日本代表アジア最終予選の周辺をウロウロ振り返る

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※本シリーズは、まぁ、【御蔵出し】みたいなものです。当時のリアルタイムで書いたものなので、そういうものとしてお読みください。。。

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■日本代表 1 vs 1 オーストラリア[2013年06月04日]

てゆうか、キックオフののっけからテンション高すぎでしょ、アナさん。そして埼スタに駆け付けた62000人強のサポーターの皆さん。サッカーってのは90分のスポーツですから、じっかり試合に入っていくというのも大切ですよ。

そんな周囲に影響されたのか、影響されずにって感じだったのか、ともあれ日本代表は、〈いかにもホームの戦い〉というジャブにストレートを紛れ込ませる試合の入り方で、対するオーストラリアも、同じく〈いかにもアウェイの戦い方〉といった虎視眈々モード。両チームとも概ねカラーを出した紛れのない展開というか、お互いに70点くらいの出来の小気味よいような、渋いような、ま、‘普通の試合’でしたかね。できれば普通のリーグ戦のような周囲の雰囲気で楽しみたかった憾みもなくはないですが。

後半になると、オーストラリアの運動量が落ちてきたこともあって、日本が攻勢を強め、さながら〈日本代表vsシュウォーツァー〉みたいな構図で試合が進みます。ただし、如何せん、こういう展開になると〈押せ押せという名の悪夢〉が御光臨されるわけですね。

そう、得てしてこういうもの。左サイドでチェックを受けてヨレヨレになってしまい、ボールをコントロールできないから、勢いのまま前に進んで適当に折り返したら、当たり損なったがゆえにゴールに吸い込まれる、と。そういうオアーの先制点。

ここからザックの‘悪あがき’が始まります。00の時には誰がどう見ても動くに動けなかったのですが、追いかけなくならなくなると、今野が右に行ったり左に行ったり、本田が前に行ったり後ろに行ったり、そういう‘悪あがき’がPK獲得に結び付きました。

それにしても怖かった、本田のPK。確かにハートは強いのかもしれませんが、技術的には彼のPK能力は、チームの中でも下から数えた方が確実に早いでしょうし、しかも、この日の本田はシュートが足にミートしていなかった。〈決めない白三角形は、ただの金髪〉の格言そのままに、ホント、宇宙開発事業団からスカウトがくるんじゃないかってくらいの出来。

今年は、ドイツでもロシアでも、日本人の所属チームが国内カップ戦で躍進したことで、なかなかコンディションやら、戦術面での詰めやらの調整が上手くいっていなかったっぽい。「何も、こんな大切なシーズンに限って2冠とか獲得しなくても良いじゃないか!」と愚痴ったりしたくなるってもんですが、まぁ、それだけ日本代表もインターナショナルになったということで、良い方向に解釈しておきましょう。