フランスvsウクライナとスペインvsフランスの周辺をウロウロと…【ユーロ観戦記】

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そぉかぁ、大迫が外れたか。。。たまたまとはいえ、国立で観戦した岐阜戦での出来が今ひとつだっただけに、杉本かあ、ってのも含めて、まぁ皆さんもっと辛らつな批評をするのかと思いきや、「既に100点でないことがわかってしまった選手」には異常に厳しく、「いまだ100点でないことを実感させられる機会のない選手」には異様にもて囃すネット世論の普遍の法則を再確認させられている今日この頃、皆様におきましては如何お過ごしでしょうか?

ワタクシは別館4thDayMarketCentreをアップしております。

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ウクライナ 0 vs 2 フランス[06月16日 EURO2012]

前半から攻めているように見えて、実はなかなか決定機を作れていなかったフランスですが、後半に入り、メネーズが先制点を挙げます。リベリーが突破して、真ん中で受けたベンゼマが逆サイドに流し、そこにメネーズが突っ込んだ形でした。

そこで気落ちした自国開催のウクライナに対し、フランスは容赦なし。ベンゼマが引いて前を向いてスルーパスベンゼマと入れ替わるように最前線にいつの間にか駆け上がっていたキャバイエがDFラインの裏を取り、落ち着いて決めました。

で、そのままウクライナはたいした抵抗を示すことも出来ず、フランスの完勝といってよいでしょう。

に、してもウクライナの女性って綺麗ですね。

プレーとプレーの間に、観客のアップが抜かれたりしますけど、ウクライナサポーターの若い女性が移されると、悉くビックリするくらいに美人。敗色濃厚になった終盤などは、目に涙を浮かべて祈るように手を組んでいるシーンが映し出されたりして、おじさんとしては胸のトキメキが止まりません。

これって恋ですか?今田耕司さんが「理想の女性はロシア人」と公言しておりますが、最大限の共感を覚えます。もうね、好き、てゆうか大好き。

さて、試合内容ですが、フランスについては、イングランド戦と同様に、ベンゼマリベリー、ナスリの3人で攻撃をしていて、両サイドバックやら、その他の選手のことなど全く信頼していないかの如く攻めきってしまっていて、そのあたりは課題っちゃ課題なんですが、その分、キャバイエやメネーズへの注視が緩くなって、実際に、この2人が得点を決めているわけですので、これはこれでよいのかもしれません。

一方のウクライナは厳しかった。前半は背番号9を背負ったSBグセフが積極的に攻撃参加し、長身ウイングのヤルモレンコなどとのコンビネーションのなかからフランス守備陣を揺さぶっていましたが、それも徐々にトーンダウン。

2点差をつけられてからは、シェフチェンコに途中投入されたミレフスキ・デビッチの3人の個人突破に託すって感じになっていて、終盤にはコノプリャンカあたりが奮闘してミドルながらシュートまで持ち込んでいましたが、あまり得点の予感を感じさせるものではありませんでした。

さらに中盤でのボールの奪われ方が非常に悪く、自らリズムを失ってしまっており、さらにその上、フランスが特別な対策をとっていたかどうかはわかりませんが、シェフチェンコも、ほぼ完全に消されてしまっていた。

フランスにリードを奪われるや、途端に意気消沈もしてしまっていましたし、正直、少し力の差がありましたね。ロスタイムまで目を離せない試合が多いユーロにしては珍しく、後半の残り10分くらいで勝負の趨勢が決してしまう、そんな試合だったかと思います。

■スペイン 2 vs 0 フランス[06月24日 EURO2012]

シャビアロンソかぁ。イニエスタにとっては普通のプレーともいえる「スーパーなスルーパス」にアルバが走り込み、ドゥビュシーを完全に振り切った上でクロス。逆サイドにはPA内だというのに広大なスペースが出来ていて、そこに悠々と走り込んだシャビアロンソが見事なヘディングシュート。スペインが前半20分も経たないうちに先制します。

その後はフランスも食らい付いていったのですが、試合終了間際にペドロが奪取したPKを、再びシャビアロンソがキッチリ決めて試合を決めました。スペインの完勝といって良いでしょう。

に、しても、ですよ。この日のフランスのユニフォーム、なんじゃありゃ。単なる白を基調にしたユニだったんで、たぶん2ndか3rdのユニだと思われますが、胸の部分がボタン。白の半袖で、胸に2つ3つボタンがあるって、そんなもん、その辺のポロシャツと一緒じゃないか。

日曜日にナスリとかがあのユニフォームを着て芝生の上にいたら、サッカー選手というより、接待ゴルフで若い女の子に「社長ぅ!」とか言われて鼻の下を伸ばしてデレデレしているオッサンにしか見えないですよ。それは権力があるから許されているだけで、状況によってはセ的なクハラとして告発されちゃいますよ、的な。

そんなユニフォームを着させられたら、リベリーだって感情的になるってもんです。そしてリベリーに対応するスペイン守備陣だって「イタズラしてしまえ!」とか考えるに違いないわけで。前半のなかばくらいにリベリーのユニフォームの脇腹部がズサァァァッて裂けちゃって微妙にセクシーさをアピールしていましたが、きっとそれはポロシャツを着せられてカッカしているリベリーを見て行ったスペインのいたずらだったと思えてしかたありません。

さて、リベリーと言えば自他共に認める、たぶん本人も自覚していると思う、いわゆる強面(こわもて)ですが、それと対照的なのが、スペインのフェルナンドトーレス。セルヒオラモスもなかなかのベビーフェイスですが、トーレスも、それに負けず劣らず。

そんなトーレスですが、能力に疑いはなく、また、ビジャがいないことで少なくともベンチにに欠かせない、しかも、けっこうプライドも高いようなんで、デルボスケも処遇になかなか困っている模様。

放送でも金田さんが仰っていましたが、この選手を入れると、バルサ的パスワークは、どうしても機能性が低下する。じゃあ、そのデメリットを帳消しにするだけの決定力を発揮しているかというと、得点王を獲得した選手に対してアレですが、安定感という意味では数年来すっと欠いたまま。でも、純正ストライカーを1枚は用意しておきたいから試合感覚を鈍らせたくない。・・・頑張れデルボスケ、君なら出来る!

スペインが「トーレス問題」を抱えている一方で、フランスは最後まで「マルダナスリ問題」を解決できませんでしたね。本当は2人を同時に使いたいんでしょうけど、そうすると、右サイドがお留守になったり、キャバイエを下ろすことによって守備の活動量やドッシリ感を欠いてしまうなどのバランスの悪さが出てしまう。結局この試合ではマルダoutナスリinとせざるをえませんでした。