いろいろな楽しみ方の周辺をウロウロと…2013年シーズンのJリーグを振り返る・スタジアム道中記

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■ファンサービスのあり方[横浜FCvs熊本(4月7日)]

この日は16:00キックオフの試合でしたが、少し早めの15:00くらいにスタジアムに着きました。そうしたら、選手のサイン会が催されていて、この日の当番は、ナ・ソンス選手と、市村選手。

市村篤司と言えば、2012シーズンまではロアッソの看板選手でしたから、この試合への意気込みは相当なものだったかと想像されますが、マッチデープログラムの巻頭で取り上げられていたように、故障により無念のベンチ外。その分のエネルギーをファンサービスにぶつけてくれたものと思います。

ともあれ、そんなテントを見やりつつ、バックスタンドへと進んでいくと、熊本県の物産売り場のテントが。熊本県からはるばる地域PRのためにやってきたわけです。もちろん、ただ物産品やら、売り子さんだけが来るわけではない。ヤツもいたのです。そう、ヤツです、くまモンですよ、くまモン

こういう場合、中の人も一緒にやってくるんですかね? もちろん「中の人なんていない」という立場もあろうかと思いますが、それはさておき、中の人も「関東組」みたいなメンバーがスタンバっているんですかね??

ともあれ、ゆるキャラの雄くまモンが、わざわざ三ツ沢までいらっしゃった以上、フリ丸も歓迎しないわけにはいきません。ハーフタイムにスタンド際を一周するフリ丸の耳だか触覚やらには、しっかりくまモンのぬいぐるみらしきものがぶら下がっていたとさ。

万博記念公園に思う[ガンバvs徳島(6月29日)]

梅田から万博公園に向かって阪急に乗っていると「北千里」という駅を通過します。響き的に、これが中学校の社会の時間に習った「千里ニュータウン」でしょうか。中心地かどうかは存じ上げませんけど。

千里ニュータウンと言えば、多摩ニュータウンと並ぶ戦後復興を象徴する新興住宅地。多摩ニュータウンは、当時の建築基準法ギリギリのエレベーターなし5階建てで、いまや高齢者となった当時の入居者に拷問のような環境を強いていますが、北千里界隈の団地は、エレベーターが付いていそうですね。

で、そんな千里ニュータウン開発のシンボル的な存在となっているのが、大阪万博であり、万博記念公園。尤も、いくら‘基本オッサン’と言っても、さすがに世代ではないので、そこまで万博に思い入れはありません。両親が青春ど真ん中だった模様。ワタクシ的にギリギリ覚えているのは、筑波での科学万博くらいから。

そんな、昔話でしか万博を知らないワタクシでも、太陽の塔には、度肝を抜かれました。いや、写真や映像では見たことあるんですよ、何度も。でも、あればっかりは実物を見ないとダメですね。厳密には〈サッカーと太陽の塔だけは〉とするべきだったかもしれませんが、ともあれ、実物って、デカいっすね。そして、元祖‘キモカワイイ’の持つ不思議な魅力が物凄い勢いで伝わってくる。得体の知れないチャーミングさに、すっかり取り憑かれてしまいました。

〈先進国に追いつけ追い越せ〉の象徴としては、東京タワーや国立競技場と双璧をなすと思いますが、東京タワーなどが持つ機能美というか垢抜けた無駄の無さと比べると、全く正反対。これぞ、大阪文化なんですかね?

■なかなか難しいもの[ベレーザvs浦和L(8月18日)]

皆さん、というか、主に関東在住の方になるでしょうけど、池袋駅って利用されます? ワタクシはしばしば乗り換えなどで使いますが、どうにもあの駅が苦手なのですね。理由は明確。JR改札へのアプローチが短すぎませんか。改札を出るやいなや、‘人の流れ’という名の濁流に飲み込まれてしまう。改札直後のスクランブル交差点感が、明らかに他の駅よりえげつないのですよ。

それでもこの日、職場のある広尾から西が丘に移動する最中に、池袋に立ち寄ってしまいました。目的は‘1泊2日ちょうどよいカバン’を買うため。‘1泊2日ちょうどよいカバン’って、なかなか難しくないですか? 無難に考えればトートバッグとかが適当なんでしょうが、ワタクシ個人的には以下の条件を満たしたいのですよ。

ショルダーみたく肩からかけられること。

裏面に書類を放り込める外ポケットが付いていること。

新幹線の駅とか空港に行くまでの満員電車で周囲の迷惑にならないサイズ・フォルムであること。

出来れば二万円くらいで済ませたい。

ポーターなどの吉田カバン系は避けたい。

については補足説明が必要ですよね。つまりですね、男子たるもの、幸せを求める永遠のハンターたらねばならないと思うわけですよ。獲物、すなわち‘真の良いもの’を求めて東奔西走してナンボなワケで。それに対して吉田カバンってのは、「お前ら、こういうの好きなんでしょ? 大人しく座っていたら損はさせないから、黙ってうちのを買いなよ」って感じがする。要するにペティグリーチャムなワケで。吉田カバンに手を出した瞬間、猟犬から飼い犬に成り下がるような気がするのです。そんなワケのわからないこだわりに囚われてしまうと、ホント、‘1泊2日ちょうどよいカバン’に出会えないのですよ、これがまた。そして、それは西が丘でのベレーザ戦に行く途中に立ち寄った池袋でも例外ではなかったのでした。