初めて石丸さんの偉大さを実感したよ〜東京Vvs山形(3/7)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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□どちらも実態的強さがわからない

東京V、好調なスタートを切りましたね。前節が終わった時点で首位だったんですかね?2位とかかな? ……1試合終わっただけの時点でのお話ですが。東京Vは、監督が永井さんになってから、「number」だったか「スポルティーバ」だったか忘れましたが、ネット上に転がっている記事が提灯記事ばかりで、等身大の評価がどうにも見えづらかったりします。

対する山形は本来なら昇格の本命視されてもおかしくない。元J1クラブで、監督さんも実績のある石丸さん。去年は7位とはいえ、尻上がりっぽく成績が上っり、たまに下がったりしていった。にもかかわらず、なぜかダークホース扱い。前の社長さんが新スタジアムの夢にほだされて自治体と対立して、現在はどうなってるか存じ上げませんが、当時はその諍いの結果としてサッカー興行の現場における叩き上げでない人が社長になったんで、「どこまで本気なの?」ってところが伝わりづらく、大本命って感じにはしづらいのかもしれません。

 

□トリッキーとオーソドックス

東京Vはこれまでとは少し違った可変でしたでしょうか。スタートポジションは例によって433だったのでしょうが、攻撃では中盤ダイヤの343になります。その変形がトリッキー。まず左脇IHの加藤が両CBの左脇に落ちる。アンカーの山本と右IHの佐藤はそのまま。左WGの梶川が左IH(菱形の左)で、CFの阿野がダイヤの頂点。右WGの小池がCFにスライドして、両SBがWGになります。

対する山形はストッキング?ソックス?が肌色なものだから、遠目からだとレガースもせずにソックスを落としているように見える。「揃いも揃って、往年の故・奥大介氏か⁈」と。システムはヴェルディとは真逆で、ごくごくオーソドックスな442。Wボランチのセカンドボール回収とクサビが入ってからの攻撃のフォローアップが圧巻でした。

 

□山形の完勝劇

試合はキックオフ直後だけは東京Vが攻め込みますが、中原のコーナーからヴィニシウスが決めた山形の先制点以降は、パタッと東京Vの攻撃が繋がらなくなる。ほぼ一方的に山形が押し込み続ける展開となりましたが、馬場を中心とした守備陣の気合のディフェンスで前半を最小失点で凌ぎます。ただ、守備陣の個での奮闘が目立つというのは、守備組織崩壊の一歩手前ということですから、危険な兆候でもありました。

ということで後半は選手を入れ替えながら微修正。攻撃時は325(馬場・加藤・若狭ー福村・山本ー小池・梶川・阿野・佐藤・山下)で守備時は442というスタイルに。さらにCFに佐藤凌が入ると幾分ヴェルディも盛り返しましたが、スコアを動かしたのは山形。カウンターから抜け出した南の個人技で相手守備陣を翻弄すると、最後は再びヴィニシウスが決めて勝負あり。その後は山形がしっかりと逃げ切りました

 

□石丸イズム

それにしても、この試合だけかもしれませんが、山形が強かった。ホントにシンプルな442だったんですけどね。例えばボランチがCBの間に落ちて3バック化したりすることもない。SBがスライドした3バックはちょいちょいありましたけど、SBがインナーラップして5レーンを作るみたいなこともない。それでも攻撃が出来るのは、ポジティブトランジションからの縦パスがバシバシと通るから。クサビのコースを作る動きが上質だったということでしょう。

守備は守備で固い。ゾーンディフェンスが乱れない。永井さんとかがやっている可変サッカーって、突き詰めれば442のゾーンディフェンスをうち破るための試行錯誤だと思うのですが、442のゾーンディフェンスを突き破るためのサッカーを、442のゾーンディフェンスが受け止め切ったのだから大したものです。要するに、何の変哲も無いのに最上級な442なのですよ。教科書に忠実な凡事徹底。凡事徹底といっても極上の凡事徹底というのが、石丸イズムの真髄なのかな、と感じた次第でございます。

 

ジャクソンホール

先週も味スタで東京V観戦だったのですが、ってことを実家が調布の知り合いに言ったら、「是非、行ってみて!」と言われたので、「ジャクソンホール」というビールバー的なところに立ち寄ってみた。以前から存在は知ってて気にはなっていたのですが、店のノリとして入口付近が混雑するらしく、「入れないのかな?」と逡巡していたところなので、この機会に行ってみた。奥の席は空いていた。

スタンディングということもあってか、安いんですよ。何が安いかというと、自家醸造ビールが安い。ちょいと気の利いたクラフトビールバーって、パイントで1500円とかするじゃないですか。ここはLサイズ(430ml)が700円くらい。そりゃもうご機嫌ですよ。おつまみも安い。生ハムの量も多い。ちょい飲みには最適なんじゃないでしょうか。例えばコロナ明けに友人と味スタで19時キックオフを見に来たら、ここで21時30分から1時間くらい飲んで、解散後に最寄り駅で降りた後、一人でラーメン屋に入る、みたいな幸せマックスな光景が目に浮かぶようです。