そうか、今西さんが責任をとって辞任か。なんか、完全に貧乏くじをひいた結果になっちゃいましたね。今西さんが招聘される前の粗相の責任を一身に背負わされた、みたいな。ってことが注目を集めている今日この頃、皆さんにおきましては如何お過ごしでしょうか?
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それでも町田は一意専心だった、とかなんとか言っちゃって町田vs徳島(08月19日)その3
先制点はめったにお目にかかれない‘必然的帰結’だった、とかなんとか言っちゃって町田vs徳島(08月19日)その4
後半の徳島はギアチェンジした、とかなんとか言っちゃって町田vs徳島(08月19日)その5
■U-20日本女子代表 2 vs 2 U-20ニュージーランド女子代表[FIFA U-20女子ワールドカップ 08月22日]
オウンゴールでしたね。先制点を献上してしまいます。コーナーキックからの流れでゴールライン上まで戻っていた仲田歩夢のところにボールが飛んできて、思わず利き足でない右足が反応し、当たり損なってゴールイン、と。ミートしていればナイスクリアになっていたはずなんですが・・・。
で、未だザワザワが収まらないうちに、追加点まで挙げられてしまいます。ホワイト選手の反転シュートです。解説にあったようにクロサーにもストライカーにも2枚付いていただけに、若さが出ましたね。
ただ、ヤングなでしこも簡単に引き下がりません。オウンゴールにはオウンゴールで対抗するのです。田中陽子選手のシュートが相手DFに当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれていきました。ただし、こちらのオウンゴールは、ほとんど田中陽子選手のゴールと見て良いでしょう。アクシデンタルに決まったのではなく、たまたまコースに入った相手DFに少し当たっただけですから。
そして後半の25分。コーナーキックを道上がヘディングで合わせて、豪快にぶち込みました。もうね、「ワイルドだろぉ?」と呟かずにはいられない久保竜彦的なゴールでございました。
それにしても、何なんですかね、道上の、あの貫禄。ゴールを決めた後の喜び方といい、後半も終盤に近づきつつある時間帯のヒールパスといい、‘度胸がある’とか‘肝っ玉が据わっている’とか、そういう感じじゃないんですよね、なんか、‘超自然体’。
同点のヘディングシュートが久保のたっつぁん的だと表現しましたが、こういうメンタリティも少しドラゴンっぽい。動物的というか、何も考えてなさそうというか、そんな感じ。それと同時にガキ大将っぽくもある。彼女、男として生まれていたら、確実に土管の上でリサイタル開いているに違いないですね。普段は意地悪でも、大長編になれば非常に頼りになる、みたいな。
どうでも良いのですが、この試合のレフリーさん、少しクセがありましたよね。別に全体的なジャッジに偏りがあるとか、Jリーグにありがちな神経質すぎるとか、そういうこともなかったのですが、試合の終わらせ方が、若干ヘンテコ。
コーナーキックを蹴らしたところで、ホイッスルを吹きましたよね。しかも、前半も、なんだか、そんな終わり方だったような。普段Jリーグを見ている感覚からすれば、「このセットプレーが一頻り攻め終わって、相手が大きく蹴り出したところで笛だな」ってところで、まだ流れが切れていないのに終わらせてしまう感じ。まぁ、だからといって「日本が勝たないようにしよう」的な打算的なレフェリングだったとは思えませんでしたが、少し釈然としない部分が無くもない。
ともあれ、引き分けで終わってしまいましたね。試合終了後もワタクシとしては珍しくチャンネルを変えず、選手のインタビューを聞いていたのですが、皆さん若いのにしっかりしてはるわぁ。分析的に淡々と課題を挙げる藤田選手、笑顔をこぼしながらも引き締まった表情を崩さない道上選手、悔しい胸の内を隠して笑顔で対応する田中陽子選手。三者三様、個性が垣間見える。素晴らしいインタビュー対応でしたね。ホント、若いのにしっかりしてはるわぁ。
■U23日本代表 1 vs 0 U23ベラルーシ代表[国際親善試合 07月18日]
The調整試合。時差ボケを快勝するために、緊張感を持たせながら汗をかかせただけの試合でしたね。だから特別レポる内容もなく。
ってなわけで、今回は脳内シミュレーション遊びを。扇原って、少し難しい選手だなぁと改めて感じたのが、この試合。いや、確かに1試合を通じて何度か発動する高精度ロングフィードは、画面越しに眺めていても惚れ惚れするのですが、どうも、厳しいプレッシャーの中でも巧みにグラウンダーのクサビを入れていくってシーンは多くない。
クサビの勝負パスでなくとも、短いパスをやりとりしながらリズムを作っていくという作業もボランチの大切な仕事の1つだと思うのですが、あまり、そういうところに顔を出さない。要するにボランチとしてはボールに絡む回数が、かなり少なめの選手だと思うのですよ。
なんてことに思いを馳せながら、どういうシチュエーションなら、彼が最も輝くことが出来るのかなんてことをツラツラと考えてみたところ、広島や浦和で展開されているペトロビッチサッカーには、非常にフィットするのではないかとの結論に辿り着きました。
ご存じの通り、ペトロビッチサッカーでは、攻撃に移るとき、3バックの両サイドがワイドに開いて、ボランチが一枚、最終ラインに下りて、全体をオーガナイズする。その、「攻撃においては最終ラインに下がって、ロングフィードを中心に攻撃の起点となる」という役割をさせれば、扇原というのは、この上なく適任なのではないかと予想されるのですね。
ということで、「第一回チキチキ〈もしペトロビッチがロンドン五輪代表監督だったら〉をシミュレーションしてみよう大会」を開催してみます。ま、ミシャがロンドン五輪を率いていたら、どんなフォーメーションになるか当て嵌めてみたってだけの話です。
まずGK。これは権田。誰が監督をやっても権田。
DFについては、「機動力を持ってしっかり守れる選手、1人くらいは持ち上がれる選手を入れておきたい」って感じだと思うので、鈴木大輔、吉田に加えて、森脇なり槙野に相当する選手として徳永を入れるでしょう。
両WBは「判断力があって、かつ、90分尽きない運動量を誇る選手」ということになって、中堅ベテラン選手が重用されるのですが、たぶん高徳の方はミシャ好みでしょう。問題は宏樹の方。根拠はありませんが、なんかペトロビッチが酒井宏樹をWBで使うイメージが湧かない・・・。案外、最終ラインで使っていたりして。
ボランチは阿部やら森崎和の役割を担うのが、本日の主役である扇原。相方は青山やら鈴木啓太に相当する選手ということになるので、まっ、そのまま山口蛍でしょうね。前線は「足下で受けられるトップに、長短のパスを両方とも高精度で操れるムービング系パサーが2人」って印象がありありますので、2シャドーは宇佐美と清武が完全に重用されるでしょう。トップは・・・うん、、、大津か永井か、はたまた東か???
ともあれ、なんだか、思いの外すんなり機能したのかもなんてね。