女子サッカーの女子力についてアレやコレや社会人的考察を加えてみる【なでしこvsベトナム女子】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■なでしこ 4 vs 0 ベトナム女子代表[女子アジアカップ 05月16日]

まぁ、ミドルシュートなわけですよ。こういう状況を打開するのは。序盤から、なでしこがベトナムを圧倒するという展開。余裕なボール回しに上機嫌となった安太郎の“松木節”がとどまるところを知らなくなる。ただ、時間とともにベトナム守備陣がなでしこのパス回しに慣れていってしまった。

ベトナムは、なかなか良いチームなのですよ。「なんとしてでも守りきる」という意思統一がされていて。カウンターへの意識とか、やたらバタバタ倒れて時間稼ぎするとか、後者は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、勝ち点を奪うべく、不文律も含めたルールの枠内でやるべきとを全てやる、そういうチームでした。

そうなると、試合は膠着する。中途半端に回せるから狭いところ狭いところに突っ込んで行ってしまって、人海戦術に跳ね返される、の繰り返し。だからミドルシュートなわけですね。川澄ちゃんのミドルで、前半終了間際に先制点をあげました。いやぁ、満面の笑み。相変わらず可愛い。

後半に入っても大勢は変わらず。ただ、1点リードしているだけあって、焦りまくっているって空気感はなく、どことなく「引いた相手用のシミュレーション練習」ってな雰囲気。そんな、少しのんびりした時間が続くと、少しずつベトナムの集中力が切れてくる。

後半も半ばを過ぎたあたりで、なでしこは追加点。セットプレー崩れから上尾野辺がペナルティエリア内へロビング。大儀見が競り合って、ポヨンとなったボールに岩清水がヘディング。ポストに当たって、再びポヨンとなったボールに木龍が詰めました。

直後には、やはりヘディングで大儀見が3点目。さすがにベトナムもガックシ。試合の大勢は決します。その後、後半40分くらいには、流れるようなパスワークで川澄ちゃんがダメ押しの、本日2ゴール目。高瀬の突進力が活きたゴールでダメ押し弾。なでしこの快勝となりました。

それにしても松木節、絶好調でしたね。それくらい、なでしこ余裕を持って試合を進めていたということですけど、松木節を増長させたのは解説の大竹七未さんの影響もあるように思えてならない。大竹さん、三浦アツと奥さんともども美人双子女子サッカー選手として有名でしたけど、声の女子力も高い。なんというか、吐息混じりな感じというか、少し猫撫でっぽい雰囲気が、溜まらなく女子なのですよ。

こういう言い方をすれば関係者各位には耳を引っ張って、こっぴどく叱られるかと思いますが、松木さん的にはなんとなくチャンネーのいる店で愉快に飲んでいる気分になったのではないでしょうか。それくらい、オヤジキラーな雰囲気を醸し出されていた。

若い人たち、特にネットに費やす時間の長いタイプの皆さんには、「たかが・・・」って反応をされると推察しますが、我々くらいオッサンになると、大竹さんクラスのベッピンさんが、くだらないオヤジトークに愛想笑いをしてくれると、それだけのビックリするほど鼻の下が伸びるシステムになっているのですよ。大竹さん、飲み会に参加して、普通に自分も楽しんで帰るだけで仕事が増えていくタイプなのではないでしょうか。