96ジャパンをバルセロナにアレやコレや譬えてみる【U17日本vsU17チュニジア】の周辺をウロウロと…★テレビ観戦記★

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■U17日本 2 vs 1 U17チュニジア[U17ワールドカップGL 10月25日]

解説の清水さんが何度もクビを捻っていたように、序盤から96ジャパンはイージーなボールロストを繰り返します。時間の経過とともに、少しずつ「うひょっ!?」ってミスは減少しましたが、それでもリズムは全く掴めないまま。

業を煮やした吉武監督は、エース杉本を投入し、打開を図ります。そして、それとともに確かにリズムは良くなりました。ってことは、杉本はバルサで言うところのメッシのポジションということなのか。となれば、1戦目なり2戦目なりでは中盤に入っていた中野や三好はCBやらSBやらで使っていたことも踏まえて、この日の96ジャパンのラインアップをバルサに例えるならば、ペドロがCFに入って、ブスケツがCB、イニエスタが左SBで起用されたような感じになる。・・・確かにいつもと同じようなリズムを作れって方が無理な注文だったかもしれませんね。

ともあれ、リズムを回復したわけですよ。なのに前半のロスタイムに先制点を献上しちゃうわけですよ。スローインからの流れで右サイドを崩され、折り返しをCFのハージがマイナスに落とす。そこに勢いよく飛び込んだトラジェが思いっきりミドルシュートを突き刺しました。

後半に入ると、坂井を投入し、三好を前に上げる。このチームは‘全員がセンターハーフ’みたいなことになっているらしいですが、それでもやはり相対的には適材適所ってものがあって、そのあたりのバランスが改善されます。

で、ここからは1戦目や2戦目と同じように6割とか7割とかのポゼッションでチュニジアを蟻地獄に引きずり込みます。そして蟻地獄に引きずった分、負けているのにもかかわらず、〈00の状況で攻めあぐねているチーム〉状態なっていく。

「さすがに、こりゃヤバいかも・・・」と思われ出した後半40分に、ようやく同点に追いつきます。日本のスルーパスをクリアしようとした19番アルファウィとキーパーのベン君が交錯。そのままオウンゴールが転がっていってくれました。

で、これでチュニジアの足が完全に止まると、あとは綺麗な勝ち越しゴールを奪うだけ。SBの坂井のスルーパスに水谷が反応し折り返すと、渡辺がトドメを刺してくれました。同点のオウンゴールに飛び込んでいたのも坂井ですし、ずっと前線で攻撃の起点になっているところなど、坂井は、まさにダニエウ・アウベス状態になっていましたね。