スタジアムにおけるB級グルメの楽しみ方の周辺をウロウロと…2011年シーズンのJリーグを振り返る・スタジアム道中記

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ここは一発、別館4thDayMarketCentreの宣伝から!!

今のマリノスに大黒は不要かもしれない、とかなんとか言っちゃって横浜vs鹿島(03月31日)、その1

比較の上では小野裕二かな、とかなんとか言っちゃって横浜vs鹿島(03月31日)、その2

マリノス伝統の堅守を受け継ぐのは誰か?とかなんとか言っちゃって横浜vs鹿島(03月31日)、その3

今回のテーマはB級グルメ

突然ですが、日産スタジアムの大型ビジョンの表示って面白いですよね。ロスタイムを掲示する際、カップヌードルが出現しますもんね。これは間違いなくロスタイムにありがちな「3分」を狙っているに相違ありません。

スタジアム広告もここまで来たか、と。Jクラブが安定的に運営されるためには、これくらいの逞しさが必要だな、などと感心する一方、一抹の不満もあります。

その不満とは、ズバリ、「なぜ、もっと芸を細かく徹底しないんだ!」って不満です。

なぜならば、ワタクシが幼い時分、2分で出来あがるカップ麺が微妙に流行した記憶がありますし、1分で出来あがるカップ麺については、一昔前かなり大々的に宣伝を打たれていたように記憶しています。また近年は、極太が流行していて4分というのも珍しくないし、どん兵衛は一貫して5分ですね。

つまり、ロスタイムが3分のときはカップヌードルで構わないが、1分や2分や4分や5分のときは、日清食品(株)様御中の、その分数に該当する別商品を掲示しろよ、と。全く以て詰めが甘いというか、画竜点睛に欠くというか、コマーシャリズムの本質に対するリスペクトが欠如しているというか、なんというか。ともかく、そんな失敗を達っちゃんがしたら南ちゃんに「もお、そういうのってダメなんだからね。プンプンだぞ」と憤慨されるに相違ありません。

そんな、B級グルメの王様を大型ビジョンに導入していながら、日産スタジアムってスタグルに関して少なくとも良い評判がバシバシ聞こえてくるという感じではないですよね。

いやですね、09月24日の横浜FMvs仙台戦は、ランチを取るタイミングを逃してしまっていたので、日産スタジアムでシメをウクせざるをえなくなったのすよ。

ワタクシの微かな記憶によると、確か、小机駅からスタジアムに続く道すがらに幾つか露店が出ていたはずだ、ということで、その線で調達しようと企んでいたのですが、思いの外、弁当屋さんがないのですね。唐揚げやら焼き鳥やら青空ユニフォーム屋さんは並んでいるのですが、肝心の炭水化物が売っていない。せいぜい、たこ焼きと焼きそばくらい。気分的にビールより白飯だったので、特に何も買えずにスタジアムに到着してしまいました。

ならば、新横浜側の出店エリアまで足を延ばせば良いのですが、試合開始前15分集合を崩さない、時間に厳しいワタクシですから、そんな暇はありません。一刻も早く炭水化物を入手した上で、胃袋にかっこまなければならないのですよ。というわけで、考えられる範囲で最低の選択、すなわちコンコースの売り場で弁当を買う、ということになりました。購入したのはネギチャーシュー丼。申し訳程度のチャーシュー、大量の安っいネギ、そして全体としての安っい味付け。うん、大好物だ。

こういう上品さの欠片もない、「B級グルメ」というには「グルメ」という単語に申し訳なく、「グルメ」を省いた単なる「B級」な味が、ワタクシ、大好きなようです。

で、「B級グルメ」とくればビールなわけですが、11月26日、札幌との試合を観戦すべく、平塚を訪ねました。この日は、試合開始20分くらい前にスタジアムへと到着しました。14時00分開始ということで予め食事は済ませておりました。なのでスタグルには、さほど関心を向けず、どちらかと言えば、かなり早足でスタンドへ目掛けて歩いていると、右前方から、なんとも魅惑的な文字が目に飛び込みます。

そうです、「ベルマーレビール」です。海の青と山の緑、相模の自然を一身に体現しているクラブですから、そこは地産地消ですよ。買いますよ、そして、飲みますよ。

実はワタクシは知っているのです、神奈川が隠れ地ビール天国であることを。

ベルマーレビールが売っていたテナントにも置いてありましたが、横濱地ビールというのは、かなり鳴り物入り的地ビールらしい。それから厚木やら鎌倉やらにも美味しい地ビールがあるんでしたっけ?

ちなみに、平塚競技場からは伊勢原行きのバスが出ていて、伊勢原と厚木はお隣さん同士。で、鎌倉は湘南地域の南端で、湘南地域の西端に相当する相模川の対岸にある平塚とは、やはり御近所さん。もはや、平塚は地ビールによって完全に包囲されているわけです。「おとなしく出てこい」と言われれば、出て行くより他ないですよね。なので買いますよ、そして、飲みますよ。

味の方は、まあ、いわゆる地ビールですね。普通の生中やら缶ビールに比べるとフルーティーというか、なんと言うか。しかし、それにしても11月下旬14時00分だというのに、平気でビールを飲めてしまうんだから、冷静に考えればおかしなことです。この日は前後の日々の中でも特に暖かかったんですが、それを差し引いても温暖化を実感します。ワタクシが幼い頃は紅葉と言えば11月中旬だったのですが、最近ではヘタすりゃ12月初頭ですからね。

というわけで、CO2削減のために、みんな、平塚駅から競技場まで、レッツ・ウォーキング!

ビール関連で、もう1つ。2011年の夏は、少しヘンテコでしたよね。異様に梅雨入り宣言が早くて、でも実際に雨が続きだしたのは例年通り。梅雨明けは例年より少し早め。7月はとにかく暑かった。ところが、「さあ夏休みに入ったぞ」ってタイミングで雨ばっかりになって、7月後半から9月の序盤まで、ワタクシは合計で5試合くらいJリーグを観戦したと思いますが、全ての試合で雨具のお世話になった記憶があります。

つまり「2011年の夏は7月がノリノリ、8月はグダグダだった」わけです。で、突然ですが、この文章の「夏」という言葉は、そのまま「FC東京」に置き換えることができます。7月は暑かった。そしてFC東京は調子に乗りまくりで油断しまくりだった。

どれくらい暑かくて、かつ、油断していたかと言うと、ビール売り場に行列ができて、しかも売り切れになっちゃって、最終的にクラブが公式HPで「つーか国立に文句を言ってくれよ」みたいなお詫びを掲載するくらい暑くて油断していたわけですね。

まあ、夏休みに入って最初の週末でしたので、家族連れがメチャクチャハチャメチャ多かったので、飲んだくれた大人を徘徊させちゃいけないっていう、教育上の配慮があったんでしょう。ということにしておきましょう。

しかし、それにしても、ひどかった。

だって、2万人台後半のサポーターが駆けつけていたにもかかわらず、ワタクシが目視した売り子さんは、確か2人。どう考えても絶対に捌けないでしょう。これを油断と言わずして、何を油断と呼ぶのでしょう。

例えば当日が隅田川の花火大会と重なってしまっていて、どうしてもバイトのコが集まらなかったとかなら同情の余地はあります。ワタクシも学生時代にコンビニでバイトをしていて、お盆に帰省もせずにシフトを入れてしまったら、孤軍奮闘てんやわんやになってしまった記憶があります。えぇ、10年以上前の出来事です。嗚呼、20世紀!