そりゃまぁ別館4thDayMarketCentreを宣伝しますよね、えぇえぇ。
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清水商業vs市立船橋(01/03)
清商 市船
2 9
8 8 10 7 11
11 14 13 15 18
6 4 5 3 5 4 3 2
1 1
うむ、、、勝負強いチームってのはセットプレーから試合を動かしますよね、鹿島もそうですが。てなわけで市船が先制ゴール、2点目もセットプレー。1点目がトリックプレーだったのに対し、2点目は正面突破のヘディングを突き刺しました。で、終盤には前がかりになる清商を嘲笑うかのようにダメを押す、そんな試合でした。
両チームとも青を基調としていて、この試合は清商が2ndユニの白。むむむ、納得いかねぇぇぇ。。。
青といえば海。海といえば漁業。清水といえば今なお漁業の盛んな地域として有名で、港の近くにはフィッシャーマンズワーフっぽい施設があって、地元民に愛される謎のポップソングがヘビーローテションされています、確か。
一方の船橋は、舞浜や幕張や羽田を中心として、観光産業や輸送産業に魂を売り渡し漁業権を放棄した東京湾北岸地域。そんな船橋市立の高校が清水の代名詞とも言える高校を差し置いて青をチョイスするってことが果たして許されるのか。関係者の皆様におきましては、ぜひ猛省かえりみていただきたい。
市船は、ワントップ・和泉君・ボランチ1枚はレギュラー固定で、あとは相手に合わせて選手を取捨選択。守備的な選手を多く起用すれば4321、バランス優先なら4231となって、4141が最大に攻撃的となる、ということらしいのですが、この試合は4141。
古豪対決に世間が盛り上がるのを傍目に、完全に清商を格下視しているのかな、とか思ったのですが、清商8番のエース風間君をマンマークすべく採用した布陣だったようです。
そんな市船の術中に嵌った清商でしたが、残念ながら「縦ポン」とまでは言わないまでも、少し運任せ気味のキックが多かったように思います。清商と言えば大滝イズムで、大滝イズムと言えば、御本人が自覚・自認されているように教育者としてのサッカーですね。
近年は流経柏や國學院久我山のように、選手各個の判断力を要求する大人のサッカーを追求し、選手各人も大人びた雰囲気を醸し出すチームが流行というか、そういう時代の趨勢となっています。しかし、清商についていえば、良くも悪くも、全ての選手が等身大の高校生でした。
大滝さんは教育者ですから、1518歳の青少年を「小さな大人」にしてしまうデメリットを十分に体感されているのでしょう。改めて、高校サッカーとは何か?という命題を考えさせられます。
中京大中京 四中工
19 16 9
18 7 10 18 7 8
17 6 17
11 4 25 13 13 3 2 15
1 21
先制点は中京大中京。噂の宮市君が相手のパスミスを拾って即座に反転、ミドルを突き刺します。その後も圧倒的な中京大中京ペースの前にタジタジになっていた四中工ですが、前半の30分過ぎにカウンターから決定的なチャンスを作り、コーナーキックを得ると、そこからは逆に四中工がイケイケモード、ロマンチック浮かれモードになります。
35分くらいに得たPKのチャンスは生かせなかったものの、その後も攻め手を緩めず、17番のスーパーなクサビパスが8番を経由して前線に渡り、16番9番の強力2トップのコンビプレーで同点弾を挙げます。
ただし、中京大中京もしたたか。後半の立ち上がり、フリーキックで勝ち越します。で、リードを奪った後の中京大中京は後半ロスタイムまでノラリクラリと四中工の猛攻をいなしながらも、最後の画竜点睛を欠き同点に追いつかれPKへ。PKでの時の運は四中工に微笑みました。
敗れた中京大中京ですが、元グランパスの岡山哲也が監督をしているだけあって、昨今のJリーグにおけるトレンドに近いサッカーをやっていました。
具体的にはラインがかなり高い。前線からプレスをドンドンとかけていく。そういうサッカーですね。必然的に裏のスペースが広く出来てしまい、そこを四中工が誇る高速2トップに何度も利用されていましたが、最終ラインの選手が落ち着いたカバーリングを見せ、適切に対応していました。この、カバーリングの際の落ち着きが、なんとなくJリーグっぽかったです。
一方の四中工。このチームは大会を通じて9番と16番がコンスタントに活躍を続けたわけですが、個々のクイックネスは勿論のこと、両者のコンビネーションも、なかなか見事でした。よく分からないんですけど、9番から16番への、或いは16番から9番へのクロスは、なぜか不思議とよく合うんですね。特別に精度が高いというわけでもなかったのですが。
この両者に限らず、四中工の特徴はコーナーキックやアーリークロスを含めた、センタリングの高速さ加減ではないかと思います。
かなりスピードのあるボールをボンボンと入れて、合わせる方も、ガンガンと頭をぶつけに行って、綺麗なフォームでヘディングを撃つって場面が多く、実際に、そこからチャンスを量産していました。