、なんて男臭いチョイスをするんでしょう。。。人間というものは、ついつい自分たちとは正反対のキャラのものを無い物ねだりしてしまう生き物のようです。

 

さて、同じ「中央」なんで、相手チームの応援歌を盃酌することは割と容易。そして相手チームが「中央」メインのチャント歌えば、もう一方も、それに近いので対抗する。そんな応援合戦が繰り広げられていたのですが、両校の応援には、若干の、というか本質的な相違が。

 

四中工の場合、いっても3割は関西なので(7割は名古屋)、甲子園的な感じで、ヤジ体質。応援に回った‘お調子者’が目立とうと、おもしろおかしなヤジを飛ばす。一方の矢板中央には、なんとブラバンがついている。しかも、そのブラバン、どういうわけだか、かなり控えめ。最初に音を鳴らしたのは前半の最後の方。大和撫子的な奥ゆかしさでしたね。