イニエスタのいない中盤ですが〜湘南vs神戸(4/17)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□アツ、三浦アツ

ダ・ゾーン体制になって、とりあえずキックオフは「04分」ではなく「00分」になった印象がありますけど、合ってます? そのダ・ゾーン、温情でテレビ放映権まではちょっかいを出さず、週1くらいでNHKが地上波なりBSなりで放映する。ってな中で続けざまにベルマーレの試合を見ましたが、なんだかWBへの依存度がものすごく高いサッカーをやってません? 本日は実地検分です。

他方の神戸ですけど、シーズンが改まってからというもの、アツ、三浦アツが確変しているような。成績、期待値より高いっすよね。少なくともワタクシの予測値よりはだいぶ高い。ほぼ日本人、外国籍選手は出たとして時々サンペールが出るくらいの陣容なのですが、皮肉なものというか、ビッグネームの難しさというか。ビッグネームが故障している時の方がチームの調子が良いというのは、Jリーグ創世記にはしばしば見かけた光景だったりします。

 

小倉隆史vsセブンイレブン

すっかり湘南では大橋がレギュラーを確保しましたね。背番号17のストライカーって、それだけで萌える(最近“萌える”って、あんま使わなくなりましたね)。だって、背番号17のストライカーといえば、四中工、つまり小倉隆史じゃないですか。興奮しない理由を探す方が困難ってもんです。

アウェイの神戸については両SBに注目。右(途中から左)に井上潮音、イケメンです。育成年代も含めてヴェルディ時代は、ベレーザの女子選手たちにキャーキャー言われたきたとかなんとか、Jリーグ男前ランキング上位の常連。で、逆サイドは初瀨亮。こちらはイケメンかイケメンでないかはさておき、いろいろあってリア充であることは確定しております。ちなみに神戸のツートップは郷家友太(7)と古橋(11)。完全なるセブンイレブンですね。

 

スコアレスドロー

スタイルは、湘南は思い切ったロングパスを両WBに出して、そこからダイナミックに折り返していく。大きな展開が特徴です。逆に神戸は短いグランダーのパスを丁寧に出し入れしながら、ヌルヌルとボールを前に運んでいく、日本人向きスタイル。変にヨーロッパにかぶれないのが良い。ともあれスコアは動かない。後半に入っても動かない。そこで神戸は秘密兵器アエブマシカを投入。それでもスコアは動かない。

前半は比較的ベルマーレのペースだったのですが、時間の経過とともにヴィッセルの押し込む時間が長くなりましたが、ベルマーレベルマーレで散発的ながら精度の高いクロスを放り込む。緊張感のある攻防の中、湘南は町野、神戸はアエブマシカがそれぞれ決定機を迎えましたが、ゴールネットを揺らせないままタイムアップ。ペナ内でも冷静さを失わず、我慢強く対応し続けた湘南守備陣の奮闘ぶりが目立った一戦となりました。

 

□中盤対決

この試合の見所としては両チームのボランチ対決でしたかね。神戸はWボランチ。その片方は大黒柱ともいえる山口蛍で、本当にこの選手の「残念!そこは山口蛍‼」感は凄い。守備でも攻撃でも、ボールに絡み続ける。そして、どうにかする。見事です。今ひとつ使い勝手が難しかったサンペールとの相性も良いですね。アンカーとか3バック中央とか、最適ポジションの模索が続いたサンペールですけど、最適解は「山口蛍の相方」というところに落ち着いたらしい。

湘南の中盤はアンカー+2ISH。アンカーの田中聡はスペースを埋めるのにいっぱいいっぱいという時間もありましたけど、ドゥエルではガツンといけるところがとても良い。回数は多くなかったとはいえ、状況が整えば低弾道のレーザービームパスも出せますし、三幸を差し置いているだけのことはありますね。それからISHですけど、今シーズンの浮島監督は何故か古林をこのポジションで重用してますけど、クロッサーを増やしたいってことかしら?

 

ヴィッセルの未来予想図

なんだか、随分と雰囲気が変わりましたね、ヴィッセル。つい最近まではポルディとかビジャとか、「いよっ! さすがはブランド好きの三木谷さん‼」って感じでしたが、地味というか、質実剛健というか。ともあれ、いくらポルディとかビジャが高給取りだったとはいえ、イニエスタへの投資は、それよりさらに一桁違ったりする。で、今後もイニエスタ級の補強がされるかというと少し微妙かな、というのが個人的見解です。

だいぶ昔の情報ですけど、楽天本体(オンラインのショッピングモール事業)って、海外進出したは良いものの、なかなか苦戦しているとかいないとか。その中で唯一スペインだけは健闘しているみたいな話を聞いた記憶があります。つまり、楽天本体にとってヨーロッパ戦線最後の砦であるスペインを制するために、事業の宣伝広告100%でイニエスタを取ったと思うのです。「Rakuten」という響きをスペイン人の耳に少しでも残すために。こういうのは、一点豪華主義というか、「スペイン人なら誰でも知ってる」レベルの国民的認知度が求められる。そこに適合して、かつ、「日本に行って良いよ」っていう選手が見つかるまで、次の大型投資はないのかな、なんて思ったりするところです。