ここ数日は比較的ちゃんとルーチン的に別館4thDayMarketCentreをアップしております。
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尚志vs四日市中央工業(01月07日)
尚志 四中工
15 11 16 09
09 18 07 08
08 06 07 17
05 04 03 02 13 03 02 15
01 21
なんせ01月07日から01月09日まで帰省しておりまして、準決勝・決勝は結果を知ってから見たわけですよ。まぁ、それは他の試合も同様なんですが、帰省していたってことは、四中工の話題で持ちきり状態のコミュニティに参加してきたってわけで、スコアまできっちり頭の中に入った状態で録画を見たわけですね。
なので、てっきり試合開始直後から一方的に攻め立てて圧勝したのかと思っていたのですが実は序盤は尚志がペースを握っていたのですね。
とはいえ、「〈緊張感持って真面目に!誠実に!真剣に!〉ってのは苦手だが、のらりくらりグダグダしつつ、なんだかんだでどうにかする」っていう県民性(←ワタクシの主観による感覚的分析です)そのままに、サクッと四中工が先制してしまいます。そして抜け目なく前半のうちに追加点も挙げてしまいます。
四中工3点目は、2トップ二人のツーマンショーではなく、絶妙な「3人目の動き」からボールを貰った7番君が突き刺したもの。4点目はこの日何度も単独突破を繰り返し、チャンス逸を繰り返していた16番浅野君のループシュート。
もちろん尚志も気概を示します。後半も35分を過ぎてから9番君が意地の一撃を突き刺します。そして、その後も攻め続け、その結果として5失点目、6失点目を喫しますが、それは一つの勲章でしょう。
尚志は、相手にリードを許してから、なかなか攻めの形を作れなくなりました。市船みたいな強烈な中盤の守備力を誇るチーム相手ならばリードされた後に手も足も出なくなるってことも理解しやすいのですが、そこまで守備専一ではない四中工相手でも、そうなってしまう。
そう考えると、市船の勝負強さは、戦術が守備的だから相手チームが消されてしまうのではなく、高校年代、しかも近年は、ユースから漏れた選手の敗者復活戦という位置づけに傾きつつある高校選手権においては、運動量の落ちる後半になると技術力の差が露骨に出てしまうってだけなのかもしれません。
試合開始しばらくは、まだ体力的に余裕があって、それと比例関係にある「頭の体力」も十分ですから、多少の技術差は埋められても、時計の針が進んで体力的な余裕がなくなると脳内も酸欠状態になって、ほとんど脊髄反射のようにしかプレーができなくなります。それはプロでも同じでしょうし、バルサの選手だって変わらないと思います。そして、だからこそ、そこで筋肉にインプットされた技術力の差が出てしまう。ゆえに高校選手権の終盤の20分くらいというのは、常に残酷な時間となるのでしょう。
市船 四中工
09 09 16
08 10 11 18 08
12 23 25 07
05 04 03 02 13 03 02 15
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ご存じの通り、最後の最後で市船が美味しいとこ取りで優勝をかっさらっていった決勝戦。四中工絶対主義の弊ブログとしては「タラレバ」全開で書いていきます。客観性もへったくれもありませんし、露骨な依怙贔屓を惜しげもなく披露していくので、「正論」なるものを好む頭の良い皆様は読み飛ばしてくださいませ。
タラレバといえば、そもそも四日市出身の和泉君が市船に所属していること自体がおかしい。まぁ、それを言い出せば、四中工にも國吉君とか眞田君とか松戸のクラブチーム出身者がいるので、そこは恨みっこなしなわけですが、では、その千葉県がらみの國吉君が出場停止で試合に出ない以上、市船としてもスポーツマンシップに則り、三重県がらみの和泉君を敢えて出場させないというのがフェアプレー精神ってものではないでしょうか。。。違いますね、えぇえぇ。知ってますよ、むちゃくちゃな理屈だってのは。はいはい。
でもですね。
そうでも言わないとやっていけないくらいに悔しいって話です。普段から述べているとおりワタクシ、Jリーグの試合を年間20試合くらいは現地観戦する一方で、特に贔屓にしているクラブはありません。だから、比較的淡々とマッチレポを書くのですが、贔屓のチームが敗れるのを目の当たりにすると、理不尽な言いがかりの1つや2つこぼしたくなりたくもなるわけで。そう考えると、自分の愛するチームのマッチレポを周囲に不愉快な印象を与えることなく書き続けていらっしゃる、スポナビ内の他の諸ブログの書き手の皆様って、ホントに凄い。
ともあれ、タラレバです。いや、タラレバは要りませんね。だって「國吉君がいれば…」で、だいたいの溜飲は下がりますもん。
なので、以下、負け惜しみ。
いやですね、市船って決勝までのほとんどの試合で後半は相手チームに何もさせなかった。中盤のチェック、運動量が落ちない。どれだけ凄いんだよって思っていたのですが、冷静に考えば、市船の入った山は守備的なチームが多かったのか、対戦相手は長崎日大・矢板中央・大分と守備に特徴を持つチームばかりだった。手負いの清商も攻撃力を喪失していましたし、そういう意味では守備的対決で先制点を奪って、そのまま勝ってきた。
対する四中工は2トップの躍動を2列目の3人が操縦し、SBもしっかりと攻撃参加するという、アタッキングのチーム。それでも市船は封じてしまうのかな、とか覚悟していたのですが、実際には四中工が中盤でボールを回せていました。ただ、如何せん、高さがなかった、飛び道具がなかった。なんせ、出場停止の國吉君(179cm)がフィールドプレーヤー最長身ってくらいだから、「多士済々」的な部分で市船に劣ってしまいましたね。