2010年シーズンを振り返る、スタジアム道中記編鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムの周辺をウロウロと…

                                  にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

今月は3の倍数の日にアップしていこうと思っていたのですが、楽しい忘年会、楽しいフリをしている忘年会、楽しいフリさえ面倒な忘年会、イロイロありますよね。お陰様で、楽しい忘年会が圧倒的に多いという幸運な状況に恵まれておりますので、週末だろうが無かろうが、飲んだくれている今日この頃。

さて。

日本には各地にクラブがあり、スタジアムがある。そして、スタジアムの周辺には、その土地その土地ならではの生活があり、文化がある。なんて高尚で叙情的な内容は一切含まれておりません。そんなシリーズです。

第2回は徳島ヴォルティスの本拠地である鳴門競技場を中心とした、この地域(「出没!アド街ック天国」風な始まり方、大江さん大好きです!)。

以前に観戦記事をアップしましたが、ワタクシ、10月に徳島でサッカーを見てきました。月曜日から水曜日まで徳島やら香川やらで所用がありまして、で、ヴォルティスの試合が日曜ナイターで開催される。ならば前入りしますよね。自腹を切っての前泊ってヤツです。

次の日は徳島空港で待ち合わせでした。なので宿は空港の近辺。地元の方ならお分かりかと思いますが、そういう行動半径で行ったり来たりしようと思うと、公共交通の便が非常に悪い。

というわけで、レンタカーを借りました。さて、ワタクシ、都内在住の単身者です。そうです、普段、自動車なんて運転しません。いわゆる1つのペーパードライバー。

まぁ、現在の部屋に引っ越す前は郊外に住んでいたので、チョコチョコ運転してましたし、今でもときどき運転させられることがあるので、全くのペーパーではないのですが、車庫入れとか、普段は通らない道の運転には滅法弱い。

とはいえ、せっかくレンタカー代金を支払ってるのだから、徳島を満喫せねばなりません。まずは、徳島と言えばラーメンでしょうってなことで、徳島市内を徘徊します。

アテもなく彷徨っていると県庁の裏側に、駐車場がペーパードライバーに大変やさしい感じのローソンを発見。情報収集をすべく立ち寄ります。

ここのローソン、なんか不思議な作りで、お土産コーナーとかがある。「るるぶ」「マップル」各種取り揃え、みたいな。そこで大枚叩いて、「マップル」ご購入。レンタカーなんだから昭文社でしょ的な。

で、なんか駐車場が広々してそうと勝手に思い込み「巽」と言う店に行きます。とりあえず券売機の行列に並んだわけですが、何を頼めば良いかよく分からない。こういうときは、前の人と全く同じにするのが正解だろうと、券売機の肉玉大ボタンを押します。

「はい、美味しい!」

味覚を言葉にすると野暮になるので、というかボキャブラリーの都合上、「バラ肉の宝石箱や」と述べておきます。

ちなみに、ここのお店の真裏にはディスカウントショップがございました。缶コーヒーでも買っていこうかと立ち寄ったところ、大阪の南よりの地域に行くと出会えそうなおっちゃんに遭遇。

なんだか、大声で囁いています。大声なので囁きではないですね、独り言を呟いていたわけです。

ベルト売り場で物色しつつ「オレはこんな店の商品、信用せんからなぁ」と、レジの近くであることも厭わずに御主張されてます。そして「○○○(←倒産で有名な大手百貨店)なんか○○○○(←放送禁止用語)やで。こんなベルトが4000円からすんのやで。」などと、我々庶民の鬱憤を代弁してくれておりました。

ちなみに、最近、目覚まし時計の調子が悪いことを思い出したので、敢えて旅先の非日常空間で日用品を買うというギャップを楽しむべく購入してしまいました。

したがって只今、ワタクシの寝起きは徳島のおっちゃんの思い出と共に訪れます。素晴らしきかな徳島、のディスカウントショップ。

さて、いよいよ徳島市内から鳴門のスタジアムを目指します。

といっても、ひたすら北上すると自動的に鳴門の競技場には到着する案配になってますので迷いません(カーナビ様に教えて頂きました)。

問題は、初めて来た競技場で、しかも夜だということ。もちろん事前に調べるなんて高等テクニックを持ち合わせているわけもなく、とにもかくにも駐車場らしき場所を探し回ります。

わけの分からないときはラーメン屋と同様、「前に倣え」なわけですね。イチかバチかで前の車に付いて行ったところ、奇跡的につつがなく駐車場まで辿り着くことができました。

んが、ここでワタクシの車庫入れ技術欠乏症が顔を覗かせます。普段、車庫入れ的なことをするのって、基本的にコンビニとか、ゾーンとゾーンの間の白線が細長いUみたいな感じで引いてあって、よっぽどのことがなければ、隣とゴッツンコしないような駐車場ばかりです。

しかし、ここの仮設感溢れる駐車場に、そんな気の利いた機能を期待するわけには参りません。一台でも多く車が止められるような、合理性の固まりのようなレイアウトになってます。

車社会の皆様方におきましては十分過ぎる空間的余裕があるのでしょうが、ペーパードライバーであり、かつ右脳の出来が残念なワタクシにとっては、まさに、正念場でございました。

慎重にも慎重を重ねて車庫入れに邁進しました。後続の地元ドライバーの皆様は、愛想を尽かすように、こっちが死にそうになって切り返し切り返し、ローリンローリンしている隙を縫って、奥に進んでいきます。こうなってしまいますと、「「わ」ナンバーなんだから許してね」って祈るしかありません。

とにもかくにも、一般ドライバーが4.3秒くらいで済ます作業を4分30秒くらいかけて完了させ、スタジアムまで歩き出します。1日で使いうる集中力の全てをここで使い切ったといって過言でないでしょう。

もはや、サッカーを丁寧に見るなんて余力なんて残されておりません。そんなこんなで、旅の醍醐味を存分に味わえた一日でございました。