本田が背番号を4番に変更した理由に関する一仮説(?)の周辺をウロウロと…

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に、してもユーロに始まり五輪、ヤングなでしこと、忙しい夏になりましたが、それもようやく少し落ち着きつつある今日この頃、皆さんにおきましては如何お過ごしでしょうか?

ワタクシは別館4thDayMarketCentreを更新しております。

■75点のサビアが効果的だった、とかなんとか言っちゃって栃木vs愛媛(08月22日)その6

スカイツリーには翻弄されっぱなしだよ、とかなんとか言っちゃって。

□サイドの攻防は岡山に分があった、とかなんとか言っちゃって町田vs岡山(09月02日)その1

予め述べておきますが、ネタですよ、ネタ。マジレスはご容赦下さいませ。悪ノリは歓迎ですが。

というわけで、なんだかすっかり板に付いてきましたね、本田の4番。

最初は10番が良くって、でも10番は香川で基本的に固定の方向だしってことで、まずは「3番」に照準を絞ったものの、駒野のハードルは高く、「4番」に方向転換したとかナントカ。

一般的に、「背番号を変えたい」という自分の都合で他人様(ひとさま)に何らかの影響(ご迷惑)を与えるというのは、日本社会では「非」とされる行為ですが、彼の場合は有言実行で突き抜けているので許されるようです。

ただし、あくまで彼はスペシャルな存在だから許容されるのであって、彼に憧れるその辺の若造が同等の行為に出た場合、「だから、ゆとりは!」で一喝され、大人の社会から排除されかねないので、良い子は真似しないように。

それはともあれ、いわゆる「トップ下」とかFWの選手が主に守備的な選手が背負うことの多い背番号を付けるってのは、世界的なムーブメントなんですかね?

例えばイラク代表でトップ下を務めるナシャド選手は5番ですよね。或いは、スウェーデン女子代表の司令塔として君臨するセゲル選手も5番。なんなんですかね、このブーム。

最近の司令塔はボランチから一列上げたジェラードタイプが多いってことなのか、5番に限ればジダンの影響もあるのか。

そう言えばFWには4番を好む選手が散見しますよね。カヌとかアデバヨールとか。我らが文明の利器Wikipediaによると、彼らはフリットへのオマージュとして4番を背負いたがるらしい。

ともあれ、4番とか5番ではなく3番だったら、さんかっけー君の大好物である「自分だけのスタイル」を実現できたのかもしれませんが、それは駒野に阻まれました。

駒野という「か弱き大人の代弁者」にやられてしまったという意味では、彼もまた普通の15歳の少年と変わらないのかもしれません。

まあ、一般的に考えれば清武が最近になって付けだしたように「8」は、どちらといえば空き番号的な雰囲気が強かったですし、セレッソ時代にはレジェンド森島の直々の指名により継承していたのだから、香川が8番を付けて、本田が10番になっても違和感はなかったかと思われますが、そうなると(株)アディダスジャパン様が10番のレプリカユニの在庫を大量に抱えることになりますからね、やはり、ここでも「オトナの壁」が高い。

もっとも、理由がそこにあるなら、さんかっけー君がポケットマネーで在庫を全てアディダスから買い上げれば良かったわけで、そこは〈「オトナの事情」は「カネが解決する」〉の典型的パターンだったのかも。

ちなみに、違和感、といえば、どうも内田篤人の6番に未だ馴染めないのですね。

内田って鹿島では最初に20番、レギュラーを確保して以降は2番を背負っていたかと思います。で、シャルケでは22番。

つまり彼はベタなSBの数字である「2」関連の印象が強い。「攻撃的なDF」という意味では6番でも何ら不自然ではないですけど、やはり2番も伊野波が付けてるように、若干の空き番号感も漂っているわけで。

ただし、これは内田本人の意思とは無関係の、ワタクシの違和感ですので、その違和感を払拭するためにはワタクシが「6番UCHIDA」のレプリカユニを一括お買い上げすれば解決します、たぶん。ええ、ええ、ムリですよ、そんな億単位の豪遊は。ワタクシもあえなく「行儀良く真面目」にやっていくしかなさそうです。バイクを盗んで走り出している場合ではないのですね。

話を本田に戻しましょう。「4番」のエースここにあり!ってのを広く世に知らしめたのが、ヨルダン戦のハットトリックです。

その際、3点目は前田が得たPKを決めたもの。

公式アナウンス上、本田は「前田さんが譲ってくれたので」と発言していますが、『やべっちFC』で名波さんが敢行したぶら下がり取材では、前田は「まあ…あの…見たまんまです」と答えていましたね。

日本人の作法として明示はしませんでしたが、「諸手を挙げて、お譲りさせて頂いた」というものではなさそうです。

強気な本田に対し、控えめな前田が、図らずも「謙譲の美学」を発揮することになってしまっていた、そういうことかと思われますが、では、なぜ、本田は前田に強気な態度で接することができたのか?

推測するに、本田は前田に対して「貸しがある」という状況にあったのではないか。

つまりですね、前田は18番という背番号に強い思い入れがあったのではないか、と。若い頃からジュビロ一筋、18番一筋でやってきた前田ですから、それは、当然すぎることです。そして、そのためには本田が障害になる。そして、そのことに薄々気づいた本田が18番を前田に譲るために、突然、「3番か4番が良い」なんてワケのわからないことを言い出したのではないかと。

そこで「前田さんのために…」ってやってしまうと、謙虚な前田は、かえって当惑するでしょう。そこで本田は、「前田さんに気を遣わせることなく、前田さんに18番を付けてもらうためには、自分が他の番号を望んでいる、という体裁を整えた方がよい」との結論に至り、今回の、周囲から一見すれば、「他の番号を付けたいという個人的なエゴにより、他人に影響(=ご迷惑)をかけることなど忖度せずに背番号を変えた」ように思えなくもない現象が発生したのでしょう。

だとしたら、本田も、適切に「ちゃんとしたオトナ」になっているわけで、オジサンとしては安心いたしました、めでたし、めでたし。